フリート3

僕がやっと会いに行った場所が、
いつのその子がいる店舗ではなくて
原宿のポムポムプリンカフェでした。

なのでいつもの店舗に会いに行きたいなって
思ってたんですけど、いざとなると
緊張で話せなくなるのが怖くて躊躇ってました。

閃きました。台本を作ればいいんだと。
聞きたいことと、それに対する僕の回答を
書いた紙を用意していきました。

台本があったところで何も変わりませんでした。

目の前に居て僕の事を覚えててくれて
名前を呼んでくれる訳です。
僕は顔見れないのでわかりませんが多分本人です。

声で判別を付けるしかないんです。
でも声も凄い可愛いのでそれだけで心臓が痛いです。

僕は客だし僕が行くしか会う手段はないのだけど
いざ目の前に居ると、僕はここに居ていいのか とか
凄く人気で忙しいのに
うまく話せない僕に気を使わせてしまって
申し訳ないなという気持ちになります。
ですが、僕には台本があります。
これを読み上げるだけでコミュニケーションが
取れる訳です。凄いです。

結果、僕は緊張して台本すら読めませんでした。
でも僕の紙を見て、
それ読んでいい?って優しく言ってくれました。
返事も声出ないので頷くしかできなかったです。
僕の書いた汚い字を全部読んで
全部答えてくれました。
僕はつまらない質問しか書いてないのですが
全部楽しそうに話してくれました。
それが凄く嬉しかったです。

きっと僕より年下だろうに、
気を使わせてばかりで申し訳ない。
でもそういう所が好きな所な訳です。


いつか目を見て楽しく話せますように。


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