一生在宅で稼ぎ続けるために避けられない物は「数年間だけスキルを身につけるために外で働くこと」か「いつまで続けたら良いのか分からない一人での努力」だと分かった

つい先日のnoteと同様、今回も在宅で稼ぐことに関しての話。

先日は自分の力だけで在宅で稼ぐことは難しい、という話をしたが、では在宅と言っても会社に勤務するような形なら、在宅ワークも簡単にできるのでは?と思って調べたところ、それも狭き門だということが分かった。

例えばマイナビやリクナビのような新卒の就活生がよく利用するようなサイトであっても、2万件を超える企業の内、在宅勤務やリモートワークを認めている企業は100にも満たないらしい(とはいえ参考にした文献がコロナ禍以前の物なので、これに比べると現在は更に増えているとは思われるが)。更にここから未経験可の企業だけを選抜すると、受けられる企業の数は更に減少する。

何故新卒や未経験者が受けられる在宅の案件は少ないのか?と問われたらその答えは単純で、上司や先輩との密接なコミュニケーションが困難だからである。

それでは何故コミュニケーションが必要なのか?と問われたらその答えも簡単で、新卒や未経験者には業務に対応できるスキルが身についておらず、上司や先輩に逐一質問できる環境がないと業務に遅れが出てしまうからである。リモートワークでもコミュニケーションを取ることは出来るが、それでも対面のものよりはどこが分からないのか?を適切に伝えることが難しくなってしまうだろう。

結局どの手段を取っても、在宅で稼ぐための一番の大きな障壁としてスキルや経験不足が存在する、ということが明らかになってしまった。

働かないで不労所得を得ようとする(ブログやアフィリエイト、Youtubeなど)→お金になるもしくは視聴者(読者)の目を引くようなスキルや体験談が圧倒的に不足している→稼げないまま撤退

それならせめて会社に勤めないで業務委託やフリーランスで自分のペースで働けるようにする(プログラミングやwebデザインなど)→元手となるお金が不足しているため効率の良い勉強方法を取れず、勉強に時間がかかる→ある程度のレベルまで達することが出来たとしても社会人経験や実績、ポートフォリオが無いためにそれらを求められる大半の仕事に応募できない→稼げないまま撤退

極限まで妥協してせめて正社員や契約社員になったとしても在宅で働きたい→スキル不足で在宅で働くことを認められない→絶望

結局普通に出勤して会社勤めをすることが全ての場合において一番の安全策なのだろう。勿論スキルを身につけることもだが、普通に働いてお金を稼ぐこともまた在宅ワークをするための近道となる。元手となるお金がなければ、ブログやアフィリエイト、Youtubeで紹介するための商品を実際に使ってみて体験談を書くことも、プログラミングやWebデザインの勉強をするためにスクールを使うようなことも困難になってしまう。

では対人関係でトラウマがあったり、また長期間引きこもったりニートをしていたりでどうしても普通に会社に出勤することができない、もしくは就職できない人はどうすればいいのか?と考えてみた。

一つは、本当に誰の力も借りず自分だけで稼げるところまで努力を続けることだろう。ブログやアフィリエイトなら、一切体験談が書けなくても誰かが商品を買ってくれることを信じてとにかくWebマーケティングでSEOやSNSの対策を行って人を集める。プログラミングなら、社会人経験がある同業者にも負けないくらいの高いプログラミング技術を持っていることを高いレベルのWebサイトを自作で作ることにより証明する。勿論これもプログラミングスクールに通えるお金など無いので、出来る限り安価に勉強できるサービスなどを用いて独学で学習する。

上のように書けば簡単には聞こえるが、実際は非常に遠く果てしない道のりだろう。それだけの努力をするくらいなら、まだ外で働く苦痛の方がマシだと考える人が大多数だろう、と僕は思う。

ではタイトルの通りの「数年間だけスキルを身につけるために外で働くこと」か「いつまで続けたら良いのか分からない一人での努力」がどちらもできない人はどうすれば良いのか?と言われたら、それはもう引きこもりニートとして生きられるところまで生きるしかないだろう。

ちなみに外で働く必要もいつまでかかるか分からない一人の努力もいらない第三の道として、Webライターやデータ入力のようなスキルもいらない、しかも在宅で働ける仕事をすればいいのでは?と思う人も多いかもしれないが、実際にWebライターをやってみた身からすると、あれは単価が安すぎて到底本業にできるものではない。それこそそれらの仕事だけで喰っていこうとすれば、ブラック企業並みの激務が必須になるだろう。そんな生活をこの先10年以上も続けられる人がいるとは到底思えない(ましてや普通に働くことが出来ない人々であれば)。

...自分にも出来る仕事はないか、と思って就職や在宅ワークに関する有益な情報を集めているのに、出てくる情報は逆に現実の厳しさを教える物ばかりで、現実の無情さを感じる所存である。


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