悪い意味で「竹を割ったような性格」の私
「竹を割ったような性格」とは、
「サバサバしていて真っ直ぐで素直、悪さをできない性格」
という意味で、
良い意味で使われるらしい。
私のこの言葉に対しての第一印象は、
「気性が荒い」「オブラートに包まずハッキリ物を言う」「我がまま」
というイメージだった。まさか良い意味で使われているとは。
私は自分のことを「竹を割ったような性格」だと思っていた。先に列記した悪い意味で。
私は、先輩後輩関係なく、思ったことはストレートに口に出てしまう。
これを私の長所と考えてくれる人もいれば、取っ付きにくいと短所と考える人もいる。
昨日、同じチームの同性の先輩が、面倒くさい作業を提案してきた。
提案内容は悪くないが、血液型A型の先輩とB型の私でひとつのデータベースに情報の共有・蓄積をするため共同作業を行うというものだ。私はその先輩が苦手なので、やりたくない。関わりたくない。出来れば廃止の方向に持って行きたいと願っていた。
断るということは、少なからず先輩の提案に対して否定が入るわけで、悪い意味で「竹を割ったような性格」の私は、断りのメールを何パターンか作ったが、今の先輩と私の関係に火に油を注ぐようなことになりかねないと思い、踏みとどまっていた。
断りのメール案を、別の先輩に見せた。
「面白いけど、これはヤバいね」という回答だった。
別の先輩の助言は、「提案のベースは否定しない。明らかに違うものだけ、事情と別案を提案すること。他の人の意見も聞くように促すこと。直接話すこと」を、アドバイスいただいた。
「普通の大人」なら助言無しでこれが出来て当然だが、私的には目から鱗だった。
この助言を考えながら作ったメールを先輩に出したところ、先輩からゴキゲンなメールが返ってきた。「システムに長けていないので、参考になった」とのこと。
お、私、大人の階段登ったかも。
この手法、使えるやーん。
言い方ひとつで反応がここまで違うとは。アドバイスを考えない私のメールだったら、間違いなくブチ切れられてたな。
良い意味で「竹を割ったような私」といわれるように、がんばろう。