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行動せよ

あれこれ考えるより行動をしたほうがいい。

みたいな概念、ありますよね。
歌詞のテーマにもよく使われるやつです。
頭で考えられることは限界があって、そんな時間があったら一歩踏み出したほうが早い。確かにそう思います。
しかし、今、ミュージカルの制作をやっていて、この言葉に違うニュアンスを感じています。

あれこれ考えたり調べたりしたら、無謀に一歩踏み出せば大変なことになると気づいてしまうので、アホなままくらいがちょうどいい。

みたいな感じでしょうか。

いやほんまに、実際に制作を始めてみると、こんなに大変なら(自分の身の程と比べて)、やりたいなんていえなかったなと思ってます。
何年か前に「ミュージカルを作りたいんです」と舞台制作チームに訴えた僕の目は、確かにキラキラしていたかもしれませんが、それは身の程知らずのアホウの鈍さからでした。

まあ、そんなことをいえば、演奏もままならない田舎者たちが「バンドで東京に出て成功してやるんじゃ」とほぼ同じ状況なので、経験済みとも言えるのでしょうか。
ただ、ほぼ同じ状況とはいえ、決定的に違う点があります。それはバンドで成功云々を言ったのが二十歳そこそこだったのが、今回はいい大人ということです。成長とか成熟とかいう言葉は僕の辞書にはないのでしょうか?
そんな辞書があるとしたら、「やってみたいと思ったことはやってみたい」という言葉ばかりが書かれていることでしょう。同時に「やってみたいことはやってみたいが、それを助けてくれる人がいるなら、全力で頼る」とも書かれていることでしょう。
ポルノでもそうですし、今回のミュージカルでも。

舞台制作のスタッフや、演出家、音楽制作の時のこーへーなど、これまでも助けてくれる人たちを紹介してきましたが、ここに音楽監督が加わります。
演劇人の聖地、新宿村に音楽監督を引き受けてくださった方に会いに行ってきました。

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