西村幸夫 都市から学んだこと

大師匠である西村幸夫の講演会及び、都市から学んだ10のことの本を読んだその感想。

まず印象的だったのは、西村先生の人柄。都市についてあそこまで笑顔で楽しそうに語る人は初めて見た。まさに都市、まちづくりオタク。俺もあんな風に自分の専門とか趣味とかを語れる人になりたい。

都市プランナーにとって必要なのは「都市に住む人の想いを感じる感性」と「まちを深化して見る専門性」である。自然発生的に表出したように見えるものでも誰かしらが過去に計画して作ったものである。そこに存在することには必ず理由があるし、物語がある。都市は気候、地形、周辺環境による構想力を持っている。また、どんな街にも住む人がいて、その人たちが作る景観が存在する。それを見過ごしてはいけないし、想像、共感する感性を養わなければならない。

まちづくりに求められるのは、総合的な最大幸福を実現すること。そのために、感性を磨いて都市そのものではなく、都市を生きる人々の生活そのものをデザインしたい。




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