新しい働き方LAB企画|『海外ノマド&クライアントワークをしながら、Udemy講座を作成して収益の柱を作れるのか?』に挑戦してみた!
こんにちは、初めまして!harunaです。
私は今年の6月から、Lancersが手掛けるフリーランスの共創コミュニティ「新しい働き方LAB」の企画として、Udemy講座作りにチャレンジしていました。
この企画も12月で終了、そしてチームメンバーのみなさんも講座を作成&リリースし終えたよ!ということで、この約半年間のことをnoteにまとめていこうと思います✍️
リリースした講座はこちら🔽
実験の目的と背景
私はこれまで、オンライン・オフラインの講座でFigmaの使い方を教える機会が何度もあったのですが、
・毎回ほとんど同じ説明になるので、効率が悪い
・時間の制限による伝え漏れが発生する
・細かい機能まで取り入れようとすると時間が膨大にかかる
・一度にたくさん伝えても、忘れてしまう
ことが気になっていました。
内容によっては直接教えた方が良いことも多いですが、ツールの使い方に関しては直接ではなく、教材化した方が良いのでは?と思い作成しました。
不安だったこと
動画教材を作ったことがないので、きちんとしたものを作れるのか
すでにFigmaの講座はUdemyにいくつもあり、高評価のものが多いので自分の講座が売れるのか
かなり基礎的な内容なので、需要はあるのか
基礎的な内容のみの講座で、購入した人に満足してもらえるのか
検証したいと思っていたこと
いちデザイナーが、受託ではない・かつ制作をしない仕事で収入を得られるのか
制作はとても好きなのですが、使える時間に制限もあるので、それ以外で何かできることはないか?をずっと考えていました
未経験で初めて作る講座でも、収益化できるのか
時間をかけて作成しても、1つも購入されない可能性もあります
活動の概要
ここからは、月ごとに振り返っていきます🔽
6月|講座企画を考える inメキシコ🇲🇽 & ポルトガル🇵🇹
6月中旬、企画がスタート!キックオフを終え、さっそく講座の企画に入りました。ちなみにこのときの滞在地はメキシコで、時差がすごかった(1日違いとか)。
メキシコは、グアナファト(1ヶ月)、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(1週間)、カンクン(3日間)という感じで結構長めに滞在していました。カンクンでは超のんびり過ごそうと思っていたので、それ以外はたくさん働きました✍🏻
その後、大西洋を超えてポルトガル・ポルトに移動。ここでは、時差(7時間)を活用して、モクモク作業が進められました◎
参加するよ〜!のタイミングで書いたnoteはこちら👀
やったこと🔽
講座企画シートの記入
スプレッドシートのテンプレートがあり、そこに記入します
コースの特徴や強みを言語化したり、ターゲットを具体的にしていきます
2週間に1回の勉強会に参加
運営の方から、講座を制作する上でのアドバイスやポイントを教えてもらえます
Slackで随時質問&相談
講座企画シートの内容を何度か共有し、アドバイスいただきました!
勉強会では、毎回スライドを使って説明してもらえるのでめちゃめちゃ学びが多かった……!
初めての講座作りだったので、特に収録方法や資料作りのポイントを教えてもらえたのが本当によかったです✨
7月|講座の内容を作成&プレ講座準備 in マルタ🇲🇹 & ブルガリア🇧🇬
マルタでは、ノマド友達(初めまして含む)とワーケーション!いい感じのAirbnbを借りて、1週間ほど滞在しました。
普段は仕事して、遊ぶ日はめっちゃ遊ぶ!なメリハリが◎
その後はブルガリア・ソフィアで1ヶ月滞在。
もう時差もほぼ無いくらいで(5〜6時間)、ずっと家かコワーキングスペースに篭っていました。
この頃はコワーキングで必死で講座作ってた記憶。進めれば進めるほど、あれもこれもってどんどんボリューミーになってきて、もういっそ台本作っちゃおう!と思いスプレッドシート→Notionに移行して台本作りも始めました。
やったこと🔽
講座の内容を考える
Notionに、セクションごとに項目を入れて作成していきました
プレ講座の内容を決める
資料と、講座用のデザイン作りも!
2週間に1回の勉強会に参加
Slackで随時質問&相談
プレ講座が不安で不安で、何度も練習してました🤫
8月|講座の内容を作成&プレ講座 in ジョージア🇬🇪
実はもう何度も滞在しているジョージア。ここまで初めての国が多かったので、ようやく少し落ち着ける。たくさん仕事しよう!と、ほとんどAirbnbで借りたお家に引きこもっていました。
この頃は、他の仕事も少し忙しくてあまりがっつりは進められず…他のメンバーがどんどん進めているのを見て、みんな忙しいはずなのにすごいな…と、少し焦る気持ちでした。(お盆にがんばりました🔥)
やったこと🔽
講座の内容を考える&台本作り
台本がないと言い忘れがたくさん出てきそうだったので、すべて台本を作ることに。これが意外と大変だった…。
プレ講座の開催と振り返り
講座の内容や説明の仕方は大きく変更しなくても大丈夫そうだったので、残りの部分をひたすら作成していきました!
