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EDH 滑り寄る魔術師、カディーナ

みなさん、初めまして。

先日行われたTC大阪コマサミのガチコマにカディーナで参加して、結果が0-4でした。
マッチングや運などもありますが、ひとえに練習量や知識量、デッキの最適化が甘かったと認識しています。

さて、練習量や知識量は今後の自分次第ですが、デッキの最適化には集合知を頼るといいと聞いたことがあります。
ただ、カディーナは使用ユーザも少なく、レシピも少ないため、まずは自分で構築や考えを挙げて、使用ユーザが増えればと思っています。

初めてなので少し硬い文章でしたが、大多数の人は読み飛ばしているでしょう。


カディーナとは


黒緑青の統率者で、そこそこ優秀な色を持ち、変異に関係する効果を持っています。
「ドロー効果を持っている統率者は強い」と言われているが、ドローの条件が裏向きクリーチャーの着地なので実質ルーティング。
また、統率者が絡むコンボが少なく、変異が濃いデッキはカディーナ着地後からが動き出しなので、どうしても遅く感じcEDHでは、そうそう見かけることはない。

変異

最近亜種も増えた変異
3マナで裏向きで唱えることができ、2/2のクリーチャーとして場にでます。
変異のコストを払うことによって表になり、表になったときに誘発する効果を持っていたりします。
さらに表になるのは起動型能力ではないので、大体の妨害は貫通できてしまいます。
刹那呪文に対しても動けるのは、変異ならではの動きではないでしょうか。

変異 [コスト]/Morph [コスト]は、「あなたはこのカードを、本来のマナ・コストではなく()を支払うことで、裏向きで2/2の、文章カード名クリーチャー・タイプやマナ・コストを持たないクリーチャーとして唱えられる。」を意味する。

また、あなたが優先権を持っているとき(インスタント・タイミング)ならいつでも、その(表向きの時点での)変異コストを支払うことで表向きにすることができる。この処理は特別な処理であり、スタックを使用しない。

MTG WIKI

変装は変異とほぼほぼ同じですが、裏向きクリーチャーは護法②を持っています。

予示は他のカード効果で裏向きにカードを出す
表がクリーチャーなら自身のマナコストを使って表になれる。
また、変異コストや変装コストでも表になることができる。
水深の予見者などの変異コストが重いクリーチャーを予示で出してマナコストで表にするとうまぶってる感じがする。

偽装は予示の裏向きクリーチャーに護法②がついている

デッキリスト

カディーナと変異について簡単に説明したので、実際に使ったデッキリストを基に勝ち方等を解説します。

デュアルランドを入れないの?とか白鳥の歌を入れないの?とか言いたいことはわかります。
クレイドル他揃えるのにぎりぎりまでつかって、資金の限界が来たので入っていません。
持ってたら入れましょう。

勝ち方

よく聞くアレ
タッサよりこっちのほうが使う

いきなりカディーナとか変異とか関係ないぞと思っていることでしょう。
青黒と言えばの勝ち手段としても有名なコンボです。
普通に使っても強いですが、ここに変異ならではのアレンジを加えて通していくのがコンセプトになっています。

コンセプトの前に少し遠回り。
EDHでは勝ち筋を通すために、相手の妨害を制限することはよく見かけます。
よく見かけるのは撤廃者辺りでしょうか。
撤廃者を打ち消すか魂力土地でうまくごにょごにょしたいところ。

堂々たる撤廃者にも穴があるんだよなぁ

実は撤廃者より拘束力の強いカードがあります。
それは、【刹那(せつな)/Split second】です。

魂力土地も防げる

カードじゃなくてキーワード能力だし、自分も拘束されてますよね?

