中国共産党創立100年回顧
Ⅰ. 中国共産党100年:天安門演説
ー天安門演説
・2021年7月1日 小雨降り続く天安門広場。7万人の党員が埋め尽くす。
・指導者が演説する人民大会堂でなく、天安門の楼上。2021年2月10日 第三期、終身首席=皇帝意識?
・唯一人、グレーの人民服。天安門に飾られた毛沢東肖像と同じ姿。約1時間の演説、拍手34回
ー演説の要旨
1:序論
・党創立100年、掲げた目標を達成、小康社会築き、貧困解決、社会主義現代化強国へ邁進する
・共産党の奮闘で人民は立ち上がり、中華民族が搾取と辱めをうけた時代を過去のものにした。
・社会主義革命を推進、帝国主義や覇権主義による破壊を克服、偉大な社会変革を実現。
・改革開放こそが中国の前途を決める鍵。中国は大股で時代に追いついた。
2:共産党は国家の基軸
・中国共産党がなければ中華民族の偉大な発展もない。未来を拓くには共産党の強固な指導必要
・共産党は広範な人民を代表し、いかなる利益集団も特権階級の利益も代表しない。
・マルクス主義は私たちの立党と立国の根本的な指導思想であり、党の魂と旗印だ。
・歴史から学び未来を拓くには、中国の特色ある社会主義を堅持・発展させねばならない。
3. 強国には強軍不可欠
・未来を拓くには国防と軍隊の近代化を加速。強国には強軍が必要、それが国を安定させる。
・党が軍を指揮し、自ら人民の軍隊を建設することは血を火の闘争で党が作りだした真理だ。
・新時代の党の強大な軍隊の思想を貫き、軍事戦略の指針を堅持、軍にたいする党の指導力維持。
・政治建軍、改革強軍、科技強軍、人材強軍、人民開放軍を世界一流の軍隊に建設。
4. 覇権追求の遺伝子なし
・中華民族は平和と調和を5000年以上追求し継承。その血は他人を侵略、覇権追求の遺伝子なし
・中国人民は正義を重んじ、暴力を恐れない。強く、誇りと自信をもつ民族。他国の人民をいじめ、抑圧し、奴隷のようにしたことは、過去にも、現在にも、将来にもありえない。
5. 外部圧力は断固排除
・同時に、中国人民は、いかなる外部勢力が、私たちをいじめ、抑圧し、奴隷のようにすることも決して許さない。故意に圧力をかけようとすれば、14億人を超える中国人民の血肉で築かれた「鋼鉄の長城」の前に血を流すことになるだろう。
6. 自治の徹底は逆説
・「一国二制度」「香港人による香港人の統治」「マカオ人によるマカオの統治」高度な自治の 方針を全面的に徹底し、香港、マカオ特別行政区への中央の全面的な管轄権を実行する。
・台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現することは中国共産党の変わらぬ歴史的任務である。いかなる台湾独立のたくらみも断固として粉砕し、民族復興の未来を創造する。
7. 共産党は世界最大の政権政党
・100年前、中国共産党成立の時、党員は50人だった。今では9500万人以上の党員を擁し、14億人余りの大国を指導し、世界的で重大な影響力をもつ世界最大の政権政党になった。
・共産党の強い指導があり、全国の各民族の人民の緊密な団結があれば、社会主義現代化強国を全面的に建設する目標はかならず実現でき、中華民族の偉大な復興という中国の夢は必ず実現できる。中国共産党万歳!中華人民万歳!
Ⅱ. 共産党の正当性
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