見出し画像

平成の最後に私が関わった代表作を挙げる。

今日で平成という元号が終わる。
自分としてはずっと

「あっ、平成から令和なんてそんな別に興味ないっすから」

という気持ちでいたが、繰り返しそう言うようになったらいつしか「平成から令和」ということをよく考えるようになり、気になってしまうようになったという次第。
なんというか、「キライはスキの裏返し」的な感じでなんともアレである。

そしてついでにツイッターでよくみかける「平成の最後に自分のなんちゃらを貼る」を自分もやってみようかと思って、じゃあ一番伸びたツイートでも貼ろうかと思ったら、なんだかそれを調べるのもやや手間らしくて面倒くなって諦める。
過去に参加した作品を貼って「自分の代表作」としようかと思ったが、アニメもゲームも共同作業なので自分の作品というより、「自分が担当させて頂いた代表的な作品の役職?」的な感じになる。
時折、そうして過去に参加した作品を挙げて「代表作です!」という事にやや罪悪感を感じることがあり、今はまさに若干それである。
てゆかツイッターじゃ文字数が足りないし、数珠繋ぎのように連投するのもなんかいやだ。

あ、でももしかしたらツイッターじゃなくてnoteだったらその辺少しはマシに書けるのでは、と思ったので、今日はnoteで書く「平成の最後に私が関わった代表作を挙げる」でいこうと思う。

平成といえば、30年あるわけだが、私は今36歳だったと思うので、平成元年になった時には6歳である。小1かな。当然仕事もしてない。ちなみに日本にすら居ない。(この辺はいつかネタにする)
絵というかラクガキは好きだったので、小1当時描いた絵というのはあるかもしれない。
けどまあそれは置いておいて、社会人になってからの代表作とする。

◆ブラスレイター (2008年 TVアニメ)
当時GONZOの3DCG部で、新人に毛が生えた程度だった私は、このプロジェクトに3DCGアニメーターのひとりとしてアサインされた。
この作品が自分のCGアニメーター人生の大きな礎となったのは間違いない。
板野一郎最後の監督作品。
板野さんは監督ではあったけども、かなりみっちりと3DCGのパートのチェックやってくれて、私は大変成長することができたです。

◆楽園追放 (2014年 劇場上映アニメ)
モーション監督を担当してました。
みんなが作ったモーションや芝居や画の部分のチェックと、あと3DCGアニメーターをやってました。
私がチェックしてから、監督の水島さんや演出の京田さんにみてもらう、という流れです。
この仕事をやってたときよく考えてたのは「アニメを模倣する」のではなく「アニメをつくる先人の方々がどういうものをつくろうと目指したのか、という意図を出来るだけ継いで、それを僕らが3DCGでつくるならこういうもの、というものを作りたい」という気持ちが強かったです。
この作品に関われたおかげで、大変成長できたと思う。
当時グラフィニカ所属。
なんか楽園追放の話になると敬語になっちゃうよ、何故か。
ちなみに下の絵は、3DCGで主に組むのを私が担当。(仕上げは横川さん)

◆東京クロノス (2019 VRビジュアルノベル)
グラフィニカを退職して、スクウェアエニックスに行き、しかしそこを3ヶ月で辞め、それからすぐMyDearest Inc.に移って監督、というかディレクター(同じだが)を担当した作品。
ゲームエンジンでアニメを作りたいと思ってグラフィニカを辞めたが、気付いたらそっちよりVR作品のディレクターをやる事が主な仕事になった。
アニメではないが今までの自分の経験を活かし、あとディレクターだけでなく3DCGアニメーターだったり、初めてUI設計やったりとか諸々した。
初めてのことばかりで大変勉強になったし、色々経験させてもらった。
ちなみに別にアニメをつくりたい気持ちを諦めたつもりは全くない。

他にもあるが、自分にとっていま大きいのはこの3つだ。

令和が平和でありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?