金星明星共通形7題目の改良手順案(失敗)

背景

上記動画で次の図の手順紹介がされている。黒が手抜いて以降、白のフクミ手連打の手順が相当長くて大変だ。もう少し理解しやすそうな手順はないだろうか。

動画での手順。黒25, 27で手抜いてから40手程度右上の白の攻めに付き合わされる
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改良手順案(?)


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改良案では黒43を変化させている。
一見白44で両ミセが決まってしまうように見えるが、黒53までで四ノリが発生する図に持っていける。この図以降も左上で白が攻める余地が残っているので、元の動画の手順と比較して付き合わされる手数自体はそれほど変わらなさそうである。ただ、逆転の余地も少なそうに見えること、手の流れはこちらの方が理解しやすそうでメリットがありそうかと考えていた。

そううまくは行かない

こちらの白42は先程の方針が使えず、動画の図に戻る
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元の動画の手順を回避するのであれば、白42を上図のように代えて動画手順に合流する変化についても途中で黒が手を変える必要が出てくる。しかも先ほど紹介した黒43に効果がないので、別の方針を考える必要が出てきそうだ。
そうすると結局把握するべき局面数が増えてしまうので最初の目的は達成できない。先人が考えた定石は偉大だと思い知った。


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