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おおた社会福祉士会9月定例会「大田区成年後見制度利用促進基本計画にみる地域連携ネットワークのめざす姿」

おおた社会福祉士会9月定例会「大田区成年後見制度利用促進基本計画にみる地域連携ネットワークのめざす姿」

内容メモです。

長谷川課長から。

第一回大田区成年後見制度等利用促進協議会。
ハイブリッド方式。公開で進めていきたい。

テーマは利用促進の課題として感じていること。
①成年後見制度の正しい理解と普及。

②権利擁護支援のための取り組み。
後見制度は利用が全てではなく、本人が望んでいることを実現することが大事。という意見。

③意思決定支援を重視した支援体制の構築。
これまでの周知の仕方とは異なる体制の構築が必要。

④継続的な支援(サポート)
本人が生き生きと過ごしていけるものが必要。支援者が一体となりチームで支援をすることが大事、という意見。

費用負担能力がない人、身寄りがない人をはじめ、複合化複雑化した人への支援。年々増えている。
補助86,ほさ
全体で1281くらい。毎年伸びている。

区は区長申立、報酬助成。

区長申立
補助、保佐累計が増えている。
成年後見制度等に関する相談件数は伸びているが、区長申立件数は横ばい。

社会福祉士の力が必要。権利擁護が大事。


おおた成年後見センター、岡田純子。
中核機関の機能。
周知啓発。親族後見人へのサポート。
権利擁護支援検討会議。
社会貢献型貢献人の育成。

おおた成年貢献センターの実践
1.令和2年、4159件相談業務。
後見人等候補者照会75件
保佐35件、補助7件増えている。丁寧に、時間がかかる

2.後見人等支援
親族の後見人定期報告等支援、交流会
親族の使い込みが多いことが多い。

3.市民後見人育成・支援

4.法人後見・ちいき
任意後見制度など。
現在職員が12人。推進担当3名、後見を担うのが9名。

手引きの説明。
権利擁護支援
具体的に想定される

権利擁護支援検討会議
弁護士、司法書士、社会福祉士など専門職の助言を受ける場。
相談例。90歳男性で要介護3。、在宅で娘と二人暮らし。5年前に脳梗塞、2年前に暴力的になることがあった。株や不動産取引で財産を失わないか娘は心配。後見制度が適切か、迷いがある。

チーム支援。
後見人がつくと居なくなってしまう。連携が取りにくくなってしまう。そうではなくて今までの支援チームの輪に後見人等が加わるイメージ。
付いて終わりでなくて始まり。

本人は人とのコミニケーションが苦手。

子にとっての親なき後。に備える。
親自身の将来の備えも。
老いじたく。相談会。
社協は区から委託を受けて。始めるきっかけづくり。1,.相続・遺言。2.任意後見。

出前講座、職員を無料派遣。
どこかに繋いで下さい。としている。

チーム支援。意思決定支援。他職種連携。つなぐ。つながる。地域と。

制度利用をすることで、制度につながる、本人が望んでいた生活ができることが大事。あくまでも手段。何がなんでも成年後見制度を使ってもらうのが目的ではない。

質疑応答
品川区のように保証人(緊急連絡先、転院時の付き添い、入院費の支払い代行、)品川区の安心サービス。のようなものはあるか?
→今はない。福祉で検討していきたい。

日常生活自立支援事業
社協と本人との委任契約。判断能力が不十分。本人が内容を理解できないと契約に至らない。通帳を預けるのを嫌がる。こちらの方が成年後見制度よりも大事。

不適切な成年後見が行われてないか、虐待通報のような通報窓口。本人の意向を確認してると思えないような時の成年後見の変更ができるようにすること。後見人を変えるためのネットワーク。
→権利擁護支援検討会議では、本人の
センターに相談を寄せて頂ければ、後見人を変えるのは裁判所があるので簡単ではないがやっていきたい。

→社協にも相談は来ている。チームで集まって確認したこともある。相性もある。柔軟な交代ができるように国でも言われている。ただ中々進まない。虐待通報や既存のネットワークで伝えてほしい。

知的障害者のご家族は成年後見センターの取り組みや成年後見制度についてどう思われているか。
→制度利用理解するとやりたくない人もいる。
大田区の申し立ての中には保佐、補助も増えてきている。そういったものも利用して本人の意思を出来るだけ尊重したいと思っている。
知的障害者、精神障害の方でお金の問題があり、使いたくないという話も聞いている。
出来るだけ制度の良い面を使って、皆さんと共有していきたい。

周りの人になんでそんな制度使うの?と言われたりした。お小遣いをお母さんや本人使えなくなる。親御さんがいる時は良いが、親がいなくなった時に後見人が探るしかない。後見人も何が良いのか考えながら進められたらと思います。

不適切な成年後見人、数ヶ月に一回しか本人にお小遣いを持参するだけで、ケアマネとヘルパーに任せっきり。なっている弁護士で社会福祉士の後見人。
→月に何回というものはない。本人の様子を確認するという規定がある。ケアマネやヘルパーから聞く方法もある。
ただ本人がどう思っているのかが大事。
社会福祉士ならパートナー東京に相談して欲しい。

区として、チーム支援、福祉全般の中で確立していこうとしている。区役所の中でも押し付け合いという事象が無くなっているわけではない。後見人に任せっぱなしにせず、チームで支援をしていく。一緒に福祉を考えて、参加をしていって欲しい。当事者の声を拾えないのではないか。
障害者支援会議など区の施策をみて、お電話でも。その中で出来ることから進めて行きたいと思っている。

目指すところは同じ、一緒に進めていきたい。

当事者の方。佐々木さん。
育成会の佐々木さん。
知的障害者の方は成年後見制度をあまり使いたくないという方もいる。久保会長の話はわからないが。
知的障害者の意思をしっかりと
会社の人は、福祉、ケアマネさんもいない、相談支援員もいないというと成年後見制度を周知するのも難しい。

貢献報酬がお金がない人が使いづらくなるのではと思っている。親が子どもにいくら残すのか不安。よくわからない。抜本的に考えて頂かないと難しいかなと思っている。

→成年後見、もっとアウトリーチも。自覚をしている。気付いた方が成年後見センターに繋いでいく。
チームの入り口になって頂ければと思っている。

兄弟がいる場合。親に託された方が抱え込んでしまう人もいる。悩んでいる方がいたらセンターに繋げて欲しいと思う。

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