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やっと。

結局、自分がどこまでやりたいか。
な気がしてる。
なんにしても。

例えば、みんな、私ほどお菓子作りたくないでしょ?作りたかったとしても、私ほどストイックにやりたくはないと思うの(そもそも私は自分がストイックだとは思ってないし)多くのひとは。ね。
でも、お菓子作ったりごはん作ったりするのはやってみたい。
じゃあ、その着地点をどこにするのか。
が、大事じゃないかなぁと思う訳です。
その着地点は人それぞれであって、正解はなくて。ひとによって、何が好きなのか、何が苦手で、何がめんどうに感じるのか、どんな道具がおうちにあるのか、作業スペースとか、つくれる時間とか、作りたいもの、いろいろ違うでしょ。ぱぱっと作りたい!見た目は二の次!なら、そう言うレシピややり方があるし、自分の中のうつくしさを求めて作りたい、なら、それなりの努力が必要だし。残念ながら、皆さんが思っているよりお菓子は寛容じゃない。やればやっただけの答えがあるけど、やらなきゃやらない答えしかもらえないのです。割と容赦ないのがお菓子作り。
だから、その人がどこまでやりたいのか。
が大事だと思うんですよね。
それぞれにあった「お菓子作り」をすることが正解だと思うの。「正解」の内容に関しては何でもいい。ひとりひとり違うから。
でも、みんな、それがどこなのかが、どうやったら探せるのかが、分からないんだと思ってる。
だから、わたしはそのお手伝いが出来るお菓子教室や料理教室がしたいのだ。本当に個人個人に向き合った時間が過ごせる教室。
そんなニッチな教室、需要あるのか?って言われるかもしれないけど、多数決で多い方の教室は世の中にたくさんあるから。それはそれでいいの。あってくれて安心する。だからわたしは少ない方をやる。どこかには必要なひとがいるよ。少ないから、それが本当に必要なひとはきっと探してる。わたしはマイノリティをやめないよ。私のつよみは、つよいHSP。ひとも物事も本質を捉えがち。本当は何がしたいのか何が言いたいのか、どう思われたいのか見えがち。もちろん全部ではないけど、多くの人よりそれがつよい。本気で向き合っちゃうところ。それに、磨いた言葉。どの言葉がどんな印象を持ってて、その人にとってどんな風に伝わるかが分かる。そのひとにどの言葉を選んで、どう話したらわかりやすいのか考えられる。思考もそうだし、
物事も、整理整頓がひとより得意。すこしのアスペルガーもそう。自分がこだわりが強くて面倒だって自覚があるから、他の人もそう言うところが大なり小なりあるもんで、自分の普通がひとの普通じゃないことを知っている。他の人よりかは世の中よりかはいろんなことに寛容。だからたぶん、付き合えるよ。
誰しもが自分の本質を捉えられることが心地いいと思ってないのは分かっているから、私と話すことでもしかしたらしんどくなる人もいるかもね、と思っている。でも、事実を事実として捉えられることは大事だと思ってて、それの事実が良い悪いの判断はそのひとの心の捉え方。どちらでもない、と分かりながら事実を事実として捉えることは心のエネルギーを使うことかもしれないけど、必要だと思う。だから、その事実を受け止められる心をつくりたい。みんなそれぞれのご機嫌をつくってほしいから。食べることは偉大。食べたものでひとは出来ているから、食べることでひとは変わると思っている。
わたしはそんな「教室」がしたいのだ。
何言ってるか分からないかも…とは思う。

別に誰に来てもらってもいい。
大事なのは、わたしを信頼できるかどうかだよ。先生のこと信用できないとか、好きじゃないなら、教わっても身にならないから辞めた方がいい。義務教育でもなんでもないし。時間とお金は大事にした方がいい。
性別も年齢も職業もわたしは気にしないよ。
そもそもそう言うものでひとを見ていない。
同業のひとでも勿論かまわない。
エタレ教えてほしい、フォンサージュ上手くなりたい、クッキーのレシピ教えてほしい、レシピの見直し手伝ってほしい、これが上手くいかないから一緒に考えてほしい、私ができることならなんでも答えるし、何でもやる。お店で作ってた、あのレシピください。も全然どうぞ。です。習いに来てくれるなら、私に出来ることならなんでも。
ただ、持って帰ったレシピを私のレシピだと言うのだけは許さない。自分のレシピだと言ってください。わたしのお菓子はわたしが作るからわたしのお菓子なの。手が離れたら私のものではない。わたしの名前を名乗ることは許さない。そんなものは欲しくない。
わたしが望むのは、そのひとにとって満足できるレシピであって、そのひとが食べさせたいひとにとって満足なお菓子がつくれること。そのレシピが大切に扱われること。
自分が望むものにたどりつけるように、出来るだけお手伝いさせてください。

わたしのことが苦手なひとはたくさんいると思ってるから、苦手だなぁ…でもレシピはほしいなぁってひとは頑張って!としか言えませんよ。それが等価交換。
もう皆さま、わたしがどんな人間で、わたしのつくるものの味をよくご存じでしょう。

ほら。
10年看板掲げて来た意味がここにある。
と信じている。
伏線の回収はいちばんおいしいところよね。
ふふふ。

内容はない。
ひとりひとりに向き合った、
そのひとだけの正解が見つかるように。
食べることは絶対やらなきゃいけないこと。
それがすこしでも心地よくなれたら、
毎日が格段にご機嫌だよ。
それを見つけられる「教室」

日々のまにまに。
ご機嫌を見つけに。

#洋菓子hasegawa
その先のはなし。

容易く手に入れたものは、
容易く離れていってしまうもの。
金繕いの先生も仰ってる。
直すのにかけた時間が、その器の強度だと。
その言葉を信じてる。

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