2週間に1回の勉強会に参加
Slackで随時質問&相談
9月|台本の完成&収録 in タイ🇹🇭
一気にアジア側へ来た9月。タイではバンコクに1ヶ月滞在していたので、この期間に収録を終わらせる計画でした。
まずはコワーキングスペース探し。ここが今回大変だったポイントのひとつ。Udemyは音声審査が厳し目ということで、いろんなコワーキングに行って音声を確認しました。
外の音が入らない(バンコクはバイタクやタクシーの音が大きい)
隣の個室の声や音が入らない(壁が薄かったので、人が少ないタイミングを狙って収録)
個室をドロップインで借りられるところ
そして見つけたのが、「fabbit Global Gateway “Bangkok”」
日本にもいくつか拠点があり、バンコクにも日本人スタッフの方がいました。
が、いざ収録!となった週、体調を崩してしまい(しかも、喉がダメで喋れなかった)数日がんばったものの中途半端な取れ高になってしまったのと、次の国への移動のタイミングになってしまったので、ここでの収録は断念し、体調の回復に専念🍵
やったこと🔽
講座用のデザイン&台本作り
講座で使うデザインは、著作権まわりの問題もあり、すべて自分でサンプルデザインを作成しました!
機能を漏れなく使いつつ、作っていて楽しいデザインを考えるのが難しかった…!
コワーキングスペース探し&収録
2週間に1回の勉強会に参加
Slackで随時質問&相談
10月|収録&編集&リリース🎉 in 韓国🇰🇷
10月、体調が回復してすぐに収録を開始しました!幸いなことに、正式オープン前のコリビングに滞在させてもらうことができ、人があまりいない・静かな住宅街という環境で収録することができました。
とても良いコリビングだったので、ぜひ韓国へ行く機会があれば訪れてみてください🔽
ここで収録〜公開まで終わらせないと、11月からのブラックフライデーセール(めっちゃ売れるらしい!)に間に合わないので、とにかく全部終わらせるぞ!と、ひたすら収録&編集。
編集は、本来企画側へお願いする予定だったのですが私が購入機材を間違えてしまい(音声と動画が別撮りになってしまった)、自分で編集することになりました🥲
サムネイルは、私が信頼しているデザイナーさん(@mayudesign_)に、めちゃめちゃ可愛いのを作ってもらいました💜
やったこと🔽
収録
動画編集
CLP(Udemyのコースランディングページ=販売用のページ)の作成
これも何をどう書いたら良いの???状態だったので、いずれプロの方にアドバイスいただこうと思っています🤝🏻
サムネイル画像の依頼
審査に提出
20日に提出して、26日くらいには合格&出品の連絡がきました!
公開🎉
11月|講座の販売&ブラックフライデーセール in 日本🇯🇵
11月は半年ぶりに日本に帰国して、1ヶ月間、福岡と東京に滞在していました。やっぱり日本は居心地がよくて、安全地帯にいる感覚。
ちなみに、ようやく講座が公開!……された後にも、意外とやることがたくさんあります🔽
無料クーポンの配布&レビュー依頼
最初、レビューがない状態で買ってもらうのは難しいので、無料クーポンをお渡しする代わりにレビューを書いてください!とお願いするのが一般的(?)みたい
ただし、レビューの内容や評価を指定する(星5をつけてね、みたいな)のはNG🙅♀️正直な感想をもらいます
コース内のミスや、わかりにくいところを修正
レビューと合わせて、わかりにくかったポイントやミスを教えてもらいました🙏
SNSやコミュニティでお知らせ
これらが落ち着いたら、自分のSNSや所属しているコミュニティで講座を作ったことを告知します
告知した投稿はこちら🔽
成果
Udemyで、自分が作成した講座を公開できた
初月から収益をあげることができた
ブラックフライデーセールを活用し、予想を上回る収益をあげることができた
(今のところ)高評価をキープすることができた
受託以外での収入を得ることができた(バケットリストのひとつ✨)
ドルでの収入を得ることができた(バケットリストのひとつ✨)
元々予定していた期間を少しすぎてしまいましたが、無事企画期間の中で公開することができました!
具体的な収益はどのくらい?
(普段あまりお金の話はしないのですが、)実際どのくらい収益が入るのか気になる方が多いと思うので…!
💡 総収益
💡 月ごとの収益
💡 受講人数は412人!!!
公開前から「ブラックフライデーセールは1年でいちばん売れる」と言われていたのですが、想像以上に購入してくださる方が多く、多い日だと1日で20人以上の方が購入してくださいました。
金額ももちろんですが、400人以上の方に購入してもらえたのが本当にうれしくて。なんども挫折しかけたけど、本当に、作ってよかったです…!!!
