![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105737894/rectangle_large_type_2_b2ecaf5f27495e451378967b5fb10255.jpeg?width=1200)
福岡
先週、福岡に行ってきました。
今回のミュージカルの舞台は地名こそ限定していませんが炭鉱の話で、炭鉱と言えば九州だろうということです。
本や映像でたくさん調べたとはいえ、現地に直接足を運んでおくのは大切かなと思ってました。このタイミングで時間が取れました。
曲も脚本も上がろうかとしていますが、それでも現地の空気を感じておくというのは無駄にはならないと思います。
以前にも取材しておけば良かった、と思ったことがありました。
「横浜リリー」という曲をリリースした後のことです。
主人公の男はヤンチャで照れ屋なんでしょう。彼女に面と向かって将来の夢を語れない彼は、何かの帰り道で横浜の汽車道に差し掛かった時に、不意に橋の欄干に登りました。「ばか、危ない」と止める彼女をよそに、彼が自分の胸の中にある夢をぶっきらぼうに語りました。
みたいな脳内イメージで歌詞を書きました。横浜の名所が舞台の我ながら悪くないシーンだと思いました。落ちたら危ないくらいの橋ですね。参考イメージはこんな感じです。
「横浜リリー」は曲の良さもあり、ファンの方にはまずまずの反応をいただきました。
問題はその後でした。
曲を聴き、気に入ってくださり、実際に汽車道にまで足を運ばれた方からの「晴一さん、無理っす」というご意見を目にしました。
何が無理なんだろうと、ネットだったかガイドブックだったかで、汽車道の写真を見るとこんな感じでした。
うん、危ないどころの話じゃないね。
この橋の上に登って夢語っても聞こえないしね。
警察くるし。
じゃあ、あの物語は出鱈目で聞く価値のない歌だというのか、と自分のことのように怒ってくれる方もいるでしょう。
いいえ、違います。あの歌の主人公はあなたの胸の中にある汽車道の欄干に登っているんです。
余計な話が長くなりましたが、福岡での取材。
まず向かったのは、
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/16628562/profile_a6b927a8c4f8868077d2d8c18ad142f8.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
散文、もしくは想像の遊び場。
ハートランド(生ビール) ¥580
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?