書くことを始めてみよう

書くことが好きだ。

というより、自分の内側に広がる見えない世界を言葉にすることで可視化し、そうすることによって自分自身の考えを整理しようとしているのかも知れない。

自分自身と対話していることを文章にすることで、頭の中をクリーンアップしているのだと思う。日記というのはそういうデトックス作用があって、古くから人は日記をつけて日々の出来事や自分の想いを記録しているのだろう。

最近、目覚める直前、アラームが鳴る一時間前くらいに起きてしまう。そして、仕事のことばかり考えてしまう。しかも新しいアイデアとかではなく、ああ、あれやらなきゃとか、あれうまくいくかなとか、そういう、心のどこかでひっかかっている出来事がもやもやと頭の中に浮かぶ。しかも半分寝てるから、何の解決にもならず、それをノートに書き留めようとか、いっそ今すぐその仕事を片付けようとか、そういう気分になるわけでもなく、ただひたすらに頭の中をぐるぐる歩き回っているだけ。ちゃんと目覚めて改めて考えると、さして緊急性もなく、大したことではないのだから、余計に自分の貴重な睡眠時間を邪魔されたことにいらつく。なんせ、すっきりさわやかな目覚めではない。体的にはまだ寝ていたいから、結局その状態で30分くらいベッドにいる。

どうにかならないのか、と思う。もっと体を動かした方が良いのか。心と体の使い方のバランスか。心の使い方も恐らくバランスが偏っているのだろう。処理能力ばかり使っていて、クリエイティビティを司る部分をほとんど使っていないから。ひたすらに鈍っている。誰からも何からも制御されずに、ゼロから創造していくことや、感情がゆさぶられるような体験というのをしばらくしていない。きっとそういった感性を育てるための栄養が枯渇している。これはテレワークを推進する上での一つのハードルになる気がしている。

心に響くものを探しに外に出かけたい。自分の知らない世界をこの目でまた見にいきたい。記憶に強く残るようなセンセーショナルな体験をしたい。そういうときめきを感知するセンサーのようなものが、歳を重ねていても鈍っていない、むしろ研ぎ澄まされている、ということを実感したい。

今日はひたすらに雨。明日もひたすらに雨。でも、この二日間は、やらなくてはいけないことから解放され、心にひびくものだけ求めて、満たされよう。ゆっくり、一歩づつでも良いから、しっかりと前を向いて、進んでいきたい。


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