息子の言語の話 Vol.3

(この話は、今年6月頃に私がFacebookにあげたものを個人情報が分からないように再編集したものです。)

今回はずっと書きたかったベビーサインについての話です。
ベビーサインとは、まだ話せない赤ちゃんとコミュニケーションを取るために考案された育児法です。息子しゃおりゅーは、生後3ヶ月くらいの頃に習い始めて、最近レッスンを卒業しました🌸いくつかのレッスン団体があるようですが、我が家は日本ベビーサイン協会のM先生に教えて頂きました✨


①ベビーサインはどんなもの?
赤ちゃんはかなり意思がはっきりしてきても発声器官が未発達で喋れない、自分の意思が周りに伝わらないことによってフラストレーションが溜まる(親も)そうなので、手話を赤ちゃんに教えて親子で楽しくコミュニケーションを取るという育児法です👏発祥はアメリカ。
私はいつの頃からか知っていて、子供が出来たら絶対習いたいと思ってました(育児法を習うというより新しい言語を習う感覚でした)✨


②どうやって習う?
日本ベビーサイン協会認定の先生が各地でレッスンを開講されています✏️M先生のレッスンはコロナ対策のため全てオンラインでした💻最初は、対面の方が効果が高いのでは?と思ったけど、実はお出かけの用意が不要で慣れた自宅でレッスン出来るのはとても便利✨最初は何が起こってるかわからなかったしゃおりゅーがだんだんパソコンに注目していって、最終的には画面見て踊り出すようになったのはとても面白かった😆


③いつから習う?
6ヶ月以下の赤ちゃん向けにはプレ・ベビーサインというレッスンがあります。これはベビーサインをやるための下準備をするような感じ。親がベビーサインのことを知って、生活の中に取り入れる心づもりをします。赤ちゃん向けのお歌なんかも教えて頂きました☺️
正式なレッスンは6ヶ月以降のベビーサインクラスから。1歳半くらいまで習えるそうです。


④どんなレッスン?
ベビーサインクラスは盛り沢山な内容です🥳
始めの挨拶のお歌があって、お返事の練習、手遊びやゲームや絵本、親のための育児への向き合い方のお話、バイバイのお歌等、毎回楽しくて30分があっという間過ぎていきました✨
歌やゲームの中に、ベビーサインをたくさん取り入れて自然に親子で覚えていけます。
レッスン以外には、まず親が生活の中で沢山子供にベビーサインを見せ(子供の手を無理矢理動かしたりはしない)子供がそれを模倣、さらに自発的にコミュニケーションのために手を動かすのを待ちます。
M先生は親子ともに負担にならない言葉かけで優しく分かりやすくレッスンを進めて下さり、育児🔰の私の心のオアシスのようでした😭🏝


⑤どんなサインがある?
ベビーサインは何百個もあって、赤ちゃんの生活に関わる物事ほとんどをベビーサインで表せると思います。以下一例ですが
挨拶→おはよう、バイバイ、ありがとう、おめでとう
日常の動作→寝る、服やおむつを替える、お風呂に入る、お散歩に行く、食べる、飲む、片付ける、歌を歌う、聞く、トイレ、💩
感情や感覚→おいしい、嬉しい、びっくり、もっと(ちょうだい)、かわいい、痛い、手伝って
食べ物→ミルク、おやつ、りんごバナナ等果物、にんじんブロッコリー等の野菜、うどん、パン、おにぎり
動物→犬、猫、うさぎ、象、ライオン、きりん、青虫
生活用品→帽子、電気、テレビ、本、メガネ
乗り物→車、自転車、飛行機、電車、ヘリコプター
形容詞→大きい小さい、長い短い、熱い冷たい
色→赤青黄緑白黒ピンク
天気や自然→太陽、月、雲、雨、風、花
人物→パパママ、先生、友達、赤ちゃん
疑問詞→何、誰、どこ
指示→ダメ、危ない、待って
などがあります✨
だいたいが日本手話かアメリカ手話を簡略化した感じで、手や顔を使って表します。
赤子は基本お手本の通りには出来ないけど、慣れてくるとご機嫌で手をぶん回してこちらに何か伝えてくるようになります👋親も慣れてくると、この手の振り方はベビーサインのあれだな…と分かるようになります。どうやっても解読不能な謎動作もあるけど😅


