私のことで悲しんでくれる人

7月18日。日本中に衝撃が走った。

三浦春馬のショッキングなニュース。

熱狂的なファンではなかったが、彼が出ている映画やドラマは見たことがあるものが多い。

速報が入った時、私は友人たちと一緒にいた。みんなもファンではないが、時代を代表する俳優のニュースにショックが隠せず、しばらく無言が続いた。

そんな中、一人が言った

「何かしんどいことがあったら、一晩寝て、みんなで集まって、とりあえず楽しい話をしようね。」

「しんどかったら逃げてもいい。絶対に生きてなきゃ。」

彼女はまっすぐ私の方を見ていた。


昨年、私は立っていることすらしんどいと思う精神状態で、仕事に行けなくなり、休んでいた時期がある。自分の感情を表現することが苦手で、どう伝えたらわかってもらえるかを考える事すら辛くて友人にも言えず、ただ家で何もできない自分を責めていた。

しかし、会話の流れで休んでいる事実だけを彼女には伝えていた。

その後復職し、友人と一緒にいても心の底から笑えるようになった。

彼女は当時も復職してからも、何があったのか聞いてこなかったが、その一言を聞いてはっとした。


私は、すごく心配をかけてしまっていたのか。

それも、休んでいる間だけではなくその後もずっと。

私がいようがいまいが、彼女たちの人生にはなにも影響を与えないと思っていた。

違うのか。

少し心が軽くなった。

心配をかけてごめんね。私は大丈夫。いなくなったりしないよ。

ありがとう。これからもよろしくね。

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