金融危機に日銀対応で大丈夫か

1. 世界の利上げ進展と日銀の対応
・世界は今、利上げの趨勢。FRBは3月に利上げを計画している、2022年には3~4回、23年は3回、2年間で2%くらいの利上げを視野にいれているとされる。
ECBも22年中には利上げする方向。新興国など30ヶ国利上げを実施もしくは計画している。
・その中で、日本では日銀がこれまでの金融緩和維持の方向を堅持するという。利上げによる混乱を防止もしくは回避するのがその理由のようだが、それだけで良いのか。
・米欧の利上げを契機として、世界の景気変動パターンは歴史的な転換をするのではないかと見る市場関係者は多い。それは端的に言えばこれまでの長期繁栄から長期不況への転換である。
・そうした流れの中での日銀の保守的対応は、世界経済転換への積極的対応の機会を逃すことならないか。

いささか心配なので、私見を述べてみたい。

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