Ep.3 "Qurum"

10月26日、2回目の診察。

はじめての診察の後、
ヘルメット治療について妻や家族ともよく相談した。

治療はやる。

小児科に着くなりすぐに診察室に呼ばれた。

「前回のレントゲンの結果、癒合症ではなさそうです。」
とりあえず一安心。
これを確認することが当初は1番の目的だった。

「それで、ヘルメット治療はどうする?」
腹は決めていたので、
治療することをお願いした。

早速、治療同意書にサインする。

「一応これが今回治療に使うヘルメットね。」
サンプルを見せてもらった。
初めて見るメッシュの白いヘルメットだった。

「アイメットさんが新しく作ってる“Qurum”
というヘルメットです。
以前のものよりも通気性もいいし、
中のスポンジが取り外せて洗えるから衛生的だよ。」
パンフレットと取り扱い説明書をもらった。

後でネットで調べたが、全く出てこなかった。
かなり新しいタイプなのだろう。
ちょっと心配。

「じゃあ早速頭の形を3Dスキャンさせてもらうね。」
業者さんが診察室に入ってきた。

え?ここでやるの?!

てっきり個室みたいなところで、
ハル君を1人残してスキャンするのかと思っていた…

まず、ハル君に虹色のスイミングキャップのようなものを被せる。
一眼レフカメラに少し部品が付いたくらいの機械で撮影するようだ。
妻がハル君を抱っこしたまま、
いろんな角度から写真を撮っていく。

スキャンはものの5分くらいで終了!

ハル君はいつもカメラ目線なので、
横や後ろから撮るのに少し手間取ったが、
パパの指を咥えさせて頭を固定しました…笑

「じゃあ早速だけど今日お金を払っていって下さい。
入金が確認でき次第、ヘルメットを発注します。
たまに入金しないで帰っちゃう人いるからよろしくね。」

まさかとは思ったけど…支払い今日なんですね!!

金額は¥495000!!
カードで払えたので準備は要らなかったけど、
できれば前回教えといて欲しかったです!
そりゃあポンと払わずに帰っちゃう人もいるよねー

この約50万円の中には、
これからの診察代やヘルメットの調整費等も含まれているので、
治療期間に関わらずこれ以降はお金はかからないのだそう。

ヘルメットの完成まで約2週間。
その時に改めて診察をして、
・スキャンの結果
・ヘルメットの使い方
を教えてくれるそうだ。

次回からはいよいよヘルメット治療が始まる!

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