坂井 秀和(さかい ひでかず)さん@ラフィネ 丸の内オアゾ店 2015年11月13日

ラフィネ丸の内オアゾ店のグランドマスター坂井秀和さんの施術を受けてきました。 

坂井さんの印象をふたことで言うと、「真面目」と「素直」です。きっと同じ店舗の人や坂井さんをよく知ってる人からしたら、「そんなの嘘だよ」と否定されるかもしれないけれど、大事なのは、それが正しいかどうかじゃなくて、初来店のお客様に対して、そういう印象をしっかり与えられるということ。それって、すごく重要。言い方に語弊があるかもしれないけど、心地よく騙してくれたら、それでいいんです。まあ、オレはそれが真実の姿だと信じてるけど。

どうしてそういう印象を受けたか、少しお話します。 

まず「真面目」の方。我が社でグランドマスター(トップランクの人)になるためには、社長直々の指導に沿う必要があるわけですが、坂井さんは、この教えにそれはそれは忠実にやっています。しかも、一番最初に研修で教わった通りにもやっていて、さらにトップになるために、社長に教わった通りにもやっているとなると、当然その二つの間にはすんごい距離があるので、なんとかその距離を自分の中で消化して、一体化させて施術を完成させているのです。すごいよね。「一体化」させる。サラッと言ったけど、簡単なことじゃない。

初期研修の一部を否定、あるいは社長の一部を否定するのは、簡単。でも、どっちも否定しない。どっちも残す。というか、今まで影響を受けてきたアドバイスのすべてを残して、生かしている。もちろん、セラピストはみんな、ある程度そうなんだけど、大体「これは違うよな」「これはないよな」って切っていくと思うんです。坂井さんは、全部を残してる。そんな気がする。 

だって、施術が終わった後、ランクが下の僕が偉そうにアドバイスめいた感想を伝えたら、嫌な顔一つせず、なんと3回もその内容を念を押して、確認して、修正しようとしてくれたんです。こんな向上心のある人、誰でも好きになっちゃうよ!

しかもアドバイスって、もらった直後は気を付けるけど、徐々にやっぱ揺らいできますよね、日が経つにつれ。「なんか、やっぱ違うかも」って。でも、坂井さんは、ずっとそれを守ってる気がする。それはすごく伝わってきます。だから、こっちも絶対間違ったことは言えないな、という気になる。

次に、「素直」。相手への共感力が半端ない。相槌を打ったり、お客さんに「私は本当に面白い話ができる人なんだ」という優越感に浸らせる能力が異常に高い。そんなの、接客業の誰でもやってることじゃん、と思うかもしれませんが、坂井さんの場合はもう一段回高いレベルで実践している。やたらと分析的な物言いになるけど、ごめん、これは大事なことなので書かせて下さい。 

相手の発言に強く共感「そうそうそう!」→

さらに褒める「いやあ、長谷川さん、ホント面白いですね」→

気分がよくなったお客さんがさらに話を膨らます→

坂井さんが(どんな話題であろうと)爆笑する

という4連コンボまでが会話のワンセットになっているんです。

わかります? このすごさ! で、こういう風に書くと、きっと坂井さんは「それは長谷川さんが本当に面白い人だからですよ」と言ってくれると思います。

でも違う。

そうじゃないんだ。

そこは騙されないぞ(笑)。 

すごいのは坂井さんの共感力の方。そしてこのリアクションに無理がない。自然にその共感のリアクションができる。オレにはできんなあ。

仮に話が合わない相手だとしても、少なくとも相手の考え方に極力に寄り添おうとする、というタイプだろうなあという気はします。ホント、いい奴なんだなあ。

念のために申し添えると、技術的な面でも申し分ない心地よさを提供してくれます。まず大きな手の暖かさ。背中の圧迫の安定感、ふくらはぎの拇指揉捏と把握揉捏、腰の志室の正確性、臀部の大腿筋膜張筋、リフレの指先のミルキングの安定感と強弱の絶妙さ、むくみをとらえる精密な感度……と枚挙にいとまがありません。 

とにかくいい人感があふれ出ているし、しかも、ただいい人なだけなわけじゃなくて、胸の内には熱いものがある。職場のすぐ隣にある丸善でしょっちゅう本も買って研鑽を積んでいます(余談だけど、坂井さんと東谷さんが、オレと同じ市野さんのリフレ本を買っていたとはビックリだ……。なんかすげー嬉しい)。

ぜひ、みなさんもボディワークのグランドマスターラフィ男、第2号の坂井さんの施術を受けに行ってみてください。何かがつかめるはずです。 

坂井さん、今度呑もうね! そして漫画の話、たくさんしよう!


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