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BGBE Japan に参加してきました

 気付くともうBGBE Japan(Board Game Business Expo Japan)が終わって1週間ということで、今週末には名古屋ボードゲーム楽市もあり、話題が切り替わっていくので、とにかく今日(3/30)中にレポートを上げないとマズいぞと思い、必死に書いています。なのでいつも以上にダラダラの乱文ですが、興味があれば斜め読みしながら読んでいただけますと幸いです。

 BGBE Japan って何だという話をすると、3/23~24にインテックス大阪にて開催された大規模ボードゲームイベントとなります。

https://www.bgbe-j.com/

 初開催にもかかわらず、ビジネス交流をうたう野心的なイベントで、そこにどれだけ需要があるのか、果たしてお客さんは集まるのかなど、正直不安視されていたと思うのですが(少なくともわたしは不安視していました)、ふたを開けてみると非常に盛況なイベントで、関西のボードゲームファンの底力を見た感がありました。
 そこは素直に嬉しかったですし、主催・運営の皆さんが素晴らしかったのだと思います。

 など総括してしまうとそういうことですが、とりあえず備忘録&今後イベントに出展する方への戒めとすべく、イベントの記憶をつれづれにつづっていこうと思います。

イベント前日

 イベントは3月23日(土)の11時からです。設営は朝8時からOKということで、22日から大阪に前日入りすることにします。
 事前準備ということをしないわたしは、22日の朝から荷造りをはじめ、昼過ぎに東京を発ち、余裕綽々で大阪に到着。ホテルの近くでお好み焼き屋を探し、ブラブラ歩いて機嫌よくお好み焼きをいただきます。旨い。
 ちなみに今回、TITANHEADS(チタンヘッズ)のカミバヤシさんが同行してくれるはずだったのですが、イベント直前に風邪をひいたということで不参加。華麗なソロ活です。
 しかしその夜、入場パスを忘れたことに気付きます。
 うーん。地獄。
 ただまあ、忘れたものは仕方がありません。くよくよしても仕方がないので寝ます。

イベント1日目

 そんなわけでイベント1日目の朝を迎えます。
 予報通りの雨。
 あれだけ「大阪のこの土日は雨だから客足はどうかな」などと思っていたにも関わらず、傘を持って来なかったことに気付きます。
 ただまあ、雨にも程度があるよね。
 そう思って、荷造りしてホテルから出ます。
「うん、あかんわ」
 ホテルに戻り、エントランスで売っていた傘を購入します。ホテルも商売上手ですなあ。

 そんな感じで、朝の8時半ごろに無事インテックス大阪に到着。
 勝手知ったるインテックス大阪。今回の会場である4号館に向かいます。
 都合のいいことに、入り口ですぐ責任者のHiroさんと出会います。
「すみません。出展者パスを忘れたんですが、どこで買えますかね」
 出展者入り口で追加のパスが購入できることを教えていただき、購入します。いやはや。

 ともあれ、自分のブースに向かいます。
 この時間、ほとんどの出展者はまだ会場に来ていません。まあ、一般出展なんて机一本なので、設営は30分もあれば完了しますからね。
 わたしも30分ほどで設営は終わります。
 なお、今回「ササガワ オリジナルワークス 展示 ディスプレイBIG 組立式傾斜かざり棚」というものを持って行ってディスプレイしたのですが、見栄えが良かったようで、複数の方にどこで買ったのかと聞かれました。
 そんなわけで、Amazonのページを掲載しておきます。

https://x.gd/1qnLF

 一番時間がかかったのは、これの組み立てですね。素材が紙なので、慎重に組み立てないとすぐ壊れてしまいそうだったので。
 売り物は『Divee! ダイビィ!』しかないので、ディスプレイに悩むこともありません。
 なお『Divee! ダイビィ!』は今回1カートン24個入りを4カートン、つまり96個を持ってきました。
 正直、来場者さんがどれだけ来るかも分からないので、どれだけ売れるかはまったく想像がつきません。
 まあ、少ないよりは余るくらいがいいだろうと思い、ちょっと強気に持ってきました。

