剣が君百夜綴り感想③【二輪草の書】ネタバレあり

個別の書が気になるのをぐっと我慢して二輪草の書を進めていきます
◎は恐らく正史続編(自分用メモとして)です


＊二輪草の書＊


★百花繚乱びいどろ玉(九十九丸・螢)

どの世界線でもお腹空かせて仕事探して持ち前の人の好さで面倒ごとに首を突っ込んでいく九十九丸、ぶれない。笑
どの世界線でもきっちり御用聞きを務める螢と、香夜ちゃんとの外堀を埋めたがる金四郎さんかむろ、ぶれない。笑
これは途中の選択肢の「手を繋ぎましょう」で二人が一緒にたじろぐところが可愛かったです
イラストも綺麗で見惚れてしまったのですが、びいどろ玉ってビー玉ですよね？ガラス玉ですよね？
け、怪我しないか…？あんなに綺麗に宙に浮くか…？笑


★優美に剣は舞う(実彰さん・縁)

これは好き…！良い！
実彰さんルートの縁みたいな関係性だと少し悲しいのですが(実彰さんも香夜ちゃんも江戸にいられない理由のひとつになってしまうので)、こんな仲であってほしい、願望。
それにしても散々外見いじられてるのだから仮面つけてもバレるでしょうよ。というツッコミは無粋でしょうか。笑
それにしてもイラストが綺麗で。
これは見惚れてしまうだろうなあ…
真面目で不器用な縁と洞察キレキレで慈愛の実彰さん、二人の好きな部分が描かれていて幸せな気持ちになりました◎


★彼女が消えた？(左京さん・鈴懸)

天狗の隠れ簑で香夜ちゃんが消えてしまうというお話
わたしは最初から風呂入れと思っていたよ！笑
左京さん鈴懸といると毒気抜かれちゃうのかしら、なぜ気付かない…
(団子が空中を歩くのは良いのか…)のツッコミや
「実彰さんは山の中、左京さんは日陰」の分析に笑ってしまった
たしかに陰キャ臭がすごいもの。笑
でもこの6人だと陰じゃないの鈴懸くらいですよね(すみません)。
あと迷いなくヒロインに水ぶっかける左京さん、らしくて良かったです


★剣取りと料理茶屋と(九十九丸・縁)◎

やっと正史補完ぽいエピソードですね！嬉しいです
結局すぐには言えなくてあのずぶ濡れ神社で打ち明けたのでしょうね、でもこれは剣ルートなのね…
たしかに九十九丸の剣一筋感がすごい
付き合ってくれる縁素敵
本当他人ルートでは粋な大人なんだから…悲


★復讐の心(螢・左京さん)◎

こちらも正史補完エピソード
螢の奇魂エンドですね
そう、左京さんがこの芝居に参加してたのにすごく違和感があったのよ！
こういうことだったんですね…
鬼というだけでかつての仲間だった螢にさえも憎しみを向ける左京さんに、「それじゃ人間というだけで憎しみを向ける斬鉄たちと同じだ」という皮肉をどの展開でも口にしない螢、まじ王族…懐の深さよ
左京さんはどうも他人との距離感の測り方が下手な気がします笑
すごく遠い(我関せず)か、すごく近い(つい過干渉しちゃう)か、みたいな


★贈り物の意味(実彰さん・鈴懸)◎

こちらは鈴懸幸魂の補完、というか後日談ですかね？
実彰さんいつ旅立つん、とツッコミかけたタイミングで旅立つ報告。笑
旅立つ予定があってよかった。(？)
そして贈り物に意味があると言って墓穴を掘っていく実彰さん。笑
鈴懸と町巡りやお買い物はなかなか大変…！


★大雨が降る一夜に(九十九丸・鈴懸)

これはアナザーストーリーでしょうか？
いいですねー！若い！笑
枕と勘違いして抱きつくとは、鈴懸だけに許される所業ですね
そしておいしいところをもっていくメインヒーロー
特に描写がなかったのですがいびきは…大丈夫だったのだろうか…笑
ちなみにこれお松ちゃんの立場だったらちょっともやっとしていたかもしれない、せっかく善意で貸したのに男2人も連れ込んで…と思ってしまう、かも
遺恨なく過去の話にしてくれるお松ちゃんまじいい子


★御用聞き達の仕事ぶり(螢・縁)◎

縁和魂エンドの補完もしくは後日談
個人的にあまり納得していないエンドでもあったので、なんとも言えないかんじです笑
妙さん調べあげたのもきっと徳川の力だもんなぁ…
どうしても縁本人ルートはなんか違うってなっちゃうのなんで


★剣豪達の共通点(実彰さん・左京さん)

いじめられていた矢ノ彦を助けたついでに剣術指南しちゃうお話
左京さんやっぱり子どもには甘い…そして干渉しがち…出てますよオカン属性。笑
矢ノ彦の「強いお侍さんはどうして独り言が多いの？」にめっちゃ笑いました
それな！！
実彰さんはともかく左京さんはガチの独り言だからな。笑


★美味しい夕餉を(九十九丸・実彰さん)

ノリノリのおとんである。笑
ノッちゃう九十九丸と実彰さん
あーん合戦…
なんだよこの世界ツッコミ不在かよ…
夢オチのようなお話でした
それにしても香夜ちゃんと気付かずささっと手助けしてくれる九十九丸先輩、本当誰にでも優しいのな…これ昔からめっちゃモテただろうと思うのですがいかがでしょうか(そして本人はそれに気付いていない)。


★お人好しの二人組(螢・鈴懸)

これは容易に想像できますねー！笑
身投げしそうな女の人まさかの七重さんで普通に驚きました
まだ潜伏してる時系列ね…
とったどー！イラスト可愛かった


★目利きはどちら？(縁・左京さん)

もうね、左京さんすーぐ煽られちゃうんだから。笑
簡単に嘘をつくからそうなるのです。嘘に嘘を重ねるの、ほんと初期の左京さんらしい。
縁や実彰さんなど年長組と関わると急に左京さんのメッキが剥がれる気がするのは私だけでしょうか。笑


★子供好きな先生達(九十九丸・左京さん)◎

寺子屋幸魂エンド続編ですね
子どもたちとテンション上がって怒られる九十九丸、頭痛める左京さん、うん、想像通り。笑
しかし香夜ちゃんについたあだ名の「寺子屋の剣豪」の破壊力やばいですねめっちゃ笑った


★巻き込み巻き込まれ(螢・実彰さん)◎

思ってたよ、途中からこれ鬼ごっこやんって…！笑
納屋にぎゅうぎゅうになってるところは実彰さん正史のくせに螢にドキドキしましたごめんなさいだってこの角度はあかんよ…！
鈴懸と九十九丸がしつこすぎて縁嫌なやつすぎて笑いました


★我が主はどこだろう(縁・鈴懸)

コロかわ…！
あのほら話普通に騙された！なんならちょっと泣いたし真面目時代縁にときめいたりもしたわ！笑
さすがです。かしこ。そしてかわ。



＊まとめ＊

山茶花の書、桜の書でも思いましたが、個別ルート入っていないのでどうしても香夜ちゃんハーレムになりがちで、なんかなあ…という感じでした
花嫁行列は任務と建前なので割と形だけハーレム(しかも徐々に個別へ収束)だったのでそこまで、もやもやしませんでしたが…
どれも面白かった、面白かったのですが、やっぱりわたしは本編が好きだ！



さて、やっと個別の書へ入ります

順番どうしようかな…