松本・街歩き(前編)〜陶片木〜

やってきました、長野県松本市。松本駅に着いたら向かうは松本城! ではなく中町通り。土蔵づくりの建物が軒を連ねる風情ある商店街で、それでいてしっかり電柱を地中化しているので、見え目スッキリ、歩いていても気持ちがいい♫

昔ながらのお店あり、今時のお洒落なカフェや雑貨店あり、目に飛び込んでくるワクワクするアイコンが多いこと、多いこと。自然と気持ちが盛り上がります(マスクをしていたので、見た目はフツーの通行人Aですけどね😅)

この界隈でランチというと、長野=信州そばということでお蕎麦屋を選ぶことが多く、中でもおすすめのお蕎麦屋さんはこちら。

「野麦」

http://nomugi.o.oo7.jp

行列ができるお蕎麦屋さんだけど、オペレーションがとても丁寧で、お蕎麦も美味しいので、並んでも、相席になってもこのお店で良かったと思わせてくれる絶品のお蕎麦に出会えます。大好きなお店です。

夜営業(要事前予約)もされているみたいで、いつか蕎麦好きな人を誘って行ってみたいな。

でも、今回は「入ったことのないお店に積極的に入ってみよう」と、おしゃれカフェをチョイス。こちらも人気店の

「ナカマチカフェ」

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スフレパンケーキとスペシャリティコーヒーで話題のお店ですが、13時過ぎに来店したら早くもランチの一押しメニューと思われるものは売り切れ😱

どんなメニューかも謎のまま、消去法で食事系ワッフルランチをオーダー。

「お待たせしました〜」と、これまたオシャレが店員が運んできてくれたのがこちらです↓

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ワッフルが見えない大きなベーコンと卵とチーズ♫

食いしん坊のハートと胃袋をつかむボリュームです。安定感のある美味しさで、ピクルスとかぼちゃのサラダも味が絶妙。

テーブルの間隔もゆったりしていて、コーヒーを飲んでまったり〜には最適な空間なのですが、なにせ人気店なのでお客さんが1組、また1組とポツリポツリと来店してきて、並んでいる風ではないけれど、食べ終わってゆっくりするのも申し訳ないし、他のお店でお茶するのも楽しそうなのでそそくさとお会計。コーヒーは深煎りや中深煎りだったので、浅煎り派の私の(まあ、次回機会があったら)程度で悔いなしなのです。

そして、アート&クラフト系のショップ「coto coto」や民藝の老舗「ちきりや」といつものお店に立ち寄り、このお店には必ずと行っていいほど行く「陶片木」へ。

ここは手仕事の温もりを感じさせる生活用品(主に食器やカトラリー)が見ていても楽しくて、数百円単位のアイテムが多いから、つい何か買ってしまうし、前もって「買う」前提で入るお店。そして2階で丸くなって眠る長老猫のモモちゃんに会うのも楽しみの一つなのですが、行く前にネットで調べたら昨年3月に虹の橋を渡ったという情報をキャッチ。

ご高齢だったしなと頭では納得したものの、いざ階段を上がって、どこにもモモちゃんの姿がない店内を見渡すとなんとも言えない寂しさがこみ上げてきます。

2階に上がっても、モモちゃんの存在に気づかない人も多いほど、丸く動かないから、余計に見つけた時の喜びもひとしおだったのだけれど。。。もうあのふさふさ、もふもふには会えません。。。

レジで店主の方にモモちゃんの話をしたら、スマホでモモちゃんの最後の写真を見せてくれました。

色とりどりの花に囲まれて、花の香りを嗅ぎながらすやすやと眠っているようにしか見えないその写真は、あまりに美しく、清々しく、神々しく。。。

19歳と半年とは思えない艶やかな毛並みで、気品あふれる王女のようでもあり、話をしながら目がうるんできて、泣かないように我慢をするクセが久しぶりに発動してしまうほどでした。

来店は数年に1回ペースだし、モモちゃんと遊んだことも、なぜたこともなく、挨拶もそこそこの関係なのにね。

永遠の別れは人も動物も等しく悲しい。

モモちゃんのあまりにも美しい最後の姿は、脳裏にしっかり焼き付けてお店を後にしました。

モモちゃん、安らかにお眠りください。


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