春色の太平洋

はじめの一歩

新しいことをひとつ始めると、それとは別の世界のドアも開くような気がしています。

昨日、初めて本気で支援したいという想いで、あるNPOに寄付をしました。自分がNPOをやっているのに、他の団体に寄付したいと思ったことがなかったのは不思議です。

「私の寄付など少額すぎて役にはたたないだろう」
「こんな物を寄贈されても、いらないかもしれない」
「担当者の負担にしかならないのでは」
そんな思いがぐるぐると頭の中をめぐりましたが、でも、もしかしたら、誰かの役にたつかもしれない。

新しいことを始めるのに、背中を押してくれるのは誰かに対する想いであることが多いことに気付きました。「もしかしたら」「誰かが」喜んでくれる。そういう期待が強いからでしょうか。

ハンコを彫り始めたのも同じ理由でした。
ここは本当に美しい場所で、空も海も山も、来た人はみんな好きになってくれます。もっとたくさんの人に届けたい。私たちが好きな景色を少しだけ切り取って伝えたい。美術系を学んだことのないただの素人ですが、少しだけでもいいので、見た人がどこか懐かしさを感じたり、笑顔になってくれたらと思っています。

どこかで誰かが笑顔になってくれる種をまこう。昨日寄付をして、そう決めました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?