疑問は最もですが、変異はなんと刹那がスタックにあっても動けるんです(2回目)
つまり刹那のタイミングで勝ちを決めましょうがコンセプトです。

具体例を挙げると。

12マナに5枚コンボはちょっと…

はい。刹那の上からデモコンタッサを決めました。
合計12マナです。

実際にはもう少し使用マナを下げたり盤面次第で使うカードが変わってきます。

直前の相手ターンにデモコンを使えば実質4マナで勝ちですね。
相手が天使の嗜み打ってくれたら刹那呪文分コストが浮くね!
(優先権渡す必要がないので打たれることはない)
デモコン通すために否定の契約を打っても契約コスト払う前に決めることができます。

契約コスト払えのポーズ

他にも研究室の偏執狂をポン置きしてから、デモコン刹那クェイナーにつなげてもいいです。根の精霊君ほんとうにいる?
ドローはクェイナー表→秘密の契計画誘発→クェイナー誘発で組めばデモコン解決後に自動ドロー。
他には、墓地に死霧の猛禽が居れば裏で戻ってきてカディーナでドロー。
水深の予見者や激浪計画の生き残り、切望の隼の変異でドローできます。

土地もファクトも全部渡して大量ドロー

長々と書きましたが相手の妨害切れを待って、普通にデモコンタッサしてもいいので、ゆっくり目のゲーム展開を狙いながら、刹那パッケージが揃ったら決めにいくでもよいでしょう。
刹那呪文自体に妨害要素もあり、どんどん吐き出す場合もあるしね。

立ち回り

変異を表にするにも呪文を唱えるにもマナが必要です。世の中マナです。
幸いなことにカディーナはターン1ですが、変異クリーチャーを唱えるのにマナが不要です。
カディーナ着地3ターンを目指し、着地後はドロー土地セット変異キャストゴーの流れで回していきましょう。
カディーナは遅めの統率者なので基本はロングゲームを意識したいところ。
対戦相手に青がいなくて早そうな場合はマリガン基準を2ターン目デモコンタッサで考えましょう。
相手の勝ち筋がわかっているなら、早いうちに対策変異クリーチャーをサーチしておきましょう。俗世の教示者で見せてから設置するとゲームスピードの調整ができるはず。
また勝ち筋を決める以外にも刹那呪文+変異の動きも視野にいれていきまししょう。
例えば、相手の場に死の国からの脱出と呪文滑りがいるとき、アイノクの生き残りの変異時誘発で、死の国から脱出を対象にとっても呪文滑りに対象が変更されてしまいます。
根絶キャストスタックアイノク変異と言えば、呪文滑りを起動させずに死の国を割ることができます。
(根絶入ってる統率者デッキ見たことないな…)

ギミック

ちょっとしたコンボなど
・召喚士の契約+突然の置換
 緑マナが払えない人は強制敗北です。
 突然の置換は、基本的に止めたい呪文と厄介な統率者を入れ替えてダブル妨害するカードなので、契約コンボはあまりしない。

・アフェットの錬金術師+legolas's quick reflexes
 アフェットの錬金術師が自分を対象にとれるので無限タップアンタップでクリーチャーに1点ダメージを無限回与えれます。

・一望の反射鏡+覆い隠しの達人
 変異何度でも使いまわしセット(マナはかかる)
 追加で悪戯なクェイナーと大慌ての捜索があればデッキを全部掘ることができる。
 クェイナーで捜索コピー2回→土地6枚アンタップ→覆い隠しの達人でクェイナーと達人を裏に→表が合計6マナなのでループ

・神秘の炉+師範の占い独楽
 デッキトップから独楽を唱えられるので実質1マナ1枚ドロー

・一望の反射鏡+ケルゥの呪文奪い
 コンボというほどではないですが、ケルゥの呪文奪いは自分の呪文を対象にとれるため、
 相手の強力な呪文→こちらの打ち消し呪文→相手の打ち消し呪文と来たところで、相手の強力な呪文+こちらの打ち消し呪文をケルゥの呪文奪いで打ち消すことで自分の打ち消し呪文をもっかい打てます。
 相手の打ち消しのほうが強いときは相手のでいいです。
 自分のwill打ち消しで

カルロフ邸個別評価

カルロフ邸が出たばかりなので、まだ試してない人もいるかと思います。
個人的カディーナで使えそうカルロフ邸カード、使い方を解説しておきます。

・一望の反射鏡

4マナと少し重いが書いていることは強い。
まず変異がタダです。(やっぱり1回だけ)
表効果が追加発動です。
実際には変異の効果が追加誘発ではなく、表になったときに誘発する効果が追加誘発。つまり秘密の計画とまたたかぬ水疱も2倍になるのだ。
覆い隠しの達人は自身と他の変異クリーチャーを対象にとれば変異使いまわせます。
大慌ての捜索→刹那→クェイナーと覆い隠しで刹那の上からデッキ全部掘って引いたタッサを根の精霊でシュート。
クレイドルがあればマナいっぱい、ヴェズーヴァの多相の戦士で片方代用すればマナ増えてラッキー。

