高田世莉菜という怪物 ②

前回までのあらすじ

・リアポ2019にてモデルの賞を設立すると決めた後

高田さんが松永さんとの熱い作品を送ってくると想像していたHASEO

だがしかし・・・

そのような考えで行動を読める高田さんでは無いとHASEOは気づくのだった・・・


さて、本題

松永&高田コンビでリベンジ撮影と安易な予想をしていた私

しかし

彼女は、その程度では無かった。。。


それはリアポ前のイタリア展

彼女は私に高らかに宣言したのです・・

私、今回の展示、四人のカメラマンにお願いしたんです!

そしてそれぞれ四人は私が厳選して選びました

このタイプはこれ、このタイプはこれと

それぞれタイプの違う四人に依頼をし、

それぞれが賞を取れるように狙ってきているんです!!

と熱く語るのです。

しかもりアポに出るということに関してのギャラも受け取ってない

だから絶対賞を取るようにやりましょうということで集めてきました!


ん?


んんんん?


まじっすか?


ぶっちゃけ度肝を抜かれました。

何なんだこの人は???

私は彼女を甘く見てみました

ただの情熱的なパワーのあるモデル、

熱意のあるモデル

そんなもので測れる彼女ではなかったのです


そう彼女はただの勢いに任せたモデルではなく

まるで諸葛孔明のような知謀を含めた戦略家でもあったのです

そしてモデルとしてのギャラも受け取らず、今回は賞にかけるといった意気込み・・・

そうプロ選手が並いる中で

まるでオリンピック選手のような潔さを持って

リアルポートレートをオリンピックの会場に変えたのです


私は彼女の決意に体の震えが止まりませんでした

やべぇ。。。(震)

俺の前に孔明がいる。。。

しかも腕力呂布の孔明。。。

私の頭の中にはそんな言葉が思い浮かんだのです。

そこまでの情熱をかけてくれる人が過去にいただろうか?

そんなことも思いつつ

リアポ開催後に、

彼女の関わる作品を拝見させていただきました。

そこでも衝撃です

今までとは全く違う作品達

あの松永さんとの作品も私はもっとハードな激しい動きのあるものだと思い込んでいました

それが一転して可愛い作品を投入してくる

そしてそれぞれ四人のカメラマンのアプローチは違い、またどっちが主役かわからないくらいネームを大きくしてる展示もありました。

孔明はここでもかあらゆる戦略を駆使し、そしてチーム世莉奈として素晴らしい展示を見せてくれたのです。

驚くべきはツキノカホさんという

本来であればリアルポートレートに作品を出すとかそういったことをしないような方までも引っ張り出し、高田世莉奈ワールドに染めた作品を出してきたのです

人を動かすことに関して

彼女の政治力は並の政治家ではとても追いつけないほどの凄まじい政治力を持っていると言えるでしょう

しかし。。。

リアルポートレート人気投票

正直いって名古屋以外の人は不利です

毎日在廊したり、

また出展者が在廊をすることによって参加者に説明をして

作品の理解度を高める、

参加者の方々が投票してもらうというシステムである以上、

名古屋で開催すれば名古屋の人が当然多くなります

どう考えても関西出身の高田さんには不利な状況です

人気投票に関してはやはり名古屋の人が有利となっていました

そして今回は打ち上げ会場の都合で地方から関西からのお客様が最も見込まれる日曜日は投票日に入っていません。

土曜日の17時までで投票は終了してしまうのです


そんな高田さんは不利な中、これは今回ちょっと難しいかな

そんな風に考えていました

実際、票の離れ方もそれぐらい離れていました

しかし。。。。


彼女は来ました(ゴジラのテーマに乗って 脳内変換)


彼女は

なんと1日早く現れました

通常であったら

休みの日の土曜日に現れるものを

前日の金曜の朝10時に並び、開場と共に飛び込み、

そして誰もいない平日の朝、30分間

人が来るのを待ち

来場者が来れば、一生懸命作品のアピールをしていたのです。

彼女はリアルポートレート会場に張り付き

それぞれの出展者の作品を熱く語りながらお客さんと話していました

時にはうざがられ、時には迷惑がられ、

だがしかし

時には彼女の熱い会話を立ち止まって

彼女や作家を知らなかった方々も

いつの間にか彼女の魅力に惹かれていったのが私には見えました

そして迎えた開票結果、

通常であればとても追いつけることなど不可能に見えたその差を見事詰めて3位入賞

高田世莉奈さんを撮影した作品は全て何らかの賞をとるという偉業を成し遂げました

これらは彼女の情熱とカメラマン達の意地と熱意故と思います

そんな彼女の姿を見て、滅多に人を褒めず、

モデルに関しては基本ディスることしかしない吉川ですら

本当の優勝は彼女ではないかと我々スタッフもそのように思えるほどの頑張りぶりでした

そんな声が高まり、特別賞として彼女にモデル賞の賞をお渡しいたしました。

彼女という人間は非常に情熱的で時には知略を用い

そしていろいろな感情をぶつけながらモデルを成し得ている

決してそれが計算高いのではない、

本当の彼女の姿は表彰式開始直後に号泣してしまった

彼女のあの姿あれが全てだと思うのです

一つのことに一生懸命になる

真剣になる

まるで小学生の子供のように純粋な気持ちでやれる


そんな大人はほとんどいないと思います


彼女のその真っ直ぐさにカメラマンの方々は惹かれるのでしょう

みんなの前で一生懸命泣きながら喋っていた彼女

彼女の姿を美しいと私は思ったのです

今回受賞が終わった後ほとんどのモデルさんは来なくなりました


そんな中、最終日まで会場にいて、そして作品のことを楽しくお客さんに説明する彼女の姿、


これが本当の人の心を動かすモデルだなと思った次第です

高田世莉奈という怪物そしてこの怪物(スーパースター)はきっと

今後のポートレートの世界においても

モデルの新しい世界を作っていくでしょう




リアルポートレート主催 HASEO

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