推し香水を注文した話
経緯
推しているキャラクターのグッズが出ない
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飢えに飢えた結果、推しの好きな紅茶と似た香りのハンドクリームを”概念”として購入する
↓
自分の勝手なこじつけにもかかわらず、かなりテンションが上がる
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そういえば推しのイメージ香水を選んでもらえるサービスあったよな……プロに選んでもらったら”真の概念”が手に入るのでは……?
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注文
利用したサービス
【Celes推し活】
時期によって差はあると思いますが、今回利用した際は注文から1週間程度での発送と非常にスピーディーな対応でした。
また、オーダーシートの字数制限がなく、自由に回答できる点も魅力的だと感じました。
利用した感想
・オーダーシートの記入
鍵垢の中で壁打ちしながら推しの人物像をこねくり回した結果、脳内にいる推しが自分の妄想なのか公式なのか分からないという状態になっているので、公式の設定やセリフなどを確認しながら少しずつ書き進めました。
また、「自分はこのキャラのどういうところが好きなんだろう?」と考えるときには自分の過去ツイを見返しました。
脳内で描いているイメージを他人に伝わるように言語化することの難しさを痛感しつつ、悩みに悩んでようやく書き上げたのは、2341字の怪文書。
書き始めた時点ではもっと簡潔にまとめようとしていたのですが、「分かってくれ!!」という思いが暴走してしまい……
ちなみに内容を項目ごとにざっくりまとめるとこのようなものでした。
・香りの感想
今回は、ひとつのオーダーシートから2点の香水を選んでいただきました。
①Byredo – Mixed Emotions
まず、「Mixed Emotions」という名前が解釈一致。
軽薄そうに見えるけど内面に葛藤を抱えていて……というキャラクターなので、まさに複雑な感情、そのまんますぎる。
香りを表現する語彙がないので上手く表現できないのですが、深みのある甘さというか、「陰りのある笑顔」という印象を受けました。
他の方のレビューを見ていると、「タバコっぽい」という感想が多かったのですが、個人的にはそこまで感じませんでした。でもメントール+煙でタバコになるんだろうな~というのは分かる。
Celesさんによる香りの紹介文はこう
オーダーシートに「好きな紅茶はアールグレイとセイロンティー」と書いたんですが、もしかしてそれを拾ってくださったのかな……書いて良かった……!
そしてどうやらこちらの香水はコロナ禍に生きる人々をイメージして作られたものらしく、他のショップではこんな紹介もされていました。
偶然かもしれませんが、この「慣れ親しんだ日常が、突如変わってしまうことがある」と言う部分が作品全体のテーマとリンクしていて、うわ!!!!となってしまいました。
穏やかな日常が突然失われて、大切にしていたものが壊れてしまったり、望まない戦いを強いられたり……それでも信じるもののために前を向くんですよね……
「気に病むことはない」も、もうまさに、まさになんですよね
苦しみや葛藤を捨て去るのではなく肯定し、それを糧にして歩むんですよね……そしてそこに至るまでの過程がね……もう……
あ~~~~~~~~
自分の解釈をもとに選ばれた香水なんだな……という実感が、すごい
香りも、ストーリーも、なにもかもが解釈一致で……
あの怪文書にこの回答を返してくださるの、本当にすごすぎる。ありがとうございます。
②Caron – Aimez-Moi Comme Je Suis
まず最初に言わせてください。
凄すぎる
なんですか???????これは
凄すぎて爆笑してしまった
ちょっと私のオーダーシートを見て欲しいのですが
そのまんますぎ!!!!!!!!!
こんな……こんなに一致するものなんですか??
いや、すごくない!!?!?!?
もう、笑いが止まらないんですけど
1本目がめちゃくちゃ解釈一致で、もうこれ超えられないのでは?と思わせておいてからの、これ
凄すぎる
なんかあまりにも凄すぎて、紹介文を読みながら涙が出るほど爆笑してしまいました。
ワンプッシュした第一印象は、デパートの一階!
もう蓋を開けた瞬間から「デパートだ!」と感じたのですが、レビューを見た感じでは誰もそんなことは言っていないので、もしかすると私のなじみのあるデパートだけがこの香りなのかもしれない……
全体的な雰囲気は秋冬っぽく、ニットを着て暖炉の前であたたまる男性の姿が思い浮かびました。Celesさんのページでも、秋冬に合う香水と紹介されていますね……
……と、ここまで書いて気がついたのですが、もしかしてキャラクターの出身地について「寒冷な気候」とか書いたところが反映されてる……????
思えば、もう一方の香水も温かみのある香りで、Celesさんのページでも春・秋・冬に合う香水と紹介されてたんですよね……
私の深読みかもしれないんですが、もしそこまで考慮したうえでイメージに合う香水が選ばれているのだとしたら凄すぎる。
ここまでイメージに沿った香水を選んでくださったスタイリストさんも凄いし、対応する香水が存在しているということ自体も凄いし……
香水の世界って広いんですね……いろいろな種類があることは分かっていたものの、ここまでストーリー性のあるものだとは思っていなかったので、ひたすら驚きっぱなしでした。
まとめ
・まずオーダーシートを書くのが楽しい
あらためて推しと向き合って、キャラクター像を掘り起こしていく作業が楽しかったです。
何も知らない他人にも伝わるように言語化するのは難しいけれど、この作業によって推しの理解がより深まったし、やっぱり好きだな〜!という気持ちを再確認できたので、頑張って良かった。
なんなら実際に注文せずとも、「もしこのキャラの香水を注文するとしたらどうやって説明しようかな」と考えるだけで楽しいと思います。
・自分の解釈を読んだひとからアンサーが返ってくる、ということの嬉しさ
自分のキャラクターの解釈を読んでくれる人がいて、さらにそれに対する回答が返ってくる。ここに、このサービスのいちばんの価値があるといっても過言ではないと思いました。
自分で好き勝手に解釈したキャラクター像を共有できる人ってなかなかいないんですよね……
・選ばれた香水が解釈一致すぎた
正直、注文してから届くまでの間は「すごく解釈違いなものが送られてくるかも……」という不安がありました。
そもそも香水のことをよく知らないし、自分の文章力にも自信が無いので、どんなものが送られてくるのかさっぱり想像がつかず。
でもここまで読んでくださった方は分かると思いますが、実際に届いたのはもうめっちゃくちゃにイメージに沿った香水でした。しかも2点とも。本当に凄いです。感動しました。
最後になりますが、私の怪文書を読んで香水を選んでくださった方、本当にありがとうございました。
また、推し香水に興味のある方はぜひお気軽にお試ししてみてはいかがでしょうか。
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