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2020/12/12 浅岡雄也Extra Rare Bestリリース記念インターネットサイン会書き出し(曲へのコメントまとめ)

昨年11月4日に浅岡雄也さんのニューアルバムがリリースされたことに関連して、12月12日にインターネットサイン会が行われました。

動画はこちら↓↓↓1/23(土)の23:59まで見られます。


事前に指定されたサイトで購入した人に、リアルタイムに配信内でCDにサインをする。という企画だったのですが、購入時に送ったコメントも浅岡さんご本人が読み上げてくれるという予想以上にサービス満点のイベントで、とても楽しかったです。

とまあ、前置きはこのくらいにして、イベント中は、このアルバムの音源が後ろで流れていたわけですが、それにあわせて浅岡さんが色々と曲についてのコメントをされていました。

曲を作った本人のコメントですから、このExtra Rare Bestを更に深く聴くきっかけになるんじゃないかと思ったので、その部分を書き出してみました。

この投稿を作るにあたり、2つのルールを設けています。
1つは、なるべく配信中の浅岡さんの言葉をそのままコピーしました。せっかくの本人の解説ですから、僕の言葉でむやみにまとめることなく、発せられた言葉に沿って書きました。原稿のない話し言葉を文章にしているので、動画でなければ意味がわかりづらい所もたまにありますが、その辺りも含めてお楽しみください(うまく聞こえなくて違う言葉をあてている場合もあります)。
もう1つは、表記の順番をCDの曲順にあわせました。そのため、イベント内で曲が流れたのと時系列が違っていますが、それぞれお手元にあるCDを聴く上でのお供になれればいいなという思いを込めての編集なので、ご了承ください。

文量的にかなりボリュームが多くなりましたが、まだCDを聴いたことのない方も、ぜひこの投稿を見て、浅岡さんの音楽に興味を持っていただけたら嬉しいです。

それでは、どうぞ。

【Re:start】
Re:start懐かしいねぇ

【突然~2020~】
この突然似てますよねすごく。95年のバージョンに。

【これから】
あ、そう言えばこれ今かかっている、「これから」、カラオケ入ったんですよね?
えっと、第一興商系?ですよね、第一興商。みんな、第一興商で歌うように。

【翌檜】
翌檜好きな人多いよねー。これも、これ今回歌い直してないな。これは基本的に歌い直したのは確かキボウノネイロだけかな、あと新曲と。だけなんですけど、これ好きな人多いですよね。これね、でもねー、よく出来てる。歌詞がよく出来てる。はい。
(後半聴きながら)
この転調のところいいよね

【アシタガクルマデ アシタハクルカラ】
このリミックスもね、大分いいでしょう。
中野定博はまあ、知り合ってもう30年近く、20、20・・30年近いなぁ。ネットで知り合ったんですけども、やっと仕事を一緒にできました。
(僕たちはナンノタメ生まれ・・がかかっている)
ここのアレンジがね、いいのよ。今どきのアレンジです。

【森羅の渦】
今流れてきた、この、森羅の渦、これもミックスを全てやり直したんですけど、はぁ、これはね、もう、Karinさんの詞が来た瞬間からもうこれでいいやと。この詞は書けない。
これいつかやりたいですね、ライブでねー、これ入れてもいいかなぁ。ま、ライブどんな曲があってもいいかなと。
これでもね、地味なんだよな、この曲。んー、考えます。

たおやかって言葉知らなかった

森羅の渦はあれなんですよ、なーにを言っているかわかんないんだけど、なんか雰囲気でなんか良いこと言ってる感じがすごいするんですよね。なんか、妙に励まされるというか。

あ、ちなみにこの曲は、すごいミックスやったなぁ。これテイク12くらいまでやったなぁ。どうもこの和の感じにどうしてもならなくて。小林さんに「すいませんもうちょっとこれこうしたいんですけど」みたいな話をさんざんしましたね。

