些細なことで何かが変わる可能性について
ある男が観光先でバスに乗っていた。
面白そうな場所を見つけたので降り、観光を楽しんだ後ホテルに戻ると、男が乗っていたバスが男の降りた後落石に遭い、乗客が全員死亡したというニュースが流れていた。
「あぁ、僕が降りなければ良かった」と男は思った。なぜ?
普通なら事故に遭う前にバスから降りられたのだから、ラッキーなはず。
でも、男はこう考えたのです。
自分が降りなければそのバスは停車することなく走り続け、事故が起きた時間にはその場所より先に進んでいたはずだから、事故は回避されただろうと。
実際に自分が乗っていた車が事故に遭ったら、この男のようなことを考える人はほとんどいないと思いますが、ちょっとニュアンスが違えど、同じような感覚を持つこと、ありませんか??
例えば自分の友人が転んで怪我をしたと聞いた。別に一緒にいたわけでも近くにいたわけでもないけれど、もし転ぶ前にLINEの1本でも入れていたら、その友人は立ち止まって、知らずのうちに危険を回避していたかもしれない。
同じように、冒頭の話の男のように、事故に遭った人に連絡を入れていたら、事故のタイミングには現場に足を向けなかったかもしれない。
たった1つの報せで全ての困難を避けられるほど人生は甘くないけど、何らかの形で自分が関わることで、もしかしたら救えたかもしれないなんて思ってしまう性分なのです。
ということで、この投稿を読んだ人が何か気付きを持ち、良い方向に行動が変わってくれるなんて素敵なことが起こればいいなぁと思っています。
では、また明日!
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