少年漫画の寿命

「鬼滅の刃」が連載を終了した。インターネットのニュースサイトでもトップニュース扱いである。これを社会現象とすべきかと考えると判断がまだ出来ないが、今年の映画と恐らく決定しているであろうアニメの続編によって社会の認知度はさらに上がっていくと思われる。連載期間は約5年くらいで、引き延ばそうと思えばまだ続けることが可能ではあるかと思ったが、終了できてよかったと思う。私の持論として少年漫画は長くてもドラゴンボール以内(全42巻)で収めるべきであると思っている。ドラゴンボールの連載期間は役10年であった。なぜその位の時間で抑えるべきなのかは、少年漫画は少年時代に出来るだけ完結しておくべきだと思うのだ。作品が淡々と続いていく先に意味は無く、2時間の映画のようにエンドロールを迎えるべきである。「少年漫画の長期連載期間10年≒映画の2時間」という考え方である。短編で素晴らしい映画もあるが、映画の標準的な長さとしては、90分から150分位なのでそこは連載期間も多少のぶれがあってもいいと思うのである。

また連載期間が10年位に抑えるべきである別の観点からは、作者の新しい長期連載作品が読んでみたいというものがある。週刊誌で長期の連載をもっていると、新しいプロットを持っていても実現しないケースもあるのではと思う。

また、人が変わるタイミングを与えてくれるからである。ドラゴンボールやSLAM DUNKが連載を終了した後に、週刊少年ジャンプは途端に発行部数が落ちた。会社としては売上を維持をしたかっただろうけど、読者の視点からすれば雑誌を購入を止めるタイミングを与えるのが連載の完了であっていいと思うのだ。我々は成長していかないといけないからだ。作品の終了は1つの節目を与えてくれるのだ。作者の死亡などで未完によりもいいと思う。70年代、80年代に連載を終わらせた作品でもまだ生き続けている作品もあるのも事実だ。

ただしこち亀はのぞく。

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