【モドレナイダケナンダ】 
I'm alone、モドレナイダケナンダ。
これはスタジオでの一発録りですね確か。・・なんか河口湖の方に行ったような気がするなぁ。あぁ、もう、どんどん忘れていくなぁ。

ちなみにこれはドラムのピッチを下げています。
ドラムは、あれ、これ入ってるよね?cherryさんのドラムが多分入ってると思うんですけれども
・・あ、入ってねぇか。いや、入ってる、入ってる。入ってるはず。

【鐘の音】
鐘の音、これはほんとに前に言ったかもしれないですけど、あのー、エンジニアの小林さんは、えー基本的にディズニーランドとかディズニーシーのミックスを
やってる方なんで、ディズニーランドよく行くみたいで、で、そん時にちょっとディズニーの鐘の音をサンプリングしたよって言ってらして、入れてあります。

一応鐘の音っていうとクリスマスらしいですけど、今年はクリスマス中止の噂が、ないないないない、そんなことはないないないない笑

【桜色】
これリリースしたのいつだっけ、桜色。俺これもっと売れると思ったんですよねぇ。笑
これいい曲ですよねぇ~。これでも、あれ、サブスク出したら、なんか、当たらないかな、これ。なんかTikTokとかにサビだけ使ってもらうとかねー。そういうバズり方しないとダメなんでしょうねぇ。
ここのねぇ、ちょっと、聴いてください、ここのBメロ。・・次のコード!(Bメロ三小節目)これ、これ!ちょっと自分で天才と思ったんですよね。フフフフフ。でもそれ大事じゃないすか。そこにマイナーセブンフラットファイブ(m7(-5))持ってくるか!みたいなところで。
あと、ここ!(サビ前B♭dim7→A)ここのコードもすっごいこだわったんだよなぁ。。あー、いい曲だなこれ。あ、すいません。

桜色ねー、バースデーライブでやるにはちょっと早いんだよねー。

【Show must go on】
ああこれ、openingっぽいけどendingっぽくもあるなぁ。

こういうブラスが入ってる曲をやるのはほんと僕珍しくて、ブラスってほとんど使わないんですけど、珍しくこのフレーズから思い付いて作ったような気がしています。

あれ作ったときは大分ねぇ、オレすごいもの作っちゃったなぁと思ったけど、ま、基本的に全部気を抜いてないので、毎回ヘロヘロになります。

【あの日の少年】
このあの日の少年、カップリングだったんで、あんまり知らない人が多かったみたいなんで、入れましたけども、結構いい歌ですね。
これ珍しく、少年時代の野球少年が大きくなった時の歌を歌ってますけどね、ことをね、はい。野球の試合になぞって、はい。こういうパターンの詞はあまりないもんね。

【オレンジ】
オレンジのソロ、ギターソロ、ちゃんと、変わってるんですよ。気付いた?

【泡沫】
この泡沫めちゃめちゃ好きなんですけどねぇ。
こういう暗いよくわからない曲が好きなんです。

【らびゅう】
今かかっているらびゅうなんですけれども、あのぉこれはMix変わって非常に良くなりましたね。当時も、まあ詰め込んで結構良い
Mixでしたけども、今回また音源はほとんど何も手を加えずにMixだけやり直したんですけども、相当良くなったと思います。

(2番の後、本当は正しい正しくない・・がかかっている)ここ、ここ好きなの、ここ、ここ。ここのフレーズすごい好きで。はい。
(間奏を聴きながら)
このギターソロも、なかなかいいっすよね、はい。

