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ただ、波の音を聴いていただけ


時折、急にことばを書き連ねたくなる。

適度にテキトーで、気にするとこはかなり気にして、苦しんだり楽しんだりしながら、ことばをつむぐ。

2017年。夏から秋にかけてのできごと。

先日、ふと友人が放った言葉。

気心しれた友人同士。
場所は、夜の海の家。
20代前半〜30代後半の男女9人。
(ちなみにこの時、お酒は2人くらいで私含め、ほとんどのメンバーはスムージーを選択。飲み比べした結果、バナナスムージーがNo1だった)

最近どうよ?

みたいな流れから、仕事関係の話へ。

ある女の子による、最近の話。
就活真っ只中。
2018年度卒の大学生が、就職先を決めていくことと、自身の現状を比べ、深みにはまっているような気がした。

私は、大学時代決して就活の模範生とはいえなかった。むしろ劣等生だと思ってる。

彼女が、言う。
「周りの人の年齢とかは気にならないけど、自分はきっと理想が高いから、気になるんだと思う。今、この年齢でこの状態のことが。」

まるで、自分のことのよう。

だけど、少し違うな、と思った点もある。

「面接受けても、気に入ってもらえない。愛嬌を出せない」

偉そうにいうつもりはないけれど、
気に入ってもらえるように話す姿は、きっと相手に見透かされてる。
もし作り上げた偽物の姿は、きっと後に自分自身を苦しめる気がする。

コミュニティや、人の和、空間偽物誰よりも敏感な彼女が、それを取り繕うなんて、失礼ながら無茶なのでは。
そう思った。

同じように思ったのだろう。
友人の一人が、言った。
「〇〇は、就活でもなんでも、ニッチなところでウケるタイプで、逆に俺は、一般的なことを言ってウケをとるタイプだと思ってる」

ついさっきまで、
寝てただろ、と誰かが声をかけると、
いや寝てない、
波の音を聴いてただけ、

そんな答えを返していた彼だった。

私も、彼女に対し
思っていることを、差し出しがましくない程度に、伝えた。おこがましくも思えたけども。

彼女にちゃんと届いてるだろうか。

そして、それは私自身にも言えること。

Facebook。
もうほとんど使ってないけれど、ふとした時にさらっと眺めてる。メッセンジャーのアプリで連絡をとることも仕事プライベート問わずあるので、というのも理由なひとつ。

ひょんなことから、
昔 ちょっとの間だけど一緒に過ごしていた人の現住所の変更を知った。

今は、すでにFacebook上のことでしか知らないので、それが厳密に本当なのかなんて知る由もないけれど。

その人の住む場所に、足を踏み入れることもなかったし、未だにその地に降りたこともない。けれど、なんだか勝手に親近感のような、不思議な思い入れはあった。

その地名が削除され、新たに違う地名が登録される。

何事も変わらないなんて保証もないし、引っ越しなんてその人個人の自由だし、自然なことなのに。
なんだかちょっとさみしさを覚えた。色んな意味で。

さみしさも感じながら、その中で

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こんなところで止まっている自分なんて見たくない 恥ずかしい むなしい

そう思った。

自分のことだけど、どこか客観的。だけど感情の波がふつふつしてくるかんじ。

夏のある日、海の家で、
彼女の話を耳にしながら感じていた想いに似ていた。

自分の成長のために、職を変えるひとがいる
自分の現状に満足できずに、もやもやする自分がいる

いろんな思いがあっちゃこっちゃ交錯し、
浮かんでは消えていく

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