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けんかを繰り返して、がんばりに目を向けようと思った姉|ふたりぐらしってね#1

しますよ、そりゃあ。よく聞かれるけど。

割と仲はいい方だと思います。でも、しますけんか。多いのは、妹が部屋をちらかして私が怒るタイプのけんかです。

で、この手のけんかをくりかえして、今思ってるのは、お互いのがんばりに敏感になろうってことです。姉妹、いまそれ頑張ってます。これ姉妹の生活の中で割とトップレベルのイシュー(笑)。

新婚さんとか、学生のルームシェアとかも実際こんな感じなんやろうな。みなさん、私らと一緒に考えて、それぞれの共同生活happyにしてこ~。

感度がちがうという大問題

このテーマに関しては、何回もけんかしちょることからもわかるけど、けっこう根深い。なんでかって、妹とは、”汚い”の感度が違う。私が神経質で、妹があまり気にしない、というかきれいを維持できないタイプ。

暮らし始め初期のころはぶち苦労しました。妹にあまり指摘してもな、でも私もこれは嫌だな、とかぐるぐる考えて。あと妹、反応ない状態で反応したと思ってしまう(いや、どんなんよ。私はいやでも反応してしまうわ)人なので、私の感覚では、指摘してものれんに腕押し状態。

指摘を改善してみる姉

そこで、指摘の方法を変えました、姉。

<これまで>

今の汚い状態について指摘する
こういうのやめてと主張する

<改善後>

今の汚い状態について指摘する+これがなぜ良くない状態か具体的に伝える
こうならないために今後することを提案する
こうならないために今後することを考えてもらう

<これまで>だと、妹はこれを受けて「うん、わかった」しかないです、反応。そらそうや、指摘の仕方的にそういう設計やもん。これやと、次になにするかの考えもしない。なんというか、状況が発生する度、プツップツッときれた状態。

<改善後>やと、指摘されてる理由が(きっと割と)腹落ちするし、次にこうならないための具体的な行動がイメージできる。状況の発生を予防できる、みたいな、、。

治ってきた、それでも満足しない姉

そんな指摘の改善の成果(だと思っちょる)で、汚い!!ってなることが減りました。

でも、妹がいつなんどきもきれいに保てるように治ったわけではないです。あります、今でも、汚い!となること。

あるとき、またキー!となって指摘してしまったって、言われました、

「ねえちゃん、私だってなおそうと努力しちょんよ。ちょっとでも変わったんやったらまずそっちを見てよ。もちろん、汚くしてしまう私が悪いけど。」

切なそうな妹。

あー、私、たしかにできるようになった部分に目を向けてなかったなあ。

妹のがんばりに対する感度をあげようと思った姉

いつも、ストレスを受けてるのは、私。やから、完璧に治るまで指摘して、完璧に治してもらう権利はある、と思ってました。

でも、怠惰ではなく、感度の問題で汚くしてしまう妹にとって、指摘を受けて治すことって結構な大仕事、実は。やから、「そっちに過失があるんやからつべこべ言わずがんばれ」って指摘するだけの指導者になるよりも、応援者ってか、ひとつひとつの成長を見守って喜ぶほうが、たぶん結果出る。

し、私もストレスない。

うーなんではよ気づかんかったんやろうって考えて、今のところ思っているのは、私ばっかりストレスたまってるという認識で、妹視点が足りなかった、ということ。

うむうむ。ほんと、外から見たらただの些細なけんか。でも、いろいろつまっちょるなあと思いました。

共同生活をしていて、感度の違いで困っている人たち、これから共同生活を始める人たち、一緒にがんばりましょう。指摘の仕方と、相手の頑張りをよく見るという気づき、姉歴19年の冬です。

文・はる

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