ライブハウスの後ろの方で
ゆるやかな死と再生を繰り返す ライブハウスの後ろの方で
渦になる音の宇宙を漂ってゆらゆら、ひとりぼっちを愛せ
唇に押し当てたプラスチックのコップ油断をしたら泣きそう
動かないあの子の頬に降り積もるミラーボールのひかりが綺麗
暗闇に届く歌声わたしたちひとりじゃないと錯覚してる
今はまだロックンロールのせいにして世界平和を叫んでいたい
あたたかな指先だったCDの向こう側でも生きていた人
気の抜けたジントニックを飲み干して帰る世界が綺麗なうちに
耳鳴りが消えない鼓動だけ響く夜のまんなか世界が遠い
真夜中に弦を替えます寂しさをぱちんぱちんと断ち切るように
もうずっと君のギターを見ていない あんなぴかぴか光ってたのに
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