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See through you by seeing through your eyes

人を「みる」ということがあまりできないはずだった。
自分の口から出ていたものは何だったんだろう....
けれど今朝感じた心のしこりは、自分が変わってしまったという悲しさよりも、自分が自分じゃないようなその違和感からくるもののような気がして、少しほっとする。

人の本質なんてどこにもないのに、そのないものを必死に探し出そうと、何か形あるものとして目の前に置かなければ気が済まなかったらしい。

人を柔らかさをもってみることができていた自分が好きだったし、いまでも好きだ。

誰かを、みて、みさせて、みさせられ、
何かが曇ってしまっているような気がしてもどかしい今日この頃だ。


見えるようで見えないその距離感を楽しめる、分からないものを分からないまま置いておく余裕がどうやらなかったらしい。


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