ちなみに、流入経路としてはUdemy内からの検索が圧倒的に多いです。薄い青の「あなたのプロモーション」というところが、SNSやコミュニティからの流入。金額的にはここが多くなる仕組みなのですが、数は圧倒的にUdemyが強い。
おまけ:Udemyの仕組み
収益の話の流れで、講座を販売してみて知ったUdemyの仕組みをシェアします💡(普通に公開されてる情報です)
表示されている収益は、すべて手数料などが引かれた後の金額
Udemyでは、販売金額から「Udemy手数料」「iTunesやGoogleStore手数料」「クーポン利用分の金額」「消費税」が引かれます
収益に表示されている金額はこれらが引かれた分なので、実際の販売額はあまり参考になりません
Udemy手数料には2種類ある
自分で発行したURLからの購入:収益の97%を受け取れる
Udemyからの流入:収益の37%を受け取れる
ちなみに私の講座の場合、ほとんどの方がなにかしらのセールやクーポンを利用して購入しており、ひとつ講座が売れたら、大体1.8ドル〜3.6ドルくらいは手元に残ります。
振り返り
今回、初めて参加させていただいた「新しい働き方実験」。
最初は何も分からず、いろんな人がいろんなことをやっている…!と驚きました。
そのうち、みなさんがやっていることをnoteやSlackで知り、好奇心のあるたのしい大人が集まっていてなんだかワクワクする!と感じるように。
そして期間中、同じくランサーズ主催の「能古島チルフェス」にも参加することができ、同じくUdemy企画に参加しているメンバーや、他の企画に参加している方にもお会いすることもできました!
実は私、こういったコミュニティがあまり得意ではなく初めは不安だったのですが、このメンバーで取り組むことができたおかげで、自分の”新しい働き方”に出会うことができました。
いつも超初心者な質問に答えてくださった方、公開後にレビューを書いてくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました…😭💙
今後やりたいこと
CLPの改善
Udemy内での検索に影響するらしく、いずれプロの方にお願いしたい
プロモーションビデオの作成
講座購入前に見られる動画で、これがある方が購入率が上がるらしい(?)
Udemy Businessでの販売
企業向けに販売する講座に選ばれると、Udemy Businessとしても公開されるとのこと(これは自分ではどうにもできず、講座をたくさん販売する&評価を良くする努力を頑張る!)
応用編や、実践編講座の作成
Udemyで講座を販売している方は、だいたい複数の講座を作成していて、それが一般的なんだそう。
実は、私がいちばん作りたかったのは応用編の内容なので、来年中に作成するぞ!
まとめ
最後に、3つの視点で今回の企画を振り返ってみます。
1, 自分にとって新しい働き方につながったか?
”受託以外で・かつ制作をしない仕事で収入を得られるのか”という点で、私にとって新しい働き方に繋げることができました。
基本的に受託デザイナー(もしくはその他の受託の仕事)がメインの収入源なのですが、今回講座を作成したことで、新たな収入源を作ることができましたし、なによりもその方法を実際に知ることができました。
現状これをメインの仕事とするのは難しいですが、今後やりたいこともできたので、ここから少しずつ広げていきたいと思っています。
2, 数字化/見える化はできないか?
これは、「成果」の部分で具体的に書いているのでクリアできたと思います💡
もともと数字に苦手意識があるのと、あまり興味もなかったのですが、実際に講座がひとつひとつ手にとられていく過程をみていると、いままで自分がほとんど関わってこなかった「販売」について知ることができ、学びになりました。
3, 運転席に座ってみて / 座ろうとして変わったことは?
これは、新しい働き方ラボ3期のテーマ「人生の運転席に座る」に関する視点。
私は今年でフリーランス5年目になるのですが、その間、ほとんどのことを自分の意思で決めてきたので、ずっと”運転席に座っている”感覚でした。
なので大きく変わった、感はないのですが…
私は”目標を決めてそれを達成すること”がとっっっっても苦手で。よく言えば「川下り型(川の流れに身を任せながら進んでいくように、その時々の状況を楽しむタイプ)」らしいのですが、要は計画性がないし、目標立てられないし、それを達成できない人なんです。
(ちょっと話が逸れますが)今回、自分の立てた目標に向かって自分でプロジェクトを進める、という経験をできたことが、このテーマでいう新しい発見のひとつになったのではないかな、と思います。
これまでの、”なんとなくその時の状況に乗っかっていい感じに進む”からすると、大きな変化かもしれません。(本当の期限には遅れたけども)
ということで、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました!そして運営のみなさま、改めて今回は素敵な機会をいただき本当にありがとうございました!
また来年も、新しい挑戦をしていきたいと思います✨
Cover photo by @KohNomad
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