 設営が終わったので、会場をブラブラ歩いて、面識のある方々に挨拶をしていきます。はっきり言って時間を持て余してしまい、3周くらい回ります。
 やがて10時くらいに隣のOKAZU Brand の林さんご夫妻が現れます。いや~、隣が知った人だとホッとしますね。

 しかし……会場がめちゃくちゃに寒い!
 そして土砂降り。
 出展者の皆さんとは「こりゃお客さんは来ないな」という話をして、自分の心に防波堤を築きます。

 やがて11時になり、ビジネスタイムが始まります。
 とはいえ、現状ハーベストバレーはワンオペ状態。どこにも行かず、ダラダラ過ごします。
 いちおうもう1人、大阪在住の友人ばんゆうくんがスタッフに来てくれることになっていたのですが、1週間ほど前に左腕を骨折してしまい、午前はリハビリで来れないとのこと。
 まあ、風邪も骨折も仕方がない。

 ビジネスタイム、積極的に立ち回っていた方もいたようですが、基本は挨拶回りの時間だったように感じます。出展者同士の歓談の場といいますか。
 まあ、ゲームマーケットとかでは出展者同士が挨拶する時間もないので、そういう意味ではよかったような気がします。
 ちなみに一度キッチンカーを冷やかしに行こうかと思ったのですが、あまりの雨の勢いに、近付くことを諦めたり。改めて、あんな天候の中、並んでいたお客さんには頭が下がります。

 そうこうしているうちに13時となり、ついに一般入場が開始されます。
 ここからは怒涛の展開と言いますか。
「え? こんなにお客さん来るの?」
 という流れで。
『Divee! ダイビィ!』も飛ぶように……というと言いすぎですが、まあそこそこの勢いで売れていきます。
 14時に現れたばんゆうくんは、15時に「ちょっと会場を回ってきます」と言ったきり16時半まで帰ってこなかったりもしましたが、まあ、それもまたよし。
 むしろ『Divee! ダイビィ!』が売れすぎて、明日の在庫が心配な方が問題です。後半は呼び込みをセーブしていたのですが、結局2日目の分は19個しか残らない状況でイベントは終了。

 イベント終了後は撤収作業ですが、明日もあるので大した作業はありません。
 振り返ってみれば、このとき在庫をきちんと調べていなかったのが不思議でなりませんが、まあ、しなかったものは仕方がありません。
 18時に会場を出てダラダラ時間をつぶしたのち、19時から交流パーティ的なものに参加します。
 ただ、参加しておいてなんですが、あまり知らない人と積極的に交流するタイプでもないので、知り合いと集まってフツーにおしゃべりを楽しみます。『ナナ(TORIO)』のみやのさん、『そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ』のじゅんやさん、ありがとうございました。
 パーティの後、ドロッセルマイヤーズの渡辺さんから「二軒目行きましょう」とお誘いいただいたので、喜んでばんゆうくんの車で梅田に向かい、みやのさん、ばんゆうくんと4人で楽しく飲んで解散。
 この時点で完全に「いや~、いいイベントだった!」というムードになっていたんですが、恐ろしいことに今回は2日目があります。

イベント2日目

 機嫌よくホテルで目覚めますが、この日も雨です。
 この日は設営もないので、早く行く必要もないのですが、ホテルでやることもないので、9時半ごろに会場に到着します。
 やることがないので、また会場をうろうろ回って、知り合いと挨拶っしたり、ダベったりします。会話はだいたい「いや~、昨日あんなにお客さんが来ると思わなかったね~」というもの。

 なお、1日目と2日目ですが、ゲームマーケットでも1日目の方が圧倒的にお客さんは多いです。理由はやはり、購入意欲が強い人は売り切れを恐れますので、どうしても1日目に足を運ぶということだと思います。
 そんなわけで、BGBE Japanも2日目はあまりお客さんが来ないことが予想されます。
 ですが、2日目も予想を上回るお客さんが会場に来られます。

