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ピンチはチャンス
ピンチはチャンスという言葉はよく聞くけれども、最近特に実感できるようになってきた。
以前までは本やドラマなどで聞いた時には「そうだよな」って何となく同感はしていたけれど、いざその場面になるとそう思えない。目の前のピンチはピンチにしか見えなかった。ピンチのことで頭がいっぱいになり最悪なことばかり想像しどんどんハマっていく。なんとか逃れよう解決しようという考えで必死だった。
でも最近それなりの経験をしてきたからなのかスーッとその言葉が入ってきた。
51歳で早期退職。
特に余裕なお金があるわけでもその後収入のあてがあるわけでもない状況。一般的に考えれば無謀。この歳で退職したら再就職はかなり難しくなる。収入は間違いなく前職より落ちるし雇ってくれる確率も下がる。時間が過ぎれば過ぎるほど不利になる。
そうなるのは分かっていたが早期退職を決めた。理由は会社的なこととやりたいことが丁度重なったため。
もし以前のような状態だったら間違いなく無理に退職はしてなかった。仕事環境が悪くなっても会社にしがみついていたと思う。
でも今回は違った。
チャンスだと思った。
51歳と年齢だけ見ると無謀だと思う人が多いだろうけど僕はチャンスだと思えた。
きっとこのまま会社に勤めていたら途中で体を壊し将来暗い道になるかもしれない。今夢に向かって走り出す時だ。やりたいことに挑戦するタイミングだと素直に思えた。
だから今は夢達成までの道のりはまだまだかかりそうだが不安がない。全くないといえば嘘になるが本当にないのだ。かといって自信に満ち溢れているわけではない。なんとなくの感覚だが、このまま毎日頑張れば夢が叶えられると心のどこかで思えている自分がいて少しの安心感がある。
ただの能天気なのか単純にバカなのか。
自分では分からないがこの歳になって世間的には無職は不利というレッテルが貼られている状況でも毎日コツコツと夢に向かって行動している。
ピンチはチャンス
夢へ向かうためのサインだ。
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