経済理解スキル #仕事塾ビジネスクラス

仕事塾ビジネスクラス1回目の授業は #経済理解スキル  

今日学んだことをアウトプットしていきます✏✏

サラリーマンは給料が上がらない

名目GDPと実質GDP

なぜサラリーマンの給料は上がらないのか。それを紐解く前にGDPについてその概念を整理していきます。

GDPとは日本が設けたお金のことで、「名目GDP」と「実質GDP」があります。

経済を考える上で重要なのは「実質GDP」の方です。経済成長率を計算するときに必要な数字がこっちだからです。

名目GDPは物価変動を含めるのに対して、実質GDPはそれを含みません。

例えばある駄菓子屋さんで2000年には1個60円のガリガリ君を1万個、計60万円の売り上げを出したとします。

対して2019年はガリガリ君が1個70円になった。同じように1万個売り上げたときこの駄菓子屋さんの売り上げは70万円になり、つまり10万円売り上げが伸びているように見えます。これが名目GDPです。

60円から70円に値上がりしたので、ガリガリ君自体の価値はあがっているといえます。ただこれは見方を変えると円の価値が下がったといいかえることもできます。これが実質GDPの考え方で、つまりこれは2000年も2019年も60万円で変わらないんです。

表にするとつまりこういうことです↓ 後から自分が分からなくなりそうなので授業のスクショのせさせてください🙇‍♀️🙇‍♀️

画像1

さっき出てきた経済成長率の求め方は、

(今年のGDPー指定年のGDP)÷指定年のGDP×100

駄菓子屋さんの例の場合GDPのところに入る数字が全部0になるので、経済成長率は0ということになります…

インフレ・デフレの仕組み

日本の経済の話に入る前に、まずはインフレとデフレについて。

インフレかデフレかを判断する指標に、GDPデフレーターがあります。

これは、名目GDP÷実質GDP で求められます。

この値が1以上のときがインフレ、1以下のときにデフレと言われます。

それからインフレのときは

企業の売り上げが上がる→株価が上がる→給料が上がる→消費が上がる→売上があがる…

というサイクルになります。デフレはその逆ということです。

日本はインフレ?デフレ?

日本の一人当たりGDPは、1998年には世界2位でしたが、その後いわゆる失われた30年という時を経て、2018年には26位になってしまいました。

GDPが下がるということは、デフレに陥っているということですが、実は日経平均株価は、上昇傾向にあります。ここ7年くらいで1万円だったところから2.4倍も増えて約2万4000円になりました。でもサラリーマンの給料は上がってないんです。10年前と比べて1.01パーセントしか上がっていません。

インフレのサイクル通りになるなら、株価が上がっているので給料も同様に上がるはず… なぜ給料はあんまり変わらないんでしょうか。

その理由は、「株価の上昇が日銀の自作自演だったから」です。

日銀は27兆円分、企業の株を買って日経平均株価を上げました。日銀がどんどん買って株価もどんどん上がるので、投資家も株をたくさん買うようになります。それで株価だけは上昇しました。

でも企業からすると、これで上昇した自社の株価を信じるのはリスクが大きすぎました。この数値は日銀が生み出した幻想で、消費者からの全うな評価とはいえないからです。だから企業は従業員の給料はあまり上げず、内部留保(企業の貯金額)が過去最多の450兆円になってしまいました。

思っていたのと違うことになってしまったので、国としては「あれ?あんまり給料上がらない??」となり、

・最低賃金を上げること ・長期派遣も給料を上げるか雇用すること ・雇用後は70歳まで面倒見ること

を企業に命令しました。

これによってもはや企業の限界は近く、終身雇用の崩壊が起こりつつあります。

給料は上がらないどころか、大リストラ時代に突入しようとしている、ということです。

もう企業は守ってくれない

海外人材に対する価値観の変化

終身雇用制が崩壊するということはつまり、国や企業に守ってもらおう!ではなくて自分で自分のことを守らなければいけないということです。

それから、私たちがこれから戦う相手は海外人材になっていきます。

日本では少子高齢化も問題になっています。人は年を取ればとるほどお金を使わなくなるので、企業は海外展開思考に急変するというわけです。それに伴い今後は戦略室にまで外国人が起用されるようになり、外資系の風土・マインドが浸透していきます。#ホワイトカラーの外国人採用

ブルーカラーについても同様です。外国人をアルバイトとして雇用することには言語や文化の壁を感じる人も多かったのですが、いざ働いてもらうと真面目で勤勉。しかも日本人のように給料や業務内容、休みなど福利厚生についても多くを求めているわけではないので、一気に採用が広がったということです。

これからは年功序列じゃなくて、個人に能力があるか否かが生き残りのカギになります。

今やるべきこと

こんな社会に生きるために、私たちが今やるべきことは学び続けることです。ビジネスは人助け、その価値を提供する力をつけるために今はできることは学び続けることです。

私から一言

「日本は良い!」という実感はありませんでしたが、「大手に入ればとりあえず大丈夫」という意識はどこかにあった気がしました。

大事なのは会社の大きさや社会的地位ではなくて、自分はそこに入ってどのように活躍できるのか、ということ。会社が自分を雇用し続ける意味を自分で作り出して実践していく必要があるということ。就職活動をしている学生としては、一光さんが言っている「提案力」の大切さを改めて感じました。

自分にたくさん付加価値をつけたい、そのために日々昨日の自分を超えて成長していきたいです。

2020.10.17



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?