『Divee! ダイビィ!』も機嫌よく売れ、14時半には19個が売れ、完売します。
 そのあとは「完売」看板を作って、会場をブラブラします。
 ただ、こんなに会場をグルグル回ったのに、買おうと思っていたBrain Brain Gamesさんの『トックリテイキング』を見つけることができず。やっぱ事前に調べないとダメですね。春ゲムマでリベンジしたいと思います。

 完売をいいことに、ブースでタンサン朝戸さんと仕事の打ち合わせをするなどして(ゼロ歳の娘さんの愛想のいいこと!)まったり過ごしつつ、16時くらいから撤収準備を始めます。
 ここで今回最大のサプライズ。
 空いたと思っていた段ボールから、『Divee! ダイビィ!』の在庫が16個出てきます。
「Why?」
 プチパニック。
 仕方がないので完売の札を外し、再度商品をディスプレイに並べます。
 ただ、もうイベント終了1時間を切った段階で、お客さんもさすがにまばらな状態。見かねたOKAZUさんが1個購入してくださる優しさに支えられたりしながら(もう一方の隣の渡成さんはその前に買ってくださっていた。ありがとうございます)、それでも6個売れます。ありがたい。
 そんなわけで完売は逃してしまいましたが(笑)、プレゼントで渡したものを除いて会場で85個販売することができたので、これは想像以上の大健闘です。

 イベント終了後は、各所にご挨拶をしたのち、速やかに撤収。
 その足で奈良に行き、『モンスター・コレクションTCG』の加藤ヒロノリくん、杉浦武夫くん、『ソード・ワールド2.5』の北沢慶さんと深夜まで鳥山明さん、いのまたむつみさん、TARATOさんの思い出を語り合います。
 翌朝フラフラしながら京都に向かい、なんとか帰宅して無事のイベント終了と相成った次第です。

反省と総括

 そんなわけで、初出展ではさまざまな教訓を得ることができました。

・出展パスは忘れるな!
・お釣りは用意しろ!
・イベント用の財布(金庫)を用意しろ!
・お品書きを印刷しておけ!
・在庫チェックはしっかり行え!

 こんな感じでしょうか。どれも出展者さんの中では常識のはずで、ちょっと出展記を読めばこういうことは書いてあるんですけどね。実際に自分が味わわないとやらないというか……。
 あとまあBGBEを最大限に活かすには、やはり積極的にコミュニケーションを取りに行った方がいんだろうなと改めて思った次第です。次回出展することがあれば、そのあたりしっかり考えて参加したいと思います。

 次回。
 そう、イベント閉幕の際、次回の発表がされました。
 2025年1月18日(土)19日(日)に、インテックス大阪1号館で開催されるそうです。
 そんなわけで、ここからはBGBE Japanの感想です(ようやく……)。

 正直、想像よりたくさんのお客さんが来場されたので、そこは本当に素晴らしかったと思います。あの悪天候、猛烈な寒さの中であの集客ですから、大健闘と言えるのではないでしょうか。

 とはいえ、「だから次も大丈夫!」とすぐには言えない見通しもあります。というのも、やはり1回目のイベントは、ご祝儀的に参加した出展者さんも多かったと思うからです。
 もちろん、今回の盛況を受けて改めて出展したいと思う出展者も多いことでしょう。ただ、やはりネックはその高額な出展料です。関西以外の出展者ですと、交通費や宿泊費もかかります。そのへんを、関東の出展者がどう判断するか。
 また海外の方は、本当に出展したメリットを感じることができたのか。そこも非常に重要です。そこがハッキリ結果に現れない限り、安泰とはとても言えません。

 それでも、わたしの見通しはもっとずっと暗いものでしたので、次回に希望が見えているだけでも本当に凄いことです。
 わたし自身、まだ次回に参加するかは決めていませんが(1月というのは準備が大変そう)、今後も注目のイベントであることは変わりません。
 関西のボドゲイベントとして、大きく発展していくといいですね!

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