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レガシー死の影自己満備忘録

1.前書き

ごきげんよう。貴方にファビュラスとセクシーを届ける愛の伝道師はるかマンです。具体的な自己紹介は前の投稿にあるので、アタクシがどんな人間か気になった方はご参考までに。あと、今年の1月にスタンダード将軍のタイトルも獲得しました(今は元将軍)。
今回はラストサン予選にて死の影で結果を残せたので、死の影について思うことを備忘録として書こうと思います。
(*プランニング、カードの採用理由などそういったことは書いていませんので、ご注意ください。)

2.死の影とは?

2.1死の影というカードについて

知っている方も多いとは思いますが、死の影というカードは黒1マナ 13/13の破格のマナレシオをもつクリーチャーです(fig.1)。しかし、そんなクリーチャーはもちろんデメリット能力を持っており、ライフの差分でp/tに修正が入るというものです。要するに死の影のp/t = 13/13は現状のライフの差分だけ修正されます。
したがって、ライフ20の時の死の影のp/tは13-20=-7より、死の影のp/tは-7/-7のため、キャストすると死にます。ここで、目指すべきライフは13未満だということがわかります。それ未満のライフになると死の影のp/tは正の値になるので、そこからクリチャーとして機能し始めるわけです。


fig.1 死の影

2.2死の影というデッキについて

レガシー死の影は思考囲い、殺し、ショックランド等で死の影がクリーチャーとして機能し始めるまでライフを支払っていき、ハンデスや打ち消しでバックアップしながら戦うクロックパーミッションのようなデッキです(fig.2)。

fig.2 よく使うカードたち

ゲームプランはライフ13を目指して、大体ライフ9(死の影のp/tは4/4)くらいで死の影をキャストして殴って勝つことを意識していることが多いです。ライフが死の影のp/tに直結することから、ある程度は受けに回ることもできるので思ったよりも器用なデッキだと個人的には思います。
デッキの性質上レガシーという畑でありながら、ライフペイができるショックランドを積極的に採用できるのが特徴的です。レガシーの2色以上の青がらみデッキの中でも"比較的"お財布に優しいので、組みやすい部類だとは思います。あくまでレガシーの中でのお話です。

3.指輪物語が死の影に与えた影響

従来の死の影は、死の影とデルバーをメインクロックとして活用するクロックパーミッションのようなデッキでした(fig.3)。しかし、当時はURデルバーの継戦能力やゲームの再現性の高さ、多色コントロールの扱うボードコントロール性能の高さに引けを取ってしまうなと実際に対峙していた際は感じてしまうことが多々ありました。
昨今の死の影は指輪物語の参入により従来の死の影からは大きく変化しました。詳細は省きますが、BUスキャム(純スキャム)のようにトロールや悲嘆を再活性することで押しつけに強くなったBUデッキがメタに出てきました。個人的に思うこととしては再活性でトロールや悲嘆を釣り上げる際のライフペイが痛いし、そのライフペイには快感が存在しないので、死の影がそのデッキに入らないかな?だれか入れて結果出してくれないかなと思っていた矢先に、BUスキャムに死の影が入ったシン・死の影が登場しました(fig.4)。

fig.3 実際に使っていた従来のリスト(2021/10~)
fig.4 実際に使ったシン・死の影

4.ラストサン予選でのデッキ選択理由

僕はfig.4の死の影と純スキャムには大きな違いがあると思います。それは意識するゲームレンジが違うところだと考えています。純スキャムはサウロンの交換条件がデッキに入っていることからそこそこ長めのゲームも見ているんじゃないかなと考えており、それに対して、死の影は再活性後に死の影でダブルアクションをとって対応しづらい盤面を押しつけることに特化しているので、純スキャムほど長いゲームを見ていません。純スキャムは再活性のライフペイをリソースとして考えづらく、長めのゲーム用のカードが入っている割にはライフが融通聞かせてくれないのが歯痒いなと思っています。しかし、シン・死の影はライフペイをアドバンテージとして捉えることができ、死の影のためのライフペイついでに対処のしづらいクリーチャーも盤面に出るお得セットのように感じました。
サウロンの交換条件はどこまで行ってもまくり目になる最高のカードですが、ゲームが長引く可能性と死の影ほどデッキに対しての造詣がないことから、シン・死の影を選択しました。3マナが重く感じるので、それを打たざるを得ないゲームはしたくないという後ろ向きな理由もあります。

fig.5 青黒の強いカード

5.結果

結果は前書きにあるように決勝まで行くことができ、デッキと僕の考えがかなりフィットしていたと感じました。
大会の結果は、

BUスキャム 2-0
グリデル1-2
黒単ポックス2-0
オムニテル2-1
4-0の友人からのトス
SE2位

RUGデルバー2-1
グリデル トス
でした。
感想は、準決勝でまあまあえぐいミスをしましたが、ゲーム全体を通して死の影はなんだかんだサイズがデカくて強いと思う場面が多く、上述した再活性のライフペイが生きたゲームができました。

6.使うにあたって

使うにあたって考えるべきプランは3つあります。
1.スキャムプラン
2.従来の死の影プラン
3.スキャムと従来の複合
1.は言わずもがな、スキャムプランを立てながら、早期にゲームを終わらせるプランです。2.も言わずもがな従来の死の影のようにハンデスや打ち消しでオークや死の影、マークタイドをバックアップして殴り切るプランです。サイドカードはハンデスと一緒に白いデッキ相手にマークタイドを出す際はハンデスか死の影にソープロ打たせてからキャストしましょう。
3.だけは特例で、1のプランが瓦解したときに2.に切り替える際のプランです。サイドボードガイドは教えてエロい人よろしくのX(旧twitter)にあるのでご参考までに。デッキの細かいところは違いますが、考え方は同じだったので一読するだけで結構変わると思います(英語はDeeplで翻訳翻訳!)

7.最後に

死の影はいつも何故か環境に存在している不思議なクロパでしたが、指輪物語の参入により押しつけられるミッドレンジに昇華しました。本記事には記載しなかったんですが、オークの弓使いも異様なほど強いですね。スキャムにしたシン・死の影自体は擦ってまだ日が浅いですが、すごく感触が良かったのでこれからも擦っていきたいですね。

長い文章でしたが、ありがとうございました〜。

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