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5周年と編集ソフトと雑談

動画投稿から5年が経ちました。

もうみんないなくなった……
忍者社長、さやえんどうも、みんないたんだ。Omiも、Nottofreeも、カナリア…
九十…俺はあの頃に戻りたい…!

元ネタ

先駆者が消えていく光景を幾度となく見届けても、後発の投稿者が数人しかいない現状は寂しいですね…というのが本音。

そこで、5周年というタイミング(+動画にしない雑談ができるnote環境)を利用して、思い出話と共に自分の編集環境を公開して「私もやってみよう!」みたいな後継者を育成する特集を公開します。
どこぞのスペースみたいに自己陶酔が続く

2つの原点

この界隈に入ろうとした生い立ちは大きく分けて2つありました。(昔話が聴きたくないなら目次から飛ばしてください)

①グリスブリザード待機音

平ジェネForever公開前の生放送で披露されたグリスブリザードの変身。
音声が初めてまともに流れて感動した当時の自分は、上記の動画をスマホ上でループさせて楽しむのと同時に
「なんで誰も(少しだけ流れた)2小節を入れて出さないの?」という疑問を抱いていました。
(↓当時上がった動画の参考例として。忍者社長の動画も1小節だったかな)

DX玩具は1小節(再販で改善)、ガンバライジングでは2小節と公式でも扱いが定まっていなかったので仕様の正解が無いとはいえ、個人的には不満でした。ビヨンドライバーの待機音も似たような問題を抱えてますよね

そんな中自らがパソコンで編集するという構想にようやくたどり着き、令和が発表された2019年4月1日、初めて自分で音源を編集することに着手。
そこから1か月後にエターナル耐久の動画と共に投稿しました。

この動画がきっかけでカナリア九十さんやOmi醍醐さん、qegFGさん達と繋がれたので、「自分の中での音源」の第一歩はグリスブリザードです。

サウンドカードのステレオ音源で聞けるようになったときは誰よりも感動してた。絶対

②EX ride! 0st

待機音よりも先に作りたいと考えていたのは、ガンバライド「1~6弾EXステージ」のBGM。
当時上がっていた動画は4弾の映像から強引にボーカルを取っただけのものしかなく(投稿者曰く「超絶不完全版」)、ARカードダスの音源があった他2つと比べたらまともに聞けるものはなかったのです。
そんな中、衝撃的なニュースが!

ガンバライジング社、お元気ですか

歴代のガンバシリーズ主題歌と、ボーナストラックとしてEXステージのBGMが収録されたCDを同梱したバインダーセットが発売されると発表され、真っ先に「公式が遂に動いた!」とゲキレツに感動したのはいいものの…?

収録数が4曲に対して3枠しか収録されないという一報にガンバライダーが困惑。音源がなかった4代目のやつが聴けるのはうれしいけど…と、良くも悪くも到着が待ち遠しい状況に。

そこで、あくまで到着するまでの繋ぎとして急遽投稿したのがこちら。
(投稿日時のデータがツイート当日の約4時間後でした)

モノラルで編集がガタガタなのによくこれで満足したな…と今思うぐらいには雑に聴こえるけど、ある程度支持は得られて満足できたのも事実。

若干の改良版を投稿しつつ3か月後にブツが発送。ホントに未収録だったために需要が急増し、「なんでこれ未収録なの…」といったコメントが数件来てしまう事態に。
編集力が身についてきたこともあってここで一から作り直し、まともに聞けるフルステレオ音源がようやく完成。

令和1作目が始まる前後に一人奮闘していました。
(GLRシャイニングが一人で4段階上げれて強い!と思ってたところにBS弾のテクゲ仕様変更が来て、一気にいらない子と化したのはいい思い出)


ボイスやSEが流れない場所をどんなにさがしても再現できなかった箇所はボーカル除去で再現する方法に転換。約4年の試行錯誤の末、計7回の改良を経てようやく完全再現できるようになりました!

