父親にしかできない唯一の役割。

noteをやっていることを
リアルの友達には
一切言っていないのです。

なぜなら、これまで
SNSを否定しまくってたから。

大学生の頃から
海で仲間と手をつないで
ジャンプする瞬間を写真におさめて
Facebookにあげるような
リア充にはなれず

かといって
ひきこもり、ぼっちっていうほど
孤独でもない。

絶望まではしていないけど
決して納得もしていない、
そんな中途半端な立ち位置で。

「交友関係は狭く深く」
「友達多すぎるやつは逆にイタい」

みたいな平凡な理屈を
こねくり回して
自我を保っておりました。

時はたち
「インスタ映え」なんて
言葉が流行りだして。
その渦中にいるパリピ達よりも

どちらかというと
そっち側の人種じゃない人が
あえて「インスタ映え~www」って
冷やかすようなスタンスをとり

「インスタに必死なやつダッセ~」
っていう空気が、やんわり醸成されたとき

「やっと時代が追いついたわ~」って
勘違いも甚だしい自尊心を携え
キモいニンマリをしていたのです。

🍀

写真をとるという行為は
それを後から見返して
当事を懐かしむというのが
もともとの目的であったのに

それを人様に開示して「いいね」を得る
という新たな目的が加わったことで

写真を撮ること
イコール
「あ~こいつも承認欲求人間なんだ~」って思われそう、
という
今から思うと、若造すぎる妄想が
当時は割とガチで働いたのです。

そんな風に拗らせていたもんだから
ハル嫁と付き合ってるときも
結婚してからも

デート中に、人様の足をとめて
写真をとってもらうというのが
どうも苦手で
お互いのソロショットばかり
増えていき

いつしか写真をとることも
減っていったのでした。

🍀

そんな
がんじがらめで、生きづらく
尖りちらした私も
息子が産まれると
改宗でもしたんか!!
っていうくらい
すっかり変わりますわな。

毎日毎日
撮りまくり。撮りまくり。

スマホのギャラリーは
息子の写真ばっかりに。

お互いのスマホで撮った後に
LINEで共有するのが
いちいち面倒くさくなってきて

いつしか息子の写真は
ハル嫁のスマホに一本化。

私が
息子の写真をとりたいときは
ハル嫁のスマホを
勝手に拝借し
パシャパシャ撮って

息子の写真を眺めたいときは
これまたハル嫁のスマホを拝借し
思い出に耽ることもしばしば。

そんな風に
カメラライフを満喫しておりました。

🍀

でも
「慣れ」というのは
どんな局面にでも訪れるもので

毎日が新鮮だった育児も
いつしか日常になり
写真を毎日欠かさずとってたのが
2日に1回になり、3日に1回になり、、、
とズルズル
写真を撮るという行為からは
遠ざかるように。

それでもハル嫁は健気に
撮ってくれてるから
鑑賞する分には、
一切困らなかったのです。

🍀

そんなときに出会ったこんな記事↓↓

私の尊敬するnoteクリエイターの一人
クマさん

最近、お忙しそうにされているけど
クマさんが、
記事をあげるとコメント欄が
ドドドってくる、人徳溢れるお方です。

noteにおけるモチベーションで
救われたことも何度か。

この人を知るきっかけになった記事が
↑↑のやつ。

こどもの写真って、ソロ写真多いけど
他の家族も写っている写真あった方が
子どもが大きくなって見返した時に
どんな表情で育ててくれたかわかるから
感慨深いよ、っていう内容。
(もっと素敵に表現してくださっているから
ぜひぜひ読んでほしい)

この記事を初めて読んだとき
ズッキーーン
脳天に刺さりました。
(擬音語がこれで合ってるかはさておき)

これまでスマホの中は
息子のソロ写真ばっかり。

そういえば、ハル嫁はちょくちょく
私と息子の写真を撮ってくれている。

一方
ハル嫁と息子の写真が
ほとんどねえ。。。

毎日一緒に過ごしているのに。
運命共同体なのに。

🍀

正直、わたくし
noteで育児のこととか
書いちゃってるけど
「なんちゃって」なんですよね。
ぶっちゃけ。。。

「育児のこと」に興味はあるけど
実務は苦手というか、

どの予備校の誰の先生がいいか、とか
どの参考書がいいか、とか
やけに詳しいのに
勉強そのものは得意じゃないやつ
みたいな。。。トホホ


自分がやってる育児なんて
ハル嫁が毎日している
多種多様のタスクのうち

できそうなものだけ
息子が不機嫌にならなそうなものだけを
ちょちょちょと、かいつまんで
やってる程度のもので、

これは俺にしかできん
なんてものは一つもないんです。

🍀

と思ってたけど、あった。

父親にしかできない唯一の役割。

ハル嫁と息子の日常の写真って
自分しか撮れないわ。

毎日、24時間
体力と睡眠と自由を削りながら
それでも楽しそうに
育児をしているハル嫁。

今は、同じ毎日の繰り返し
って思ってまうけど
いつかは過去のものになっちゃう
ハル嫁と息子の些細な1シーンを
写真におさめておこう。

クマさん、ありがとう。
超超 遅ればせながらだけど。

🍀

最後に

あの記事は結構前に読んで
そのときズッキーーンってきたはずなのに
しばらくすると
またいつもの日々に戻っていた。

それを思い出してくれたのが
この企画↓↓。

オススメパパさんの記事を紹介する企画。

Mapleさん、ありがとう。
良いきっかけになりました。

ハル嫁と息子を
パシャパシャする
習慣を取り戻します。

おわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?