case1:高円寺から、かすみ草が消えた日。【サプライズの何でも屋】
みなさま、こんにちは! 「サプライズの何でも屋」はるおです。
これまでしてきたたくさんのサプライズの中から、実践のようすを投稿をしております。
今回のタイトルは、「高円寺から、かすみ草が消えた日。」
ぜひぜひ、楽しみながら、ご覧くださいまし^^
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1.サプライズのターゲット
上京後に出来た友達。同い年の、Cちゃん。
当時25歳。よく一緒に飲みに行ったり、お泊まりしたり、年越したり。
とっても大事な友だちです。
↑いつだか忘れたけど、Cちゃんとめちゃハグしてる私。笑
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2.背景
ある年のある2月。Cちゃんの誕生日が控えていました。
2ヶ月後に東京を離れてしまう予定だった私は、どうしても盛大にお祝いしたかった。
Cちゃんとの出会いは、高円寺にあるバー。
そのお店の常連客たちから愛されまくっていたCちゃん。
だから、常連客のみんなを巻き込んでサプライズを、出会ったお店を会場にやろう!と決め、みんなに話を持ち掛けました。
そして、Cちゃんの彼氏さんもお祝いしたい気マンマン。「一緒に企画しましょ!」と話が進んでゆきました。
↑声かけた時のLINEの投稿
また、この時期に大切な方を亡くしていたCちゃん。その方へにまつわる思い入れのあるお花が、「かすみ草」でした。
そんな「かすみ草」を、めーいっぱい彼女にプレゼントしちゃおう。
天国のあの人への、弔いの想いも込めて。
そう思い、こんな企画をしたのでした。
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3.概要
・巻き込んだ人々
▶︎総勢約50名(共通の友人&バーの店員さん達&Cちゃんの彼氏等々)
・準備にかかった日数
▶︎約1ヶ月
・やったこと
▶︎企画案出し、流れ等の作戦会議(という名の飲み会&ラインのやりとり)
▶︎関係者たちへの協力要請、連絡、調整(Cちゃんへの手紙集め&手紙書いた人の写真集め)
▶︎プレゼントのポスト、ケーキ製作
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4.サプライズの流れ
①Cちゃんのお誕生日の夜の予定を確保。
▶︎担当:Cちゃんの彼氏さん
②バーの最寄駅で待ち合わせし、高円寺駅の改札口で待ち伏せ&合流し、かすみ草のブーケを渡す。
▶︎担当:友人Nくん
③「えっ?!なになに?!?」と驚くCちゃんを連れ、バーへの道へ誘導。
▶︎担当:友人Nくん
④ バーへの道すがら、約10名が次々とかすみ草のブーケを持って登場する。
▶︎担当:バーの常連の愉快な仲間たち
※途中、大きな交差点で待ち受ける常連Sさんの巨大ブーケ&ひざまづいて待機のサプライズ(通行人の皆様にプロポーズか何かと勘違いされ、若干の人だかりが出来るという珍事件になりました。笑)
↑でかい。こりゃプロポーズと思われるわ。笑
⑤お店へ到着。サプライズで色々な人が店内にいる。
▶︎担当:バーの常連の愉快な仲間たち
※この時、Cちゃんの手には山のようなかすみ草ブーケたちが。笑
⑥最後に待ち受けるCちゃんの彼氏がポストを持って待っている。
※ポストにはみんなから集めた手紙を入れていて、周りも装飾されている
▶︎担当:Cちゃんの彼氏
⑦会場でみんなが集合したところで、ケーキ登場。(Cちゃんの似顔絵プレート付き)
▶︎担当: 友人Yちゃん(ケーキ手作りしてくれた!すごい!)
⑧集めた写真をプロジェクターで投影し、会場に来れなかった人たちの顔も見られるように。
▶︎担当:友人&店員さんたち
⑨最後にみんなで記念撮影。
▶︎担当:みんな
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5. サプライズされた人の反応
もうね、この表情が、全てを物語っていると思います。笑
「くぅ・・・」って聞こえてきそう。笑
ここで、その子の過去のブログの言葉を、すこしだけ、引用させて頂きます。
先日、25歳になりました。
信じられないほどの贈り物を貰いました。
高円寺駅から始まったかすみ草の花束の嵐。いろんなことがあった2月。
彼に「帰るよ」って行ったそこには、会いたい人たちがみんな待っていてくれました。
あんなにかすみ草貰ったことないよ。
嬉しさのあまり驚いて、溢れることを忘れてた感情は、ケーキが出て来た瞬間に、どっと大粒の涙に変わってこぼれました。
あの人を最期に見送った時、そっと左の脇に添えておいたかすみ草。
自分が、心からの「ありがとう」の気持ちを込めてそこに添えた時の気持ちと、最期のあまりに安らかな顔が思い出されました。
みんなの愛に対する「ありがとう」とか
「いまこの瞬間をきっとあの人も喜んでくれているだろうな」とか
何より「この誕生日をきっと両親や家族は気にかけてくれただろうから、こんな風に愛されてることを知ったらわたし以上に喜んでくれるんだろうな」とか
そんなことを思っていました。
こんなことを形にしてくれた大切な人たちに感謝がやまなくて涙が止まらなくて。
今でも思い出すとぐっとくる。一生忘れられない誕生日になりました。
いつだったか、誰かが
誰だよ!大人になったら友達できないって言ったやつ!
って言ってたけど本当そう。笑
こんな大事な人たちに出逢えるなんて、人生何があるか本当にわからないものです。
愛をお返ししなくちゃねと言ったら
そしたらまたお返ししなくちゃと言ってくれる人が隣にいて。
そしてこれが、自分の最期の在り方を考えるヒントかもしれないとも思ったのでした。
この日に「かすみ草」を贈ることは、リスクもはらんでいるように見えると思います。
でも、
私たち友人に、いつも話してくれていた。
「その人とは誕生日が1日違いだから、いつも一緒にお祝いしていたんだ」と。
きっとCちゃんはこの年の誕生日、その人を思い出す。その時の感情の揺れ動きは、もちろんなくならない。
大切な人であれば、ある程。
私たちにいろんなことを包み隠さず話してくれていたCちゃんには、
悲しさ、寂しさ、その人を思って懐かしい気持ち、あたたかい気持ち、、、全部、我慢せず溢れさせていいんだよ。そんな思いで、かすみ草を贈ったのでした。
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さてさて!
「サプライズの何でも屋」note第一弾!いかがでしたでしょうか?
道の途中、次々とブーケを持って登場する演出なんかは、通行の妨げにならなければ色々なところで活用していただけるアイデアなんじゃないかあ〜と思ったりしています。
どんどん手に抱えるブーケの束が大きくなって行くのも楽しげでした。(持つの大変だけど・・・笑)
こんな風に、過去私がやってきたサプライズをいろいろとご紹介していきたいと思います!
「3」のつく日に更新し(ていきたいと思い)ますので!
乞うご期待!!!!!
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