#38 あなたはどんな言葉を身に付けたい?
「3年働いた後よりも、すぐに書いたほうがいい。若いうちに身につけた言葉が"企業の言葉"なのか、"アカデミックな言葉"なのかの違いは大きいから。」
テレワークもいいけれど、家の外に出るとふと頭に残る言葉が降ってくる。今日は祝日だし静かに作業できるかなと思って大学へ行った。
それで今日の話しは、こんな感じで始まった。
「いつから、なぜ博士課程に進もうと思ったの?」
・・・・・・
・研究者、大学の先生になりたいからではない。
どちらかというと実際の社会と繋がる何か活動をしたい。以前から、研究者と実務者の間の溝のようなものを感じていたから、それらをつなぐまたはどちらにも属する存在になりたいと思っていた。
・"論文"は、自分しか気づいていないような問題、表現したい世界を、世界共通の形で世の中に向けて表現できるツールだと思う。それは誰にでも書けるわけではない。だから"論文"として表現する能力を獲得したい。その能力は、書くという表現にとどまらず様々な事にも応用できるはず。
・一度就職してから、ではなくすぐに進学する方が自分の目指す方向的には効果的だと判断した。
・・・・・・
ざっとまとめるとこんな感じの事を答えた。
「あなたのような理由なら、その判断は正しいよ。」
こうはっきりと断言されて、また背中を押してもらった。
自分で決めた事だし、誰かに肯定してもらわないと不安で仕方ないとかそういうわけではなかったけれど。
・・・・・・
今日の言葉、決して全ての学問分野に当てはまるわけではないと思う、という事を断っておきます。それに企業で働くことが悪いとも思いません。企業でしかわからないこともあると思うし、一人ひとり違うのは当たり前だし。ただ自分の研究では当てはまると思ったし、印象に残ったので、感じた事をそのまま書きました。
今夜はただのメモだけど、そういう日もあって良いよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?