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女装をして長年の夢を叶えた話

こんにちは、ハルサキです。

みなさんは人に言えない夢がありますか?

きっと多くの人があるでしょうし、もちろん僕もありました。

今回は、そんな僕の"長年の夢"を叶えた話です。

よろしくお願いします。

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7月上旬、僕は友人に

「俺、おっさんになる前に本気で女装したいんだよね」

と真剣な眼差しをもって打ち明けました。
僕は19歳、もうすぐハタチを迎えます。
10代最後の夏、何か大きな思い出を作りたいと思ったのです。
僕の過去の奇行(これ)を知っている友人は特段驚く様子を見せず、女装サロンへの同伴を承諾してくれました。

友人を連れていく理由は自撮りができない僕を撮るカメラマンのほか、緊張にすこぶる弱い僕の精神安定剤になってもらうためです。

8月7日に来店の予約を取りました。

これが今回の予約内容です。
名前はハル。僕の名前であるハルサキから取りました。女性でも男性でも通用しそうな良い名前ですね。

肝心の女装はどこにでもいそうな女の子を目指します。

ひとくちに女装と言えど、ただのコスプレ(メイド、魔女とか)、アニメキャラのコスプレなど多岐に渡ります。
その中でノーマルな女装を選んだ理由は、本気で女性になりたいという思いが強かったからです。

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・女装当日

(今後のビフォーアフターの比較用として撮ってもらいました)

これは女装サロンへ向かう道中での昼食時の一枚です。
見て分かるように僕は完全に"男"であり、女性に見える要素がなにひとつ存在していません。
本当にこれが"女"になるのだろうか。
そんな期待と不安が混ざった感情を僕は運ばれてきたサラダと共に飲み下していました。


  
  
食事を終え、今回利用させていただく女装サロンへと到着しました。(記事に書くことの許可取得済)

今回の女装を担当していただく女性の方(以下Aさん)に連れられ、中に入るとそこはまさしく"女性の空間"でした。
パステルカラーを基調とした内装で、家具も小物もすべてガーリッシュでした。
アニメでよく見る女の子の部屋というと想像がしやすいと思います。

男ふたりがそこに足を踏み入れたとき、自然と会話が小声になり、置かれている椅子に座ることもできませんでした。
そのときの感情を例えるなら"クラスで一番可愛い女子の部屋にお邪魔したとき"が最も適切だと思います。
何も粗相をしてはならない。そんな空間でした。

おずおずと椅子に座り、出されたお茶を口を湿らす程度に含みます。緊張している僕たちにAさんは温かく接してくれました。

Aさんとの会話もそこそこに、早速女装へと取り掛かっていきます。


これが衣装の一部です。後ろに写っているクローゼットを開けるとまだまだ出てきます。
どこにでもいそうな女の子といっても、どこにでもいそうな女の子が着ていそうな服がありすぎて目を回していました。

友人に助けを求めるべく、どの服がいいかとすがるように聞くと、「チャイナドレスがいい」というトチ狂った答えが帰ってきました。
彼は完全にこの異様な空間に呑まれていたようです。

  
友人を部屋の外に出し、Aさんと相談していくうちに「自分が好きな女の子の服装になればいい」と閃きました。
僕は女性のどんな服装にドキっとしたのだろうと、数少ない過去の女性に関する記憶を探しました。
あれこれ悩んだ結果、ひとつの答えが浮かびました。

  
  
童貞を殺す服です。


そうだ、僕はこの人生で童貞を殺す服に最もドキっとしたんだ――――。

そう気付いてからは早かったです。
流石にAさんに「童貞を殺す服はありますか」とは聞けなかったので、ニット生地の服を所望しました。
あとは脚の太さを隠すゆったりとしたスカートをお借りし、服装が完成しました。


  
服装選びのあとは着替えです。
更衣室に通され、ブラジャーとパッドを渡されました。

余談ですが、このときAさんにブラジャーの着け方と外し方を知ってるかと聞かれました。
もちろん女性のブラジャーを外した経験がない僕は、俯きながら「知りません…」と答え、丁寧なご指導をいただきました。
童貞が殺された瞬間でした。


着けました。
ブラジャーの肩紐に腕を通した瞬間、「あっこれもう引き返せないな」と悟りました。


(驚いたことに、ブラジャーと胸の間に入れるパッドにはちゃんと乳首がついていました)


処理をしていない濃いすね毛も、


ストッキングを重ねて履くことで自然な脚になりました。
この日の気温は非常に高く、重ねたストッキングは中々に暑かったです。
日々ストッキングを履いている方を尊敬しました。


