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ヤバい上司にあたってしまったら

こんな仕事、今すぐやめてやる!と大抵の人が思ったことがあるだろうが、多くの場合、合わない上司に対する不満が原因ではなかろうか。

私はこれまで10人くらいの上司を経験しているが、その中で勝手に満足度ランキングをして、下から数えて3人と、上から数えて3人。何が違うかなと考えてみると、やはり人間性の部分が大きい。ワースト3名は、自分本位というのが明らかな上に、それを隠し、人の努力をすべて自分の手柄にしようとするいやらしさ、ずるさが人間性にあらわれている人。ずるくて、こざかしい人というのは、どこの世界にもいる。そういう人に限って、ずぶとく生き残るし、ずるがしこいので、立ち回りがうまい。どうにかしたいと思っても、自分の周りに周到に包囲網を張っているので、そう簡単に崩せない。

今もしも、こざかしい上司に疎まれている人がいるならば、まずはあなたが今すぐ声をあげなくても、近くにいる人たちはちゃんとその人の疎ましさに気づいていると思うので、様子を見よう。状況を変えるために声をあげることはとても大切だが、人を動かすにはタイミングというのもとても大事である。用意周到にいかないと、あなたの声は一瞬で吹き飛ばされてしまうどころか、希望しない方向にもっていかれて、エネルギーの無駄遣いに終わってしまうこともある。ということで、ベストな声上げタイミングがくるまでは、虎視眈々と上司のどんな行動が誰にどんな影響を与えたのか、それがどういう結果を生み出しているのか、具体的に記録をしておこう。そして、そんな時自分ならばどうするか、というのも併せて考えておこう。

その人がどんなにこざかしい言動をして、あなたの人生をかき乱していても、会社に必要とされている状況であれば、声をあげても何も変わらない可能性が高い。声をあげるベストなタイミングというのは、その人が提供している価値を他の誰かまたは何かによって代替え可能になった時だ。より能動的にその状況を作り出すには、自分が代替えになることだ。自分が、その人に負けない、またはそれ以上の価値を出せるということを周りにクリアに証明できれば、その時こそ、声をあげるタイミングだろう。

それまで嫌な思いをしてきたあなたであれば、どんな言動が人のモチベーションを下げるかよく理解できるだろうし、かける言葉にも気を遣うことができるだろう。よって、より良い上司になることができるはずだ。

なので、これは自分に対する備忘録的な意味合いもあるのだが、ヤバい上司にあたってしまったら、何とか感情をコントロールをしつつ、自分が早々に代替えとなれるよう、日々スキルアップに努めることだ。

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