進撃の就活DAY2 企業分析
DAY1では自己理念を定めたが、DAY2では企業分析についての講義を受けた。その内容をここでアウトプットしていく。
講義内容
時価総額が最も高いのは?
A. IT企業売り上げ20億円
B. 不動産企業売り上げ100億円
C. 人材紹介企業売り上げ50億円
正解はA。Aは売り上げが最も低いにも関わらず、時価総額が最も高いのは単にIT業界という市場が伸びているためだ。市場が伸びていくのに伴って成長が期待できるだろう、と言うわけである。このように伸びていく企業を見つけるにはまず伸びている市場が何かを把握しなければならない。市場が命と言えるだろう。
企業を成長させる投資家とは?
企業が急成長するには多額の資金が必要である。しかし、起業したばかりの企業が銀行から融資を受けることは難しい。つまり、投資家からの投資が不可欠になってくるのである。
では、企業を成長させる投資家とはどのような人を指すのか。ズバリ言うと、自分の大切なものを捨てられる人だ。具体的に言えば投資のために自社株を捨てることができる人のことを指す。
投資の基礎知識
まず企業には2種類ある。スタートアップモデルに従うものと、スモールビジネスモデルに従うものだ。スタートアップモデルは市場環境が不確実であるが、成功すれば短時間で巨額のリターンを得ることができる。一方でスモールビジネスモデル変化の少ない市場環境で利益を着実に積み上げていくと言う特徴がある。スタートアップモデルは未来への「投資」、スモールビジネスモデルは過去への「融資」と捉えることもできる。
当たり前であるが、伸びていく企業はスタートアップモデルに属する。伸びていく企業とそうで無いものを見分けるにはどこを見れば良いのか。ポイントは投資家である。
投資家の世界ではトップ10%の有力投資家が投資した企業に残りの90%が投資したいという構図ができている。すなわち、初期の段階でその有力投資家からの投資を受けていれば次回以降の資金調達が容易になり、結果的に成功する確率が跳ね上がる。
そのため、投資家たちは有力投資家がどこに投資するかに目を光らせているのである。(未上場企業にはインサイダー取引という概念がない)
日本ではアメリカのシリコンバレーで流行ったアイデアを数年遅れで取り入れたタイムマシン経営を行っている企業がよく見られる。逆にシリコンバレーで今流行っているアイデアを知れば、日本でこれから伸びていく企業がわかるのだ。これも重要なポイントとなるだろう。
結局のところ何が大事なの?
市場を見てから、投資家を見ること!これに尽きる。
用語の意味
・時価総額
企業の価値を表す指標。時価総額は株の価値を指す。上場企業の時価総額は株価と株式数の積で表される。未上場企業は企業の持つ資産や負債などに着目して総合的に求められる。
・インサイダー取引
上場企業の関係者等がその権限を用いて得た情報を用いてその情報が公開される前に自社株を売買することで利益を得ようとする犯罪行為のこと。
・VC
VC(ベンチャーキャピタル)とはLP(投資家)からの資金をプールし、高い成長率をもつ未上場企業に投資する投資ファンドのことをいう。VCの管理人はプールした資金の2%を管理報酬、投資したリターンの20%を成果報酬として得る。
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