5周年記念となる本日は、これら2つの微修正・長尺版を投稿する予定です。

(ここら辺にリンク)




自分語りはこれぐらいにして、普段の編集環境について解説します。

どのソフトで動画作ってるのよ(PC向け)

体験版を永久に使っているので基本無料です
(使ってるPCは7年前のi5=今のi3以下なのでスペック不足で使えない!なんてことは心配無用)

①編集ソフトは「Wavepad

検索広告とかで出てきやすいものを5年愛用
4月現在でVer19.1近くまであるようですが、機能が増えすぎて対応できていないので5年前のVer9.3~6前後を使用(古いバージョンを取り扱う外部サイトなら現在でも入手可能?)
起動回数に制限があってそれ以上は編集ができなくなるので、他verをインストールすることで制限を突破できるという観点でいえば永久無料です。
音源保存も通常の工程だと制限がかかるけど、「領域を保存」だと普通にできているので困ることはない

できること

  • サンプルレート調整(6000~192000Hz)、イコライザー(グラフ表示・バー調節の2タイプ)

  • フェードインアウト、ゲイン調節、音圧調整

  • エコー・リバーブ、ノイズ除去

  • 録音、ステレオ調整などなど

一般的な加工は大体可能。
細かいところでいえばサラウンドのチャンネル分離→モノラル音声の結合もでき、最新バージョンだと独自のボーカル分離もできるそうです

②ボーカル分離・ノイズ除去

一番気になる人が多そうなので詳細に。

・ボーカル抽出には最適「KoeKestra

アニソン系が女性ボーカルモデル、それ以外が洋楽用
(旧バージョンに男性用もある)

ボーカルリムーバーとかlalalaとか、色々と候補が多い音声抽出。
精度面と作りやすさからここのサービスを使っています

・とにかく利便性が良い

他サイトだと会員登録や月額性など若干手間のかかるようなシステムがないので手軽に始められます。
その代わりGPUを大前提とする
(20秒で抽出する場合、CPU内臓ので2分弱、GTX1080等グラボなら十数秒でいける)
ので、スマホだと使えないし、しょっちゅうエラーが起きるので負荷がかかるのは割と大変…

サイトの記述だと「音源1つで150円」と決して無料ではないのですが、20秒までなら無料で試用可能(長いとランダムで20秒抜粋)という裏技が使えるので、短いセリフとか待機音はフルで、長めの楽曲は20秒以内で区切って抽出したものを編集で繋いでいく…といった使い方で運用しています。
(楽曲の抽出例としてこちらを。ウチのインスト系は7割Koekestra産です)


・利便性とカラオケ化「Ultimate Vocal Remover

通称UVRと呼ばれるこのソフトはカスタム性に優れていて、一応10年前のノートPCでも動作確認済。これもGPU性能が良ければより使いやすい
3種類のメソッドと、それに対応したモデルを選択して実行。それぞれで特徴が出るのでKoekestraで抽出しにくい音源を投入しています。

・カラオケ化で新発見「VR Architecture」
メインボーカルとそれ以外で分離できるのでコーラス入りカラオケが作成できたり、ハモリを取り除ける機能です。
あくまでステレオ側に位置するコーラスが残るのでモノラルのコーラスは取り除けないので、それはりっぷで頑張るしかない

・「MDX-Net」
使ってないので何とも言えない、いつか追記する

・最大6分割「Demucs」
楽器パートごとに分離できるので耳コピするための材料にすることもでき、他音源と組み合わせることで元音源に近づけられることも。
↓の動画では、制作発表で綺麗に流れなかった1枚目装填時の待機音を玩具PVのモノラル素材から無理やりドラムの音として抽出、スチームライナーのSEをvocal成分で分離しています

これらのメソッドを駆使して最適な分離を目指しましょう。

・アプリとデータ共有「Moise

一括で保存するときはZipでダウンロード

約2年前にタイムラインで流れてきた音声分離サイト。
無料会員だと4トラックまでの分離(課金で5分割)、月5回分しか利用できないので使用頻度は少なめ。
複垢で運用すれば上限は突破できますが、元の精度が劣っているで使用頻度は少ない…ものの、それでも使える!と思うMoiseの利点は
「他デバイスとのデータ共有可能」でして。