その後もキャミソールって何?やストッキングの重ね履きによる股間のポジションの違和感といった戦いを乗り越え、なんとか着替えが完了しました。


  
着替えの次はメイクに入っていきます。

昼食時の写真を見てもらうとわかるように、眉が太かったため、剃ってもらいました。
結果として、彼女いる坊主の高校球児かってくらい細くなりました。
しかし、本気で女装するためには不可欠な要素なので眉がなくなることくらい僕は厭いません。

ちなみに、ゾリゾリと剃られている間、友人の「うわぁ…」という呻きが漏れたのを僕は聞き逃しませんでした。


メイクは1時間弱かかり、毎日メイクしている方はすごいなと思いました。
あまりの長さに詳細なことは書けませんが、
・薄着の女性に顔をぺたぺた触られて緊張する
・目の粘膜ぎりぎりを筆でなぞられるの怖い
・ビューラーめっちゃ怖い
ということが強く印象に残っています。

余談ですが、筆を使ってグロス(口紅)を塗るときに、「これは数多のおっさんの唇を撫でた筆なんだろうな…」と考えてしまい、濃厚な間接キスを味わわされている気分になりました。

そしてメイクが終わると、

どうですかこれ、"女性"っぽく見えませんか?

最後にウィッグを被って完成です。
僕はショート〜ボブの女の子がタイプなのでそのくらいの長さのものをリクエストしました。


そして完成したのがこちらです。


  
  
  
  




すごくないですかこれ。

ちなみにすべて加工なしです。

鏡みたときびっくりしました。
友人も「これは騙される」と唸ってくれました。



(ジョルノ・ジョバァーナ意識)


(ブラジャーのパッドが落ち、必死に探す図)

それまで自分が被写体になることがあまり好きじゃなかったのに、なぜか女装した途端カメラの前に立つのが楽しくなり、自然とポーズを取るまでになりました。


楽しかった撮影時間はあっという間に終わり、帰る準備をし始めます。
このとき撮った写真の枚数を数えたら、なんと120枚を超えていました。
「俺のカメラロールが…」と嘆く友人を尻目にメイクオフと着替えを終わらせました。

格好が"男"に戻ると、なんだか味わったことのない安心感が身体を包みます。
旅館やホテルに泊まったあと、自宅のベッドで寝るときに感じる"あの"安心感に似ていました。

今回の女装の代金は1万3000円でした。
高いと思う方が多いでしょうが、僕はそう思いませんでした。
お金は未来の自分でも手に入れることができますが、今の若さは今の自分にしかないからです。


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女装の話でした。
もし女装に興味があるという方は一度行ってみることを強くオススメしたいです。
  
  
  
  
  
  

 
  
  
さて、

前置きはこのあたりにして本題に入りましょう。
  
女装をすることで"材料"が揃いました。

これでようやく僕の"長年の夢"を叶えることができます。

僕の誰にも言えなかった長年の夢、それは…

  
  
  
  

  
  


"人肉"を食べることです。



僕には前々から人の肉を食べてみたいという願望がありました。

しかし、人肉を食べるのは法律でも倫理の面でも問題が大アリです。

そこで僕は気付きました。

自分が肉になればいい


ということに。

自分が肉になりそれを食べれば何も問題はありません。

  
  
ではどうやって肉を食べればいいのか。そしてそれを人の肉と思い込むためにはどうすればいいのか。


まず 、女装した自分の写真を加工し、別人にします


これにより実在しない人物が誕生し、誰も傷つくことはありません。

次に、流石に自分の肉は採れないため、人の肉と組織が似ていると言われている豚肉を用意します。

最後にその肉をジップロックに入れ、印刷した写真を貼り付け冷蔵庫に入れます。

すると、




まるで若い女の肉を手に入れたような気持ちになります。

ネットで見かけた手法ですが、自分でやると想像以上にリアリティが生まれます。

非常に大きな背徳感が僕を包みました。

手に持ったときの肉の重みとひんやりとした感覚が脳髄の奥を心地よく痺れさせます。

目の前にいる女はどんな人生を送ってきたのか。

なぜただの肉塊となって僕に食べられるのを待つだけになっているのか。
  
そうした想像により僕は興奮し、"食べてみたい"という衝動が抑えられなくなるのです。

  
  


こうして僕の長年の夢は叶えられました。

みなさんの"誰にも言えない夢"が叶うことを祈っています。


  
じゃあ、いただきます。
  
  
  

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