【if】
これ、島野聡先生にお願いしたんですけども、あのー、これ原曲は1stアルバムで安部潤君がアレンジしてくれてますけどね、これ
のねぇ、島野さんバージョンをどうしても聴きたいと思ったわけですよ、僕は。
で、島野さんに歌だけ送って第1稿からこんな感じで来たんですけど、もう、天才。ありがとうございます。
みんなこれ驚いてるよね、ifね。で、これ歌変えてないんですよ、2003年と全く同じもので、歌い直そうとしたんですけど、歌い直さなかったし、もう島野さんに歌を送ったときに、「浅岡さん、どんだけフェーダーで音量を下げても歌が前に来るから困る」って言われて、すごい良いことなんですけど、で、まあ、「コーラスも全部外してもう歌だけで持っちゃうんで大丈夫です」って言ってこれを全部、ギターを伊藤ハルトシ君にお願いして、で、そこのチェロとかもヴィオラとか全部入れてもらって、これはもうすごく、良くなりました。

【キボウノネイロ】
あぁ、これね。(しばらく聴いてから)、あぁ、これ一番最後の方にミックスしたなぁ。歌い直そうかすごい迷った。

あ、これ自分でミックスしてるわそういや、キボウノネイロ。あの、エンジニア小林さんに色々アドバイスをもらいつつ、ピアノと歌の関係がとても難しかったんですけども、最終的にこれは素晴らしいミックスだというお墨付きをいただいたので。
あとこれなんだっけなぁ。あぁ、これストリングス全部やり直してんのか、これ。
その、2004年か5年くらいに作ったコンピューターのストリングス音源と今の音源、全然レベルが違うので、新しいのを買ってそれを試したくてそれで作った笑
このタイプの曲ってあんまりないんですよねー。

この曲は終わったと見せかけて終わらないところが良いところです。

【キミガセカイヲカエテユク】
これーはーもう、作ったのは90・・3年とか、サビだけとか作ってあって、viewでやろうかなと思ったんだけど、いや、これはいつか来るソロのためにとっておこうと思った気もするなぁ。
確か、ウタハトビラヲアケテユクのサビは、ドキッの時に一緒に作った気がする
けれど、これは、なんかとっといた気がします。

【Life goes on~2020~】
このLife goes on uyax version 2020バージョンですかね、これドラム全部やり直しましたね、あとベースも全部差し替えて、歌い直しはしてないです。
あとギターを、えー、元にあったものから馬場君にデスメタルのギター入れてってめちゃめちゃなことを無茶ぶりして、元のギターと馬場さんの新しいソロと、音、混じっております。
で、ドラムは今回全部これ、バスドラ、スネアとか全部実機使いました。TR-909、ちゃんとEDM用の実機使って、スネアをTR-808というのを使って、それでもうほん
とどうでもいいこだわりをいっぱいやってるんですよ。でもこれ相当EDMに寄せたら大分かっこ良くなったんで、いっぱい聴いてください。
グランセイザー。あ、そうだ!グランセイザーの本が出るとか言ってたな。

ちなみにこのLife Goes Onの最後のアウトロの一番ギター消えるところのギターのエディット僕がやってるんですけども、切り刻んで、ガシガシしてるところ、
ここーをね、ずっとみんな聴いてください。
(曲の終わりを聞いて)この辺に決めるのに3日くらい悩みましたからね。

【コトノハ】
えー、今回のこのExtraRareBestで歌い直してる曲というのは新曲以外はこのコトノハだけですね。このアルバムの中で。そう。
これなんで歌い直したかというと
単純にデータが壊れていて歌のデータが全部なくなっていました。
でこれは、この当時というのは、アルバムタイトル曲は自分で作詞作曲ミックスアレンジ全部やるってのを決めていて、でちょうどそのウタノチカラとかその当時のデータとかきちっと残っていたんですけども、まあ、色々Pro Toolsの仕様が変わって再生
ができないとか色々あったんですけども、この曲だけどうしても歌がサルベージできなくて、じゃあ歌えばいいやっつって、あのー、本格的なマイクですごいちゃんとして歌ったんですけど、そうしたら良くなくて、どーでもいいマイクを適当にセッティングして歌ったら、すごい良かったんで、これは歌とか、あの、テイク一発録りぐらいだと思います。
頭からケツまできちんと歌って、直さない。という、うーん、そんなことをやったのが、これですね。あー、よくできてる。あっ、聴き入っちゃった笑