東京旅行中に電車内で確認してた音源

出先で送信したデータを家のパソコン上で編集、ノートPCに取り込んだ音源をスマホで確認など、どこからでもアクセスできるので、パッと確認したいときには便利です。最低限ボーカル抽出はできるためスマホ勢でも知ってて損はないし、上二つで分離できないパートもこっちでなら取れるなんてこともザラにあるので意外に優秀ですよこの子。
(参考例:元音声に分離したボーカルドラムの音声を上乗せ)


③書き出しは「Videopad」

4/17投稿のロケットパンダ

WavePadと同じ会社のソフトなので互換性があり、編集途中の音源を保存せずに直接送る独自の利点が強み。ほぼ使ってないけど
最新のVerだと3回起動で編集できなくなるので、無限に書き出せるVer7.5のフランス言語版を使用。アイコンで操作を覚えれば根気でいける
無料版だと大半の音声エフェクトが使えないので編集を終わらせてから動画作成に入るのが大事。フェードの上げ下げは可能だが元の音量より大きくできない…

今も昔もスライドショー形式でやってるので、画像1枚と音源1つでパパッと作ることが可能。その気になれば4k60fpsでも書き出せたり。容量節約と音質確保の両面を考慮して普段はAVIの1080p15fpsで作成しています(エフェクト入れるなら60FPS)
mp4でアップすると音質が分かる範囲で劣化するので、急いでない時は上記のプリセットで上げています。統計情報見たらわかる

➃iPhone環境なら「動画はむぅ

動画投稿開始から1年半ぐらいはPCで音源編集をして、スマホ側に移してからアップロードしていました。
凝った編集を必要としない場合はImovieでも大丈夫です

スライドショー形式でフェード類のみ対応。最大720p
(頑張ってた例はこれ。他アプリで入れた文字が滲んでて読めない)

⑤その他便利なソフトとか

  • 録画は「bandicam」、ウォーターマークが邪魔な時はロイロゲームレコーダー(現在配信終了、無圧縮なので他のやつを探したほうが無難)

  • ピッチ調整は「ハヤえもん」スマホ編集でも役に立つので知ってる人も多いはず。

  • 位相反転は「歌声りっぷ」WavePadだと0.001秒単位で波形を見れるので合わせやすい。

  • 音源管理は「foobar2000」主にゲーム素材の纏めに使う人が多いです。

  • 画質補正には「Winxvideo AI」アプコンとフレーム保管が可能。これもGPU次第なのでインテル内蔵だと長くて1日かかります(⁉)DVD素材をHDにする分には良さそう

  • おまけ:ヘッドフォンはオーテクの「ATH-SR50」。最近まで同社「EP300」を4年近く愛用していました

  • おまけ②マウスはRazer「BASILISK V3 X HYPERSPEED」。とにかくゲーミングでDPIいじれるやつだったら使える印象

まとめ:最近の界隈と「無断転載」

今も昔も続いている問題を提起すると真っ先に話題になるのは転載論じゃないですかね。この言葉一つだけでも
「他人の音源を並べたやつが元動画よりも伸びてる」
「解禁前の素材が流出して是非を問う結果に」…など。
直近だとVシネクスト系が話題になりがちですが、ここで一つ覚えてほしいのは「円盤先行販売」という概念。
玩具付きのBD発売までに4カ月かかるところが公開日に劇場で買えるため、特典目当てで数回行くのとほぼ同じ値段で早めに視聴媒体が得られるのです。
なので音声が出回ったのを「盗撮してる!?」と騒がれるのは違法かどうかはさておき冤罪になってしまうので、そこまで荒れてほしくないというのが正直なところ。
海外勢にこのルールが通用しにくいのが文化の違いを感じた(この問題が露呈した例で挙げるとエビライマーベラス)


私はVシネに基本興味がなく、深罪以降は周年作以外見ていないので、公開時期でもクリーンさをアピールできます(🚦?)

前者の場合は嫉妬自分の動画が再生されないとモチベーションが保てなかったり、活動に支障が出たりと良いことがまったくないため、割と致命的
‥とはいうものの、上位層の人が殆ど消えた現在は逆に拾ってくれる人がいなくなって沈んでしまうのが界隈縮小の原因だと個人的に思ってたり。

自分としてのスタンスはチャンネル概要欄と↓の通りなのでご自由にお使いください。

2年前のコミュ発言

以上。見てくださりありがとうございました

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