『Divee! ダイビィ!』の実物が届きました
そんなわけで、『Divee! ダイビィ!』の実物が手元に届きましたので、その報告です。
いや~、感慨深い。
ハーベストバレー代表の刈谷は、前職で50点以上ボードゲームの開発・販売に関わらせていただきましたが、自社ブランド初の商品となると、また感慨が違いますね。
たくさんの方にお世話になって今ここにたどり着くことができましたので、感謝しかありません。
今回倉庫さんの方から、ランダムにピックアップしていただいた24個(1カートンぶん)をお送りいただき、それを検品しています。
中身はこんな感じ。
いや~、皆さんに実際に手に取っていただく日が待ち遠しいです。
なお、ここを読んでくださっている方の中には、「今日(2月10日)手元にあるなら、3月7日発売より早くできるのでは?」と思われる方もおいでかもしれません。
せっかくですので、発売日の決定についての考え方もいろいろ語ってみましょう。
当然のことですが、発売日を決定すると、その日に小売店さんに並ばなければなりません。そうすると、絶対確実な日に設定する必要があります。船が遅れたのでといった言い訳は……まま起こり得ますが(苦笑)、ない方がいいのは間違いありません。
さらに、小売店さんに並ぶ前に、問屋さんから小売店さんに注文書が回ります。「この商品、いくつ必要ですか?」という話ですね。小売店さんから返事があって、それで問屋さんからメーカーに情報が届き、メーカーは倉庫会社さんに出荷を依頼するわけです。
その注文書の受注期間を2週間程度取りたいわけですが、それもやはり、商品が届いてから行う方が上品です。商品が届いてないのに注文を取ると、さっき書いたような「船が遅れたので発売日が遅れます」というようなことが起こらないとも限らないわけで。
特に『Divee! ダイビィ!』はハーベストバレーとして最初の商品になりますので、どういったトラブルが起こるか、予想もつきません。実際今回、『Divee! ダイビィ!』はハーベストバレーが扱う最初の商品ということで、X線検査など、税関を抜ける際に一般のアイテムよりも重点的にチェックを受けたそうです。今回は意外とすぐ検査が終わったのでよかったですが、これも不測の事態が起こると何日ロスするか分かりませんでした。
そうしたチェックポイントを抜けてようやく手元に届いたわけですが、ここから検品を行います。箱や中身をチェックして、依頼通りに製造されているかを確認するわけですね。ここで問題が確認できたら、印刷所とやり取りを行うことになります。最悪刷り直しで、そうなると発売日を守ることは不可能ですね。
「2月中旬には手元に届きそうだ」というあたりが見えたので、上記を考慮して、3月7日の発売を決定したわけです。
なお、3月7日にしたのはほかにもいくつか理由があります。
まず、一般的に給料日は25日の方が多いはずです。であれば、商品の発売日は給料日前よりは給料日後の方がベターです。
次に、月末の発売日よりは月頭の発売日の方がベターです。これは小売店さんの都合です。小売店さんは大体、毎月の仕入金額が決まっています。ですので、月末に発売される商品よりは、月初めに発売される商品の方が注文しやすいのです。
最後に、わたしは発売日は木曜日がよいと考えています。と言いますのも、木曜日が発売日であれば、店頭でよく動いた際、即座に追加注文していただければ、金曜日に輸送の手続きをして土曜日に小売店さんに商品が届くからです。
これが金曜発売とかですと、予想以上に売れたとき、週末商品がなくて販売機会を逃す可能性が出てきます。
上記もろもろを計算して、今回3月7日の発売としたわけです。
もちろんほかの要素が入って、給料日前とかの発売日が設定されることもありますので、上記はあくまで原則的な考え方にすぎません。ケースバイケースになることの方が多いです。
ただ、このように発売日ひとつ見ても、テキトーに決まっているわけではないというお話でした。
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