でも、これ、意外とこの曲ピアノが田辺トシノでピアノのリードソロ、エレピのソロは安部潤だったりして、で、ベースがセキタ君かなぁ。まあ、クレジット書いてあるんで見てください。はい。

(2番の後)
これね、安部潤のピアノソロ。音は変えたけどこのソロいいんですよ。これは一生懸命、いっぱい聴いてください。

(曲の終盤で)
お、転調するのか。転調した!
これ弾き語りでよくやることが多いんですけども、転調しないのは転調するとギターが間違えるからです!笑
あそこ、ポジションが1個ずれると、「ア゛ッ」となっちゃうから、転調しないんです笑

でコトノハ、ケツの方にちゃんとなんかスタジオを音を閉める音を入れてあるんですけれども。Dear old daysと被るようにと思って。

(YouTubeのコメント)「リリース当時のコトノハと今回のコトノハを交互に聴いて、今と昔の歌声を堪能するのが楽しい。」
あー、だからコトノハだけだよ、それができんの。あとは全部基本的に歌テイクは全部一緒なので。
そうだね、コトノハは最後アカペラで歌ったことありますね。2005年かぁ。

【永遠のメロディー】
(イントロ流れる)あ、これなんだっけ?・・あー、今回の新曲か!なんだっけ?って、まずいすね笑 
あー、、、これ最近の、若手なんですよね。若手にやっていただきましたねぇ。
若手は若手のやり方があるんですよね、アレンジの仕方が。そうそう。

今聞くとまだアメリカンだったなぁ、ギターが

(もう止まらないよ遥かなこの道を・・)あぁ、ここの詞好きだったなぁ。
あぁ~。。。。。あぁ、もう一度世界を始めよう、いいなぁ。

【ウタノチカラ】
このウタノチカラなんですけど、ピアノ吉野ユウヤ君にちょっと全部弾き直してもらったんですけども、最初にオーダー出したときに、これ、ファーストアルバ
ムの最後の曲だったじゃないですか。僕がピアノ弾いてるんですけど、この下手くそなピアノがだんだんプロの演奏家になっていく感じでやってくれって言ったら、そうやってしてくれたので、また天才発見ということでしたね。もう天才しかいないので、周りに。

ほんと、汚れた未来だと諦めない勇気をってのはすごくいいフレーズですね。
過去の足跡に希望探すより今から。。ほんと今からだね。

ウタノチカライベントは17年前か。ありがたい。

【アルバム全体について】
大分進化した感じで、・・進化というか、あの当時できなかったものを、今ならこうやるって形でやったんで、結構悔いなくできたと思っております。

まぁー、ベスト盤年に2枚出るってあまりないですよね。確かに。
おかげで抜け殻です。

こういうね、自分の脳内から始まった物がみんなんち(家?)に届いて、で、まあ、ありがたいって言われるのは、こちらこそありがたい。

実際これの選曲の時からずっと色々自分のをこう、聴き直してきて、もちろんやり直したいな~とかっていうものはたくさんあったんですけども、基本的には、あ、間違ったものをリリースしてきてないなってことがすごく多くて、あとは、一応この、自分が歳取ってもちゃんと聴けるものを作ろうと思ってたんで、20代で作ったもの・・30代で作ったものか。30代で作ったものを50代で聴いてもそんなに違和感がなかったので、そこはいいことかなと思っております。

以上です。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。お疲れさまでした。
実は、上記に加え、このイベントで読まれた全てのコメントと、それに対する浅岡さんのメッセージも書き出してまして、全部載せるとこの投稿の文量で、5~6回分の尺になりそうです。
動画の公開期間が終わると何も残らなくなってしまうので、内容を手元に残しておきたいと思い、作業をした次第です。
もし要望が多ければ(特に浅岡さんご本人から)、アップいたします。その際個人名等は伏せますので、その辺りはご安心を。

ということで、こちらの投稿についてはこれで終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

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