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腹痛に耐えて、北海道マラソン完走!

北海道マラソン本番!

いよいよ待ちに待った(?)北海道マラソン当日(*^^*)
ホテルの部屋の窓から外を見ると、予報に反して晴れ間が広がっていました。

 昨晩、札幌に入ったときに東京のような暑さに驚きましたが、大したことないだろうと思いつつ、ホテルで朝ごはんを食べていざスタート地点へ。一緒に参加する大学の友だちの姿を探して、大通り公園をぐるぐる。緊張のせいかお腹が痛くなってしまい、友だちに会うのは諦め、スタート地点のブロックに整列します。

 事前に登録したゴール予想タイムが遅めなので、2回目の号砲とともに後方からスタートしました。ほぼ1週間ぶりのランニングだったので、最初の10kはアップと捉えてじっくりじっくり走りました。沿道には市民のみなさんが並び、オリジナルの応援グッズをたくさん目にしました。

 あれ、おかしい。なにかおかしい。1/4も到達していないのに、だるさが身体に訪れます。あ、これが練習不足ってやつかと思いながら、20kまでは我慢、我慢と気持ちでごまかします。

 半分も走り切らないうちに、折り返しでトップ選手たちが爆速で駆け抜けていきます。上位の人たちとすれ違うと市民ランナーからは自然と拍手がおこり、すこしほっこりします。

 20k地点あたりから、雨粒がぽつぽつ。これはちょっと涼しくなるかも と淡い期待を持ちながら、走り続けます。あれ、雷鳴が轟いているぞ、ん?これ、天気大丈夫?と思っているうちに、雨が降り始めました。

 給水所のスポンジや水で濡らした分なのか、雨で濡れた分なのか、もう何がなんだかわからない。でも、服はびしょびしょ笑。少しすると雨も止み、レースは後半戦です。長い長い新川通の折り返しで友だちと会えるかも!と思って、ずっとコースの左端を走り、反対側の車線を走るランナーたちをずっと見ていました。

 「あっ」と思った瞬間、「春助」と声を出しながら友だちが目の前に現れました。すでに身体はかなり消耗していましたが、会えた嬉しさで瞬く間に元気になり笑顔が戻ってきました。

 新川通の折り返し25k地点を過ぎて、あとは大通りまで戻るだけ。戻るだけ?え?この辺りからキロ表示が来るのが体感ではどんどん遅くなってきました。30k手前で、給水所のボランティアのお兄さんが、「水被りたい人いませんか~?!」と大声でがなっていました。

 走りすぎて頭がおかしくなっていた自分は、「はーい!お願いします(>_<)」と言って、お兄さんの下へ。ざぶんっ。あまりの冷たさに悶絶し、声が漏れました笑。

 とにかく前へ、前へ。もうフォームなんて気にしてられません。身体が動くうちに、少しでも距離を稼ぎたい。その一心でスピードを少し上げました。当然、すぐに力尽き足がとまりかけます。

 冷水を被ったせいか、お腹も冷え腹痛が襲来。35kまではなんとか耐えますが、ここからが本当の闘い。なんと再び雨が降り始めました。今度は大雨。リタイアも頭をよぎりますが、ここまできたら完走、完走と呪文を唱え、歩みを進めます。

 呪文はいつしか掛け声に変わります。大学の剣道部で使っていた掛け声。「い~ちにっ いちにっ そ~れ」なんて口ずさみながら、がむしゃらに走ります。

 ようやく北大の敷地内に入ります。雨は大雨からもう笑っちゃうくらいの豪雨に。悲鳴をあげる身体に鞭を打ち、一歩一歩ゴールへ近づきました。

 北大、さらに道庁の敷地も抜け、大通りを右折し、ゴールが見えました。ここで爆速ギアチェンジ笑。足が吹き飛ぶぐらいのダッシュをして、ついにゴールしました。

 留萌から駆けつけてくれた友だちと合流し、今年の北海道マラソンはおしまい!

 応援してくださった方ありがとうございました。(*^^*)

 
 実は...レース中の腹痛の原因は、前日の夜に食べた油そばのラー油でした。レース前の腹痛も、レース後半の腹痛もラー油のせいでした。走り終わったあと、しばらくして再び腹痛に襲われ、トイレに駆け込むことになりましとさ。結局、一日中おしりの穴がfire状態で、やっぱり大バカ者の春助でしたとさ。


おしまい、おしまい。(完)

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