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【特集】高校受験について先生にインタビュー

高校受験に関する疑問点について、去る12月14日、佐久間教頭先生にお会いして直接インタビューさせていただきました。高校への進学を考える上でとても参考になるお話を伺うことができました!ご協力ありがとうございました!

Q1 学校選びについて、どのようなことに気を付ければ良いですか?
A1 自分はどんな大人になりたいか、そしてそのためには何をすれば良いのかを考えることが大事だと思います。その上で、進学する高校などを選択し、その場所で自分が何をしたいのかを考えてください。
その学校で学ぶことができる内容はしっかり確認をしてください。また、卒業生の進路を参考にすることも良いと思います。今後の自分の可能性が見えてきます。
なお、通学時間や、通学手段についても学校選びにとても大事なポイントだと思います。受検の前に、その学校に実際に行ってみることは必須です。
高校選択の時期についてですが、早い人では1年生からすでに希望校を決めている人もいます。2年生くらいから意識する人が多いようです。3年生では、気になる進学先には学校説明会や個別相談会には参加するようにしてください。

Q2 高校の情報はどのように集めたら良いですか?
A2 百聞は一見に如かず、何よりも実際に学校見学へ行くことが大切です。校舎、学校周辺の環境、先生や生徒の様子をよく見てください。
また、その学校の詳しい内容は高校進学に関係する冊子で確認するようにしてください。

Q3 志望校を決めるのはいつまでですか?
A3 おおむね、12月の三者面談までに決定します。公立高校の受検校については、出願時の倍率を確認して変更することもできます。

Q4 他県の高校に推薦書を出したい場合、いつまでに中学校の先生へお願いすれば良いですか?
A4 各高校で推薦のシステムや提出期限は異なります。各御家庭で私立高等学校や公立高校であれば該当する県教育委員会に連絡をとり、確認するようにしてください。
学校説明会に参加すると、様々なことを対面で確認することができますのでお勧めします。

Q5 北辰テストの結果で高校の合否の可能性がわかると聞きましたが、中学校では何を基準に合否の可能性の判断をするのですか?
A5 年3回実施される、さいたま市一斉テストを参考にします。また、調査書の内容等から総合的に判断して、合否の可能性を判断しています。
ただし、受検の合否は当日の点数に大きく左右されますので、確定的な合否を伝えることができないことも実際です。

Q6 北辰テストは受けた方が良いですか?
A6 県入試を意識した問題がつくられているので、県入試の対策になり得ると思います。
また、埼玉県内における相対的な学力を図ることができるので、受検する高校を決定する際の参考となります。
また、高校の個別相談会等で活用される場合もあるようですので、受けるメリットはあると思います。

Q7 調査書の評価はどのように決まりますか?
A7 日々の学習の様子、提出されるレポートやワークシート、小テストや定期テストなどの結果から、総合的に判断し、各教科の評定は決定されます。そのため、毎回の授業を大切にして、提出物などにもしっかり取り組んでいくことはとても重要となってきます。
また、中学校内での委員会活動などや校外での活動に積極的に取り組むようにしてください。調査書には以下のような内容についても記載することができます。
 ・係、委員会、部活動、外部での活動など
 ・地域等で実施されるボランティア活動
 ・検定(漢検、英検、数検)の取得

Q8 中学3年間で重要なことは何だと思われますか?
A8 毎日の生活を大切してください。勉強や部活動などに地道に取り組むことは非常に重要です。急激な成長は簡単には起こることではありません。実感がないほどのわずかな成長の日々を積み重ねてほしいです。ふと気付いたとき振り返ってみると、随分と沢山のことに努力してきたのだな、と感じられるとよいと思います。
さらに、多様な経験をしてほしいと思います。何かを経験することや見ることも、今の感性だからこそ受ける感動があります。もしかしたら、今後の人生を大きく左右するような大きな出会いがあるかもしれません。それは、人物、建物、風景、舞台、映画、体験などとの出会いであり様々です。たくさんの可能性と出会い、今後、全力で取り組むことができる何かを発見してください。