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今年のキーマン・田中和基〜野手編〜

みなさんこんにちは、Harutoです。

暇を持て余しているので連日の投稿になっていますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

今回は、個人的に今年の野手のキーマンとして考えている田中和基選手について書いていきます。

ご存知の方が多いと思われますが、まずは簡単な紹介から入っていきます。彼は、2016年にドラフト3位で立教大学から入団しました。スイッチヒッターで、パンチ力のある打撃と俊足が持ち味で守備も巧みにこなします。また、ファンからは「かーくん」と呼ばれるほどの愛されキャラで、チームでもトップクラスの人気を誇る選手です。

彼を今年のキーマンとして挙げる理由は大きく分けて2つあります。


まずひとつは、1番打者に最適であると考えられることです。彼が新人王を獲得した2018シーズンには、タナキクマルならぬ「タナモギアイランド」が浸透していたように、トップバッターとして機能していました。その年には、打率.265,18本21盗塁という期待以上の成績を残しました。

現在では、去年・一昨年のFAで獲得した鈴木大地・浅村で2番,3番を敷くことができ、より強力な陣容へとグレードアップしています。そこで重要なのが誰を1番にするのかという問題です。

まず、1人目の候補が茂木です。昨年は彼が1番としてほとんど1年間定着していました。彼の積極性と打撃センスには目を見張るものがあります。しかし、昨シーズン終盤には疲労からか成績は大きく落ちました。彼の2019シーズンの通算成績は打率.282で12位、出塁率.358で15位、OPS.779、安打数は160本で6位という華々しい活躍でした。しかし、8月は打率.263,出塁率.323,OPS.721、9,10月には打率.167,出塁率.263,OPS.430とかなり大幅に低下していました。またスぺ体質のため、万が一離脱となるとトップバッターの不在はチームに大きな影響を与えかねません。様々なパターンの打順が考えられますが、彼を5番あたりに置いてみてもおもしろいかもしれません。

そして2人目の候補は島内です。彼は出塁率が高く、全打順本塁打の記録からもわかるように、1番でもある程度は機能すると思われます。しかし先ほどの茂木もそうですが、機動力という面で田中に劣ります。キャリアハイの盗塁数を見てみても、島内は11(昨季は3)、茂木は12(昨季は7)に留まっており、2018シーズンの田中は105試合の出場ながら21盗塁と圧倒的です。1番打者において出塁率というのは非常に重要な指標ではありますが、秋山・西川・荻野といった球界屈指のトップバッターを見てみると、機動力は不可欠なように思われます。また、塁に出た1番打者に足があるのとないのでは、バッテリーや守備陣にかかるプレッシャーも異なります。これにより、自ずと後続の鈴木や浅村らの成績アップ・チームの得点力アップにもつながるでしょう。

よって、2018シーズンの田中が復活し1番打者としてふさわしい成績を残すことができれば、チームの攻撃力アップに繋がることでしょう。


そして2つ目の理由が、より盤石な外野陣を形成できることです。現段階でレギュラー濃厚なのは島内、ブラッシュだと思われますが、後者はDHとしての起用も増えるため、実質3枠中2枠は空いています。昨季も開幕前は「外野の層厚すぎる」といった声が飛び交っていましたが、いざ開幕してみると田中は不調に怪我、オコエも期待外れの成績で、辰己がルーキーとしてはまずまずの成績を残したのみで下水流や渡邊を外野手としてスタメン起用する場面が目立ちました。今年は辰己の更なる飛躍、田中の復調、オコエ・小郷の覚醒、新ポジ挑戦中の内田・山﨑と期待株は多いですが、レギュラー当確とまではいきません。現段階でこの中で頭ひとつ抜けているのは、田中・辰己の2人だと思っていますが、年齢・実績からして前者には島内に次いでレギュラーに定着してもらいたいところです。彼が復活してレギュラーとして定着することで、外野陣に厚みが増し、より競争が激化すると思われます。

田中和基選手はプレーヤーとしてだけではなく、人としても素晴らしいです。いつまでも謙虚な姿勢から好感を持てますね。彼はチームでもムードメーカー的存在だと思っているので、今年こそ再ブレイクしてチームの躍進に貢献してほしいですねそしていつの日かトリプルスリーを達成してほしいです。

それではこのへんで(^^)

ありがとうございました。


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