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「東京」

前回MV「曇りのち、」そして今回の「東京」の
撮影・編集はCCPMLABOさん(@usudy77)です。

彼についてちょっと話します。

彼と出会ったのは2015年6月でした。
桐島レンジさんの繋がりで、たまたま春がふるの音源を聴いてもらったことが始まりでした。

彼はとても気さくで、映像について知識をひけらかすわけでもなく、純粋に撮ることが好きな方なのだな と初めて会ったときからそう感じていました。

彼は「東京」という楽曲を出会った当初から映像化したいと言ってくれていました。

バンドとしてまだまだ知名度が低く、実力も自信のない私たちにはそのことがとても嬉しかったのです。

彼は「東京」という曲に自分自身を重ね、もしかしたら作った本人たちよりも、何か深い深い思いを抱いていたのかもしれません。
そのことについて具体的に話をしたことはないけれど、彼が常々言っていた「情景が浮かぶ」というひとこと。
まさにそれが今回映像になったのです。

東京という街にも、
様々な人の鬱屈した心情があふれています。
でもそれは雑踏にかきけされて、みんないつも通りにまた日々を過ごしていくのです。

彼ほど繊細で純粋な視点の持ち主はいないと思っています。撮影しているときは口数が少ないけれど、見逃してはいけないものがあるからいつも真剣に黙々と撮っているのだと思っています。

私たちと彼は損得で繋がっている関係ではありません。
お互いを信頼しあい、お互いの作品を尊重しています。だからこそ今回のような作品が出来たと思っています。

彼に出会い、春がふるの世界は広がりました。
感謝してもしきれません。
出会えて本当によかった。
ただただありがとう。