⑥どんな過程でサインを習得した?
6ヶ月の昨年11月から正式にベビーサインを学び始めて、最初の数ヶ月は私が声かけをしながらひたすらサインを見せ続けていました。例えば、
・ご飯食べさせながら「おいしいね〜」+【おいしい】サインでほっぺを叩く
・お散歩中に犬見たら「あれワンワン!」+【犬】サインで指を鳴らす
と言った感じで。
でも1、2ヶ月はほとんどあちらからの反応無くて、少し不安になったり、反応無いの寂しい🥲と思ったり…。
初めてサインをやってくれたのは昨年12月末でした。おさかなせんべい食べてたら急に手を握ってパンパンと鳴らし始めて、それが【もっと】のサインでした🤜🤛手にはおせんべいまだ持ってたからこちらがさらにあげる必要は無かったけど、もっと食べたいと思うほど好きなんだな〜と☺️
その後は【おいしい】や【片付ける】【水を飲みたい】等をやるようになってくれました。これだけでも食事中の大体の欲求がわかるから、非常に楽になりました😊
面白かったのは、名詞系サインをなかなか(1歳過ぎてやっと【ブロッコリー🥦】をやるように…)やらなかったこと。M先生によると、名詞系サインからやる赤ちゃんとそうでない赤ちゃん(動作系形容詞系からやり始める、うちはこちら)に分かれるそうです!
1歳2ヶ月の現在、多分合計30個くらいのサインをやります。
【もっと】【手伝って】【散歩に連れてって】(自転車に乗るよ〜と私が言うと)【帽子(ヘルメット)被るよね?】と言った完全に自発的にやってくれるサインもあるし、まだ私がやって見せて模倣してくれるのみのサインもあります。
言葉も少しずつ出てきた(「にゃーにゃ🐱!」とか)から、結局ベビーサインと音声言語併用になって最終的には音声言語のみになるのでしょうが、1歳過ぎの赤子が意思を持ってこちらに伝えようとしてくる姿はとてもかわいいし、実際便利です✨
ベビーサインをする子あるある話で、耳の側で【痛い】サインをずっとするから耳鼻科に行ったら中耳炎だった…というのもあるそうです!!
あと【手伝って】サインを駆使して、ガーゼを床に落として忠実な召使い(私)に何度も拾わせるという無限地獄ゲーム🤣🤣🤣これもよくある話だそう😅
現在、実際は違う動作である【もっとちょうだい】【おやつちょうだい】【手伝って】【散歩行きたい】がほぼ同じような手パンパン👏になってますが、ずっと付き合ってると今は何を伝えたいと思ってるのか分かってくるのも興味深い😍
2歳前くらいまでベビーサインはどんどんやる数が増えていくそうなので、これからもきっと発展して行くのだと思います。トイトレにも活用したいです。
ベビーサインはもちろん万能ではないし、合う合わないや、保護者の負担とかも無いわけではないです(実際やってみての感想💦)子供がなかなかやってくれなかったりすると分かっちゃいるけど焦る気持ちも出ちゃうかも…😫
でも親が興味を持って、これは面白い!ちょっと自分が学んでみようかな?これで赤ちゃんとコミュニケーション取れたら儲けもん💰程度の気持ちで楽しくレッスンできたら、めちゃくちゃ楽しいです‼️
赤子の気持ちもとてもよく分かるし、親子関係が良くなって、イヤイヤ期もコミュニケーションが楽になり、成長してベビーサインを使わなくなった頃も親子の繋がりが深まるそうです💕
長くなりましたが、興味がある方は日本ベビーサイン協会のWebページ見てみてね😉

※執筆者はベビーサインレッスン受講生徒の一保護者であり、日本ベビーサイン協会から何ら委託を受けたものではありません。記事内の内容は全て個人の感想とレッスン内容に基づいた個人の知識です。



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