・ヴィトゥ=ガジーの枝

土地プレイ以外で土地が出せるので実質1マナブースト。
土地枠を減らさずカディーナでドローできるカードの水増し。
表になったときに2マナ加えるので自身タップと合わせて実質タダで表。
が効果ですが、基本的にはマナのフィルターに使うことがほとんど。
クレイドルの緑を青青にしてくれるの頼もしい。
一望の反射鏡があれば4マナ生み出すので瞬間ブーストもできるぞ。

・切望の隼

土地も自身もすべてを投げ捨ててでもドローに変換する鳥。
引いたターンに勝てばいいので実質青いむかつき。
(呼んでる人は筆者だけ)
隼の信心カウントが2なので自身を投げつけないことが多い。
手札にタッサが無くても、根の精霊誘発スタック隼で全部投げてタッサ引けば勝ちじゃない?
汚れた契約でいい感じにデッキが削れていると隼だけで引き切れることもある。ポン置き偏執狂のお友達。

・断末魔の幻影

カディーナは各ターンで1回コスト軽減なので、相手ターンに呪文が使えると変異のコストが0。
リベレーター号や走り回るシケイダがライバル。
終了ステップしか唱えられないことが欠点だが、キャスト元は問わないので統率者も瞬速でキャスト可能。
ブロッカーとしても優秀。
あとひとつだけ・・・・・・とか言いながら何回も呪文キャストするおじさん。

・謎めいた外套

出たとき偽装できる装備品。
装備品のわりに付け替えできないが、手札に戻って出しなおすことができる。
予示と偽装はそこそこ当てたい対象がいるので採用。
こいつが青いためシケイダがクビになり断末魔の幻影が入った。
神秘の炉があればデッキトップからキャスト可能
独楽があればデッキトップ操作可能
神秘の炉と独楽が相性いいので三角関係ができあがった。

・墨を取る軟泥

クレイドルカウントを増やしてくれる軟泥。
こいつも一望の反射鏡で暴れることができる。
実際に緑の変異クリーチャーはテンポよく表にしていって強い効果が多いので、ビート手段も用意したいときにいい。

・脱出の名人

表になったときに自身以外をバウンスできる変異クリーチャー。
似た効果を持ったカードが複数あり。
残響の追跡者に対して変異コストの軽さで優れているが自身を対象にとれない点で劣っている。
氷羽のエイヴンにはすべての点で優れているように見えるが、エイヴンは召喚士の契約から持ってこれるwillコストという役割がある。
一長一短なので完全に好み。

・進化した謎、ヴァニファール

毎ターン戦闘開始時に偽装できる。
下の強化効果は変異を伏せたままのことが多いカディーナにとってはなかなか良い効果。
やはり4マナがネック。
運命の巻物とやりたいことが被っている上に、巻物は炉でトップからリベレーター号で瞬速、予示のタイミングを選べる強みを押しのけて入れる未来が見えなかった。
予示と違って護法がつくが、裏向きのよくわからないやつに単体除去打つ人はあまりいない。
予示と偽装マシマシブリンクデッキを作る場合はどっちも採用したいところ。

・命狙いの逃亡者、エトラータ

裏向き何でも表にできる暗殺者。
予示と偽装を多用する構築では強そう。
こいつが付与する表にする効果は起動効果なのでコンセプトに合わなかった。
いつか他のデッキで試してみたい。

他にもありますが、今回はこんなところで終わります。

終わりに

結果を残してないデッキの記事を最後まで読んでくれた人ありがとうございます。

月2,3しかEDHできなく基本5~6カジュアル対戦ばっかりしてるので、競技シーンには高い壁を感じています。
まずは予選突破を目指してがんばります。

買ったクレイドルも切望の隼もデモコンもタッサも1回も引けなかったので、実は使ったことないです。1回くらい使わしてください。

では皆さん、対戦機会があればよろしくお願いします。

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