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家族海外生活、私流の現地への馴染み方(道半ば)

三年ほど前、全く予備知識のないアイルランドに子連れで住み始めた私達家族です。
夫のジョブチェンジに伴い、仕事をやめて現地について来た無職の私が(つまり地域社会と何の繋がりもない人間が)、どのように地域情報を得てきたのか、書いてみようと思います。

大家さん、ご近所さん

住み始めた頃、生活必需品を買うためのお店情報を教えてもらいました。食べ物は自分たちの好みに合うものを試行錯誤した方が楽しいですが、掃除用品や交換品などは、探し回る時間が勿体ないので聞いた方が良いと思います。
後、旅行の話は誰もが大好きなので、国内旅行を予定している、などと漏らせば、いくらでもその地方の情報を教えてくれますね。


子供のクラスメートの保護者SNSグループ

小学校の決まりで、クラスメートの保護者全員が一つのWhatsAppグループに入っています。学校からの正規連絡ではないものは、このグループを介して行われます。
例えば、今日の宿題のページを教えて、とか、誰かの上着を取り違えてしまった、とか、先生への贈り物どうする、とか。学校がらみで分からないことがあれば、気軽に聞ける場になっています。

無料の英会話教室

"無料の"と書きました。語学学校主催ではなく、地域コミュニティ主催の、という意味です。(完全な無料ではなくお茶代程度を払う場合もあります。)
語学学校主催のコースは、小さな子供を抱えるハウスマネージャーではそもそも時間帯が合わず参加不可能。
より地域に根ざした情報を得るには、語学学校よりも地域コミュニティ主体の方が良いと思います。話すトピックスも、生徒の希望を聞いて貰えますし。

バス待ち時間のお喋り

案外、穴場なのは、一期一会のバス待ち時間です。通勤通学時間帯はいざ知らず、日中はおじいさん、おばあさんと巡り合わせればお喋りしてくれる事もあります。
とはいえ、私の能力では年配の方の英語は聞き取りが難しい事も多々あり。何言っているかまーったくわからーん、という事もありますが、語学よりコミュニケーションを楽しむようにしています(汗)

地域社会のFacebookグループ

これは結構穴場かも。
管理者が承認してくれたら、地域社会の情報をダイレクトに垣間見ることができます。
承認してくれるかは、管理者やグループの理念によりますので、承認してもらえればラッキー程度で。ちなみに私が申請して承認されたのは、5割程度でした。

地域広報誌

スーパーに置かれている無料の広報誌です。例として、上に画像を貼っています。
広報誌は一般の新聞よりも単語が平易ですし、何より地域に特化しているのが良い。町や通りの名前、お店の名前も覚えられるし、ローカル情報満載なので、お得なネタも拾えます。
コロナの影響で一時は廃刊も囁かれていましたが、今また復活してくれて私は嬉しいです。

趣味スポーツの集まり

私はズンバと折り紙クラブに参加しています。
自分では切り絵教室を開催したりしていました。
ここ一年は、オンライン開催になったりと、途切れがちではありますが。
ヨガでもテニスでも(こちらではテニスは金持ちスポーツではない)何でも良いと思うのですが、何か共通の趣味をやる人の集まりに所属する事は、精神衛生上、良いことだと思います。

現地日本人からの情報

現地に物理的な日本人コミュニティがなくても、ネットで情報交換している場があれば、そこを覗くのも良いと思います。
あとはFacebookで現地日本人グループや、日本国内にいる現地所縁のグループを探すとか。

以上、思いつくまま書きました。
こんな状況で、三年過ごしてきましたが、現地出身者との国際結婚でもない家族が、現地に馴染むのにはまだまだ道半ばです。
同じような境遇の移民家族とはそれなりに交流があるのですが、純粋なアイルランド人との家族ぐるみの付き合いは言語能力の隔たりが大きい事もあり、中々ハードルが高し。

引き続き、試行錯誤しながら過ごしていこうと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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