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私のゆるふわSNS運用

私がX(Twitter)始めたのは、会社員を辞めて独立した2018年末。当時はまだ青い鳥のアイコンで、「フォロワー数を伸ばそう!」「1日30投稿!」「有益な情報発信を!」と叫ばれていた時代。SNSなんて見る専だったしやりたくないな〜と思いつつ、食わず嫌いは良くないのでとりあえず1ヶ月だけやってみることに。

約束の1ヶ月間はおそらく、ほぼ毎日投稿できた。最初の1週間は(何を投稿しよう…)と、たった140文字の投稿に小一時間悩んだこともあったけど、慣れてくると「こういう風にするといいねが付きやすいな」とか「ちょっとやり方を変えてみよう」と考える余裕もできていた。


それから5年ちょっと。
もう辞めてやろうか…と思ったこともあったけど、なんとかいまでも続いている。

はじめに言われていたフォロワー数を追うことも、1日30投稿することも結局できていないけれど、みる人によってはそれなりにフォロワー数がいる方かもしれないし、かといって別にインフルエンサーなわけでもなく、「どうやって運用してきたの?」と聞かれることも少なくない。


正直、本当にゆる〜〜〜っとだったので、それを改めて言語化することもなかったのだけど、最近ようやく自分の中でこういうことなのかもしれないと感じることがあり、せっかくなのでnoteに書き留めておく。


ちなみに最近、SNSから(もしくは実際に会ったことがあるとしても)私に対して持っている印象を聞くことが何度かあって、何か参考になるかもしれないので載せてみるね。(自分で言うのはちょっと気が引ける、、)

「キャラというか、雰囲気や世界観をちゃんと作っている」「生活感がない」「ミステリアスな感じ」「ギラギラしてなくて安心できる」「意外とちゃんとデザイナーしてるよね」


”SNSに投稿しないこと”を楽しんでいる

いきなり「???」な感じだけど、当然SNSで発信している人たちだって、SNSには載せない生活の割合の方が多い。

私はインフルエンサーのように生活の一部を切り売りしているわけじゃないから見せていない部分が彼らよりもっと多くて、その時間をめっちゃ楽しんでる。SNSはXがメインだけど、Instagramも趣味レベルで使っているので、それぞれに投稿する内容も分けている。



夜明け前、移動中のバス。エストニア・タリンからラトビア・リガへ向かう田舎道。針葉樹林と雪の残った草原、雪解け水。そんな景色を見ながら聴くMasaki KawasakiさんのGardeniaがこれ以上ないくらい最高だった話なんて、絶対にXには投稿しない。


そんな瞬間を、なによりも大事にしている。


好きなものは好き、それ以外は黙る

SNSの世界には、わざわざ自分の嫌いなものを「嫌いです!!!」と叫ぶ人がいる。別にそれはいいんだけど、「嫌い」と発信することでそこに関わってしまっているのは気にならないんだろうか。

私はその”嫌い”に出会ったとき、黙る。黙ってミュートする。1%も関わりたくないので。

その代わり、好きなものは「好き!」って伝えるよ。


リツイート<<<自分の投稿

自分が拡散したいと思う投稿以外にも、「この投稿をリツイートしてください!」と言われることが、結構ある。わかりやすく「拡散希望」と書いていなくても、知り合いからDMで来ることも。

お世話になっている人とか仲良しの人は応援の気持ちで拡散することもあるんだけど、どうしても自分のアカウント的に違うよねってものだと、拡散したところで誰にとってもプラスの効果があると思えなくて、モヤモヤしちゃう。

だけど確かに、自分が広めたいと思っているものを拡散してもらえるのは嬉しいから、できる限りはしたくて。

結局最近は、リツイートが3つ以上連続しないことと、その前後にきちんと自分の投稿をすること、リツイートだけじゃなく、引用も混ぜること、で落ち着いている。


タイムラインを平和に保つ

SNSって、ときどき論争が起こるじゃないですか。あれが苦手で。
投稿に批判的なリプライが付くことはもちろんわかるんだけど、そこから何人も巻き込んだりよくわからない方向に話が進んだり、みたいなのを見ていると良い気持ちにはならない。

ミュートすればいいんだけど、せっかくフォローした人なのにミュートしちゃうのも寂しい気がして。

その結果、基本的には「会ってちゃんと話したり、関わったりしたことがある人」しかフォローしなくなった。(でも、いつもいいねしてくれる方は見てます🙏ありがとうございます。)

それ以外だと業界のデザイナーさんたちをフォローしてインプットのきっかけにしているのと、気になる人たちや少し会ったことがある人たちのリストを作ってたまーに覗きに行っていたりする。

という感じで、私のタイムラインはだいたいいつも平和です。


PR投稿は、自分が本当に使っているものと好きなものだけ

こんなゆるふわアカウントにも、たまにPR依頼がくる。

「この商品/サービスを使って感想を投稿してください、というようなものがほとんどで、時々「ライバーになりませんか?」などもある。(なりません。)

残念ながら、私は毎月特定の住所に届くものを受け取れないし、デザインスクールに通う予定もないし、ライバーにはなれないのでほとんどの営業DMは返信しないんだけど、たまに良さそう!と思うものがあると、ちゃんと調べてみるし、お互いに良さそうであればPR依頼を受けることもある。

確か初めてPR依頼がきたのはフォロワー数が1000人を超えたあたりの頃。そのときは正直「もしかして、これがインフルエンサー?」と嬉しい気持ちもあったんだけど、逆の立場だったら、何でもかんでもおすすめする人の情報より、「この人が使ってるものならいいものなはず!」という存在の方が憧れるなと思い、基本的には受けない方針になった。

これからもPR関係なく、自分が好きなものはどんどん投稿していくよ🪄


本当に届けたい投稿は、届けたい人に向けて書く

最後だけはちょっとそれっぽいことを書きたくて。

基本的にはゆるゆる更新なんだけど、たま〜に、明確にこれ!って投稿をしたくなることがある。伝えたいこと、主張したいことがあるときは、ちゃんと書く。誰に何を伝えたいのか明確にするだけで、届けたい相手には届いている(ような気がする)。


だからゆるふわでも、”芯があるゆるふわ”になれるのだ。

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