アナログ
公開されたと聞きつけ、観に行ってきた。
『アナログ』
わたしはこれを観て、愛を感じた。
※ネタバレを含みます
携帯が無い相手でも「会いたい気持ちがあれば会えます」というみゆきの言葉に、胸がギュッとなった。
大事なのは、まめにとる連絡でもなく、
会いたいという気持ち。相手を思う気持ち。
それが無くなるから、単に会わなくなるだけ。
気持ちは、行動は、シンプルなもんだなと。
連絡を取らずとも、毎週ではなくとも、
自分たちのペースで会い続け、
お互いの気持ちを繋ぐ2人。
会う曜日を楽しみに、それぞれそれまでの日を頑張って過ごし、その日が来たらお決まりの店でコーヒーを飲んで、お互いがお互いのことを思って選んだ場所へ行く。
純粋に相手と楽しみたい、相手と共有したい
という気持ちからの行動だから、素敵だとなと思った。
素性を知らずとも、これからの人生を一緒に歩んでいきたいと思えることも、多少リスキーではあるけれど素敵だと思った。
条件では無いんだなと。
突然会えなくなってからも相手を思えるところも、すごいなと思った。
そんなに何が繋ぎ止めるのだろうか。
わたしには分からなかった。
(話を戻す)
突然会えなくなったのは、プロポーズされる予定だった日に事故に遭ったからだと知り、脳の障害と下半身麻痺となってしまったみゆきでも、
悟はそれを支えたいと言った。
結果として結婚はできなかったけど「家族になる予定だったんです」と。
愛だよなぁ
わたしには分からないことも多かったけど、
羨ましいなと思ったし、こんな風にお互いがお互いを思って考えたり行動してたりしたら、違ったのになと、当たり前なことを思ったりもした。
愛の形は人それぞれだけど、根本は同じなような気がする。
結婚が全てとは思わないし、やっぱり1人